【書評】経営計画は1冊の手帳にまとめなさい | 飯島法久の毎日がプロジェクトマネジメント!

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そんな背景の中、益々プロジェクトマネジメントの重要性が問われるようになりました。弊社はプロジェクトマネジメントに特化したコンサルティング企業です。






さて、本日は経営計画の作り方を、分かりやすく指南して頂けるこの一冊をご紹介致します。


会社を経営する上で、経営計画はとても重要ですが、いざ作るとなると何だか難しそうに感じます。


また、どのような経営計画書が効果的なのか。。

数字が得意ではない人には、更にハードルが高く感じます。



そのような悩みを抱えている経営者の方は、とても分かりやすく解説してありますので、ご一読頂ければと思います。


著者の小山さんは、毎年増収増益の優良企業の経営者です。

僕も、今後の「教科書」の一つとして、活用していきたいと思っています。



では、早速いつも通り解説して参ります。




①構成要約

1. 「経営計画書をつくる」ことを決定する
まずは、経営計画書をつくることを決断してください、というわけです。決断から行動が始まる、というわけですね(^-^)
夢を叶えるコツに似ていますが、「紙に書く」という行動が、目標達成の秘訣とのこと。
でも、作り方が分からないのは、どうしたら良いのでしょうか?
小山さんは、「今すぐ」「パクって」「手帳サイズで」作りなさい、とのこと。
「正しく決定する」のではなく、「早く決定する」のが、経営においては超重要だと、教えて頂けます。


2. 「数字」を決定する
「数字が決まれば目標が決まる」と言います。
確かに、具体的な数字になっていないものは、曖昧になってしまいますよね。
「数字」を決めれば「方針」が決まり、「どの商品で稼ぐか」が決まる。
その際に重要なことは、「達成出来ない目標」を決めることだ、と小山さんは仰います。
大切なのは、「目標」と「実績」の差額を知り、「対策」を立てること。
売上目標は、「社長が欲しい金額」で立てれば良いそうです。
ターゲットは、「5年で売上倍増」!


3. 「方針」を決定する
「会社は『やり方』で決まるのではなく、『決定』で決まる」
それを決めるのは社長、決定するのは「方針」。
では、どうやって方針を決定するか?
それも、「手を動かして」他社の方針の立て方をパクれば良いそうです。
重要なポイントは、「できないこと」ではなく、「できること」だけを書くこと。
実行する時は、出来ることを集中してやれ、ということですね。
「経営理念」も、後回しでOK。「方針」を実行した先にあるから。


4. 「スケジュール」を決定する
方針を決めたら、それをスケジュールに落とし込みます。
「誰がいつ何をやるのか」ということですね。
1年先のことを「4週1サイクル」でパターン化することで、実行しやすくなる、とのこと。
何故なら、仕事は「月単位」ではなく、「週単位」で行われているのが普通だからです。 


5. 「経営計画発表会の開催」を決定する
最後にすることは、それを「発表」すること。
発表することで、決意を共有する意味合いがあるのです。
その発表会には、銀行の支店長も呼ぶべきだ、と小山さんは仰います。
「社長と社員の姿勢」を見て、判断してもらえば、融資の判断材料になります。
そして、その経営計画書も銀行に渡せば良いそうです。
どうせ、融資をお願いする時は、提出することになりますからね。


6. 「経営計画の徹底」を決定する
ここまで来れば、あとは実行あるのみ。
そして、それを実行するのは社員であるから、如何に社員へ徹底するかが、経営者の仕事になります。
その際にも、経営計画書を用いて、「政策勉強会」を開催すれば良い、とのこと。
そして、「経営計画書を使わざるを得ない」仕組みをつくり、社員が携帯したりノート代わりに使えるようしたり、時々「抜き打ちテスト」を行うことで、徹底出来るようにするコツが解説されています。
 



②所感

最近、「目標を紙に書く」ことを実践しています。
それは、「書けばそうなる」という、様々な方々のアドバイスから。

事業計画も、同じように作れば良いんだな、とこの本から学びました。

特に、決定を行うプロセスが、とても細分化され分かりやすく解説されているのが、この本の一番のメリットだと思います。

目標設定や計画が大切なことは誰でも分かっていることですが、個人はもとよりしっかり実行出来ている会社も、それほど多くはないのが実態だと思います。

でも、どの会社も何かしら数字目標や事業計画があるはずですよね。

何故達成出来ないかと言えば、やはり「立て方」に問題があるのだと思います。

個人で言えば、「行動するために何を計画するか」が重要だと思います。

目標が明確になることで、行動が明確化します。
経営も、全く一緒なんですね。

実行出来ないような計画を立てても意味が無いから、しっかり実行出来るように計画を立てなければ。

でも、目標はあくまで高く設定する。
この辺の兼ね合いが重要だと思いました。

そして、経営において一番必要な、「決定」の仕方を学ぶことに重点を置いているのが、僕にとっては非常に役に立ちました。


早速、経営計画の見直しをかけているところです。




③こんな方へオススメ

1. 事業計画の立て方が分からない方
2. 数字目標の立て方と実行の仕方を知りたい方
3. 増収増益を実現出来る事業計画を作りたい方










本日も最後までお読み頂き、誠に有り難うございました!
 

皆様との良きご縁に深く感謝申し上げます m - - m



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