【書評】フィンランド流 社長も社員も6時に帰る仕事術 〜田中健彦〜 | 飯島法久の毎日がプロジェクトマネジメント!

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さて、今日は僕の働き方に影響を与えた、この1冊をご紹介します。



この本のテーマは、フィンランド流の仕事の仕方から、「残業をしないで生産性を上げる」方法を学ぶというものです。



フィンランドは人口520万人の北欧の小さな国です。

有名な企業は、携帯電話のノキア、家具のイケアなどがありますが、何れも世界に名だたる優良企業です。


他にも、北欧の国は非常に競争力の高い企業が多いのですが、彼らは遅くまで働きません。

6時には殆どの社員が退社してしまうということです。

夏期休暇も長く取ります。



日本の会社で、そんな風景を想像出来るでしょうか?


今でこそ、「ノー残業デー」が浸透して来て、水曜や金曜は早く帰宅する会社員の姿が目につきますが、それ以外の日は結構遅くまで働いている方も多いのではないでしょうか。


「早く帰る」と言っても、仕事を怠けているのではなく、非常に生産性の高い方法で効率良く仕事をしている姿が描かれています。

だから、「早く帰れる」のだと。



ポイントは、以下の3つです。

◼︎ 定時に帰っても「結果」を出す
◼︎ ワークライフバランスの確立
◼︎ それを支える教育システム




さて、
ここからは僕の体験談です。


僕は20代後半から、日本人の働き方に疑問を持つようになりました。

きっかけは、中国人の友人を持ってからです。


この本では欧米人が多く取り上げられていますが、私(恐らく皆様も)の身近な人の例では、中国人にもこれは当てはまります。


当時の中国人の友人曰く、

「日本人って、仕事が終わってもなかなか家に帰らないし、家族と一緒にご飯を食べる人少ないよね。君はおかしいと思わないの?」


これを聞いて、「ハッ」とさせられました。
まさにカルチャーショックでした。


そう言えば、確かに当たっている。


勿論そういう実態は明らかであるし、多くの日本人は「早く帰って家族と過ごしたい」という発想自体が無い家庭が多いのが事実なのではないか。

その時まで、僕も特にそういう意識を強く持ったことはありませんでした。


そうした考え方の変化があった後、この本を手に取ったので、とても頷けるところが沢山ありました。


異国から来た友人の何気ない発言が、その後の生き方やモノの考え方に影響を与えたのは間違いありません。


ひょっとしたら、彼に出会わなければずっと正社員として遅くまで残業し、毎日のようにお酒を飲んで遅く帰宅する生活に満足していたかも知れません。


今の僕は、平日のフルタイム勤務の他にいくつか仕事を持っているし、早く帰ってからもやらなければならないこと、やりたいことが沢山あります。

残念ながら、まだ独身で一人暮らしなので家族と過ごす時間はありませんが。。


それに、今は叶えたい夢があるので、空き時間は全てその実現のために投資をしたいと考えています。

何れ家庭を持った時には、出来る限り早く帰宅して、家族と一緒にご飯を食べる生活をしたいです。



今の僕は、定時に帰るのが理想で(勿論出来ない日もありますが)、少しも無駄な残業をしたいとは思いません。

勤務形態上、ある程度拘束時間があるので出勤時間と退社時間はコントロール出来ませんが、出勤した後は、フル回転で効率良く仕事を進め、常に早く帰れることを心がけています。

会社にとっても、無駄な残業をしないことで経費節減になりますし。


それでも、期限に間に合わなかった仕事はありませんし、概ね相手の定めた期限よりも早く仕上げるようにしています。


「定時までに絶対帰る!」と決断してしまえば、意外と出来てしまうものだと思います。

何も忙しく働くばかりが仕事ではないということですね。



「なかなか早く帰れない」
「家族と過ごす時間が欲しい」
「勉強したり、充実した余暇を過ごしたい」


こんな思いを実現出来ていない方がいらっしゃったら、是非ともこの本を手に取ってみることをオススメします。


そして、「ワークライフバランス」を実現して、
仕事と人生を豊かにしてみたいと思いませんか?









本日も最後までお読み頂き、誠に有り難うございました!


皆様との良きご縁に深く感謝申し上げます m - - m



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