『ラビママ・UさんとMとMパパと』

ルカな、来てん

月も来たねん

さっきおかさんは
知らないヒトと楽しそうにお喋りばっかりしてた

ルカは抱っこされたり
かわいぃーとなでなでされててんけど
それより早くボールがしたかってん

投げれ～
投げれ～～
もっと投げれ～～

最高ボール

コントロール悪いけど
許したる

ボール、どこにとんで行くか分らんけど
許したる
だってラビママ・Uさんはボールしょしんしゃやもん
ちゃんとルカが取ってくるから大丈夫やでー

今日の投手
ははじめましての白シュナ・ラビのママUさん
友人Mが開業する鍼灸院の受付嬢です

見えるでしょ優しい笑顔
遠くからもよくわかる
ほのぼの空気があそこに漂ってる
私でさえ入りずらいほどの
あそこだけピンク色したしゃ～わせな空気

優しいお手手

このお手手にボール置いたら
また投げてくれる

壊れそうなルカと
弾ける月
わ～～～～～～い
わーーーーーーー

息が上がって
体温が異常上昇してるルカに
Uさん
優しく休憩タイムをとってくれる

月は甘えて
体をすりすり

月のことも忘れんといて

ふらふらゆらゆらと月が走りだして
こら～～っ月ぃー
追いかけて行ったその場所で
ふと
今年初めての四つ葉を見つけました

ありがとう月
いいよママン
きっと美味しいよ

猛烈な愛のボール投げの結果
完成度高いルカの顔

と
そこへ
友人MとMパパ登場

もうあかんー
って言ってるのに
Mがまたボール投げ始めて
ルカは厳しい特訓を受けるかのように走りまわってた

一方
月はMパパに抱っこ
えへ

あー、ルカが壊れる
ボール終了
ここに隠したんやろ

人間の目をしたルカが我々を見る

ルカ・月の時間は終わり
私はMが発芽させたゴーヤの苗を貰って
その足でホームセンターへ急いだ
つづく