遅っ! | 野球放浪記『百聞不如一見』

遅っ!



もうすっかり季節は秋です。ぎふ清流国体で大阪桐蔭が春夏連覇と合わせて三冠達成し、まだ若干、夏の余韻も残っておりました。


各地では来年春に向けた戦いが佳境に差し掛かっています。


そんな中、早くも東北大会が開幕し、1、2回戦が行われました。


ぼくが密かに注目しているのは福島県の光南高校です。


背番号10をつけている八木沢天成投手の勝負球は球速45キロの山なりのスローボールなんだそうです。


この球で相手の4番打者から三振を奪ったこともあるようです。


ストレートは130キロ台中盤で、その球速差は約80~90キロです。


そもそも球速45キロなんて、よく計測できたなと思います。これだけ遅い球だとスピードガンでは計測不能になりそうなものです。


ある新聞の情報だと、130キロ台のストレートと80キロ台のスローカーブなんだそうです。それでもかなりの球速差です。


この球で初戦の対戦相手である能代の打線を封じ込め、見事、完封勝利を収め、準々決勝に駒を進めました。


今年のセンバツでは大阪桐蔭の藤浪投手や花巻東の大谷投手が肌寒さがあるなかで150キロを連発して観衆が沸いたものです。


もし、光南が順当に勝ち進んで、センバツ出場を決めて、このスローボールを投げ込めば、甲子園がどよめくことは間違いないでしょう。


福島県と言えば、県内無敵の存在なのが聖光学院です。夏は6年連続で甲子園出場を果たし、今も継続中です。


この連続出場がスタートする前に、夏の甲子園に初出場したのが光南でした。聖光学院の影に隠れてしまってますが、光南もまた福島県では強豪校です。


聖光学院以外のセンバツ福島県代表となると01年に21世紀枠で出場した安積まで遡ります。


久々の聖光学院以外の福島県代表になるか?という点においても注目していきたいです。


がんばろう日本!


“new challenges and my new style” NORI