大阪のキャリアコンサルタント(キャリアカウンセラー)木村典子です。
そんな先輩管理職女性(ロールモデル)がいると、目指すゴールがイメージしやすいですよね。でも、、、そうとも限らない。
前回のこのシリーズの記事で、先輩管理職女性に目指したい人がいない と悩むあなたへ(その1)として、お伝えしましたね!
今回は、その続き、(その2)です。
(※前回の記事を、まだお読みでない場合は、先に、コチラから前回の記事をお読みくださいね!)
40代・50代の先輩女性。
管理職として、バリバリ活躍する姿をみて、素晴らしいとは思うけれど、自分も同じようになりたいとは思えない・・・。
そんな悩みを抱える、20代~30代のあなた。
専門用語でいうと「ロールモデル」=「あの人みたいになりたい!と思う人」が、社内にいなくて、自分の幸せな未来をイメージできないんですよね。
40代・50代の管理職女性に、仕事一筋!に見える人がなぜ多いのか?
改めて、考えてみていただけましたか?
実は、私も、その世代。
なので、その先輩女性たちが生きてきた時代・社会を、私自身も経験してきているので、その理由が実感としてわかるんです。
今とは、あまりに社会が違ってたんです。
詳しくお話ししますね!
男女雇用機会均等法が、初めて施行された年って、何年かご存知ですか?
1986年(昭和61年)。
今年が2015年なので、あなたが20代だったなら、まだ、あなたが生まれる前のこと。
今、50歳前後の女性は、そんな時代に、就職したり、新社会人として過ごしていたんです。
今では考えられないことですが、”雇用機会均等法”ができる前までは、求人募集の段階で、「女はいらない。」と堂々と言える時代だった訳ですよね。
私は、まさに施行された年に、新卒就活をしたので、企業選びの条件として、「女性だからという理由で、補助的な仕事しかさせてもらえない企業でないこと」が、第一条件でした。
大学の先輩から耳にしていたからなんです。
「●●会社は、女性は研究職で採用されても、補助的なことしかさせてもらえないよ。」とかね。
なので、私が新卒就職した大手メーカーは、当時としては、とても女性活用が進んだ企業でした。
そんな会社でも、就職後、当時の40代の先輩女性から言われた言葉を、今も覚えています。
「女は、男の2倍働いて、やっと認めてもらえるのよ。」
まさに、高卒から叩き上げで、働き続けてきた先輩女性から言われた言葉。衝撃的でした。
そう、今、50歳前後の女性が20代の頃は、そんな時代から、ようやく変化を遂げようとし始めた時代だったんです。
「25歳を過ぎたら、クリスマスケーキ」
今や、死語になっていますが、50代の先輩女性が20代だった頃は、世間で当然のように言われていた言葉でした。
女性は、24歳までに結婚して当たり前。
25歳を過ぎたら、クリスマスを過ぎたクリスマスケーキと同じ、、、という意味の表現。
今、こんな発言をしたら、セクハラで大問題になりますね!でも、当時は、社会全体が、その風潮だったんです。
しかも、
「結婚したら、退職するのが普通。」
「子どもができたら、退職するのが普通。」
そんな価値観が、世間一般に広くあった時代です。
今、増えつつある”イクメン”なんて、とんでもない!という時代。
当時としては、女性活用が進んでいた企業に、新卒入社した私。
そんな私が、新人の頃、
2つ上の先輩が、社内2~3万人の中、初めて1年間の育児休暇を取得することになって、「へぇ~!!!」と、驚いたくらいでした。
「家事と育児は、女性がするもの」と考えている男性が、”ふつう”だったんです。
「妻を働かせるのは、自分に甲斐性がないことになるから、恥ずかしいことだ。」と考えていた男性も、珍しくなかった時代です。
いかがでしょう?
そんな時代・風潮のなか、女性が働き続け、しかも管理職になっていくことは、今と比べて、かなりハードルが高かったんです。
なので、、、
今、活躍する40代~50代の先輩管理職女性には、仕事一筋に生きてきたように見える人たちが多く存在するのは、ある意味、当然のこと。
だから、「今、あなたが働く会社」のなかに、「あなたが望む生き方・働き方」をしてきた女性管理職の先輩はいなくて、ふつう、、、とも言えるんですよ。
生きてきた時代背景・社会が、あまりに違うんです。
「今の会社に、目標にしたい女性管理職の先輩がいない」からといって、、、、「今の会社で、管理職になって働くには、あの先輩のような生き方をしなきゃいけない」訳ではありませんよね。
今、20代~30代のあなたが、生きている時代・これから生きていく時代は、全く異なります。
労働人口が減り続けていく未来。
女性の働く力を、どんどん発揮していってもらいたい!、、、そんな時代。
法整備も進んでいます。
国も力を入れています。
男性の考え方も、大きな変化を遂げています。
いかがですか?
すこ~し、見え方が変わってきましたか?
真面目で責任感の強い人ほど、”自分が将来、管理職”と聞くと悩みがち。
そんなあなたの悩みにお役に立つ記事を、このシリーズで綴っていきたいと思っています。
シリーズの次の記事を楽しみにお待ちくださいね!
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