ただ、「なんかここに神様がいる気がするぞ!」と感じる場所があれば、それを大切にし、時にはお供え物をしたり、祭りをしたりしていたようです。
後世になって、「神聖な場所には祠を建てる」という文化が流入してからは、そこに神社も建てられましたが、未だ、祠のない聖地もあちらこちらにあります。
のちに祠を建てられた神社として有名なのは、三輪山をご神体とする大神神社や、那智の滝をご神体とする熊野那智大社など。
この二社はともに「日本最古」を名乗っていますが、どちらも相当古い聖地だと思います。
ご神体とされているのは、山や巨石、滝などが多いように思いますが、ほかにも海、池、そして島などがあります。
印象に残っている聖地はいろいろありますが、最近のものでは、出雲の立石神社でしょうか。
祠などは一切ないでしょ?
この大きな岩がご神体です。
島根は出雲大社以外の神社もちゃんとPRしようとしているらしく、小さな神社でもご由緒などがちゃんと説明されていました。
立石神社は幹線道路から案内標識も作られていたぐらい、「押しスポット」なんだと思いますが、それほど人は訪ねていないようです。
そこそこキツい山道を行かなくてはいけませんし、夏場は虫もかなり出そうな環境ですが、古い信仰を感じる場所でしたよ。
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