今年の夏は、

例年の海外旅行はやめといて(大嘘っ!)、

学生時代の友人を訪ねての北海道旅行もあきらめて(これはほんとっ!)、

草津温泉でちょっとだけのんびりにきめた。


のんびり温泉に浸かって、美味しいもの食べて、ぐだらぐだらして、

音楽を聴いて。


今年はこれっ!草津音楽祭に決めたぁっ!


細君と二人、我らが指揮者 角さんの率いる東京オペレッタ劇場の「魔笛」を聴いてきた。同じ時間帯、東京文化会館ではウィーン・フォルクスオーパーの「メリー・ウィードウ」が演奏されていた筈だが、間違いなく「魔笛」の方が面白かった、そう言い切れる楽しい演奏会でした。タミーノを襲う大蛇がどんな風に登場するだろうかしらと想像しながら序曲を聴く。


ヴォルフガング·アマデウス·モーツァルト作曲『魔笛』

2012525()19:00 赤坂区民ホール(港区)

【出演】

 伊藤純(ザラストロ) 針生美智子(夜の女王)

 砂田恵美(パミーナ) 小貫岩夫(タミーノ)

 押川浩士(パパゲーノ) 里中トヨコ(パパゲーナ)

 与儀巧(モノスタトス) 三宅理恵(第一の侍女)

 杣友惠子(第二の侍女) 牧野真由美(第三の侍女)

 東京オペレッタアンサンブル

 音楽監督·演出 角岳史


弦楽器4部とフルート・クラリネット、それにチェレスタといつもに比べたらなんと立派なオーケストラ。フルート・ピッコロは小編成オーケストラの中でバランス良く柔らかな音で検討。細君はチェレスタの音色に不満げ、本当はグロッケン・シュピールだよね。


序曲が流れる中、舞台には登場人物がスポットライトで紹介される。これがなかなか素敵。ベルイマンの「魔笛」を思い出した。ベルイマンの場合は、登場人物の紹介ではなく、客席に座る聴衆の顔を次々と見せてくれたのだが。


まずは助けを求めるタミーノの登場。ちょっと太め、北杜夫のなんとかかんとかの王子様といった様子。悪くはないが、もうちょっと品性・品格が欲しかった。浅草オペラの田谷力蔵ってところ。ちょっぴり不満。主役でありながら、なんとも存在感のあやういのがこの役。よっぽど素晴らしくないと目立たない、損な役回り。


三人の侍女は歌も、芝居もこなれている。中々、存在感もあった。


パパゲーノはピカ一。何度聴いても、このオペラ、パパゲーノとパミーナが主役に思えてしまう。この二人の素敵なデュエットも多いし。パパゲーノは、良く知られた歌も多いし、台詞も多いし、目立つとってもお得な役回り。押川さんは立派にこなし楽しめました。


夜の女王は言うこと無し。他の歌手やオーケストラと上手にアンサンブルして、魅力的な夜の女王でした。


とっても存在感のある重要な役回りのザラストロ、ぎこちなさが目立ち、声にも重みがなく、残念でした。


いつもなんて可愛そうな役回りと思ってしまう、モノスタトス。上手いんだが、下手なんだか、良く分からないのはいつもの事。


夜の女王と比べると、繊細さが足りなかったのがパミーナ。突然の大声がちょっと室内オペラ風には不釣り合い。


パパゲーナは、ばあさん声で場内アナウンスも。なかなか小憎らしい演出。パパゲーノとの有名な二重唱だけでも十分。この二重唱が大好きで、いつもここで目頭が何故が熱くなる。この歌、一度は歌ってみたい。パパパッパパッ!


その他

 台詞には何箇所か未成熟な部分があった。

 スクリーンに大蛇をはじめ色々な物を映し出す舞台演出はなかなか素敵でした。


また次の公演が楽しみ。

いつか、オペラやりたいな。



リコーダーアンサンブル、コンソート・ミノーレの「小さな演奏会」を聴いてきた。平日の午後、休憩なしで1時間程の演奏会。前回は3年半前、フィリア・ホールでの演奏会。確か、上手だったよなと思って、楽しみにしていたのだが、あらら、がっかり。前回のレビュー を読み返してみたら、上手だとは一言も書いていなかった、思い違い。


他の音が鳴っていながら詰まって音が出なくなるのがわかったり、指も舌も音ももつれて、いいとこ一つもなかったなあ。

演奏された曲の中で、斉藤恒芳さん(有名な方らしいが・・・)の、「フランス古舞踊のスタイルによる4つのタブロー」は、指揮の吉澤実さんのお話を聞きつつ、ひょっとしたら面白いかもと期待したが、これにも見事に落胆。NHK「みんなの歌」のエッセンスみたいで味気なし。演奏のせいかもしれないから、楽譜を見つけてみよう。


ちょっと、勿体ない1時間でした。



二年半振りの演奏会。聴きたかったがオケの定演前日で色々あって、本番は聴けず。リハーサルの一部を聴かせていただいた。




リコーダーコンソート青葉 第8回演奏会

 メロディーの花束 ~一日の音楽~

2012年1月28日(土)

 フィリアホールにて  指揮 渡辺清美


第1部 ~朝の目覚め~

 5声のブラウニング 木々の葉は青く  バード

  グループのテーマ音楽、何度聴いても、活き活きとして良い曲。

  ソプラノが弱い、テーマを吹いても目立たない。

  対旋律になったら隠れ過ぎ。

  全体のパートはよく聴こえて良いのだが、

  今はどのパートが頑張り時かが不明瞭。

  バスは立派すぎて、もう少し控え目に。


 朝の歌  エルガー

  揃っていないせいか、ソプラノの発音が不明瞭なのは残念。

  この曲のバスはうるさ過ぎずにちょうど良く。


 協奏曲 変ロ長調   テレマン

  ソロが際立たない。だから、メリハリがない。


 レイズ ユア ハット    ケアリー

  こういう曲はこのグループの身上。楽しそうに演奏し、

  聴く者も楽しくなる。

  渡部先生の好みなんだろうな。

  3曲目のステットソンは、トラさんがでてきそうな・・・。




第2部 ~Tea Time~ パート紹介

  リハーサルの最後だったので、残念時間切れで聴けず。




第3部 ~夕べの音楽~

 セレナーデ へ長調     レーリッヒ   

 ミッドサマー モリス    レーウィン

 メガ・ロニー        ローズ

 ムーンライト セレナーデ  ミラー

  どれも聴いて楽しい。それで十分とも言えるし、

  まだまだとも言えるし・・・。


・本番を聴けなかったのは残念だけれど、

 リコーダー合奏を存分に楽しめました。

・昔からのメンバーの姿が舞台の上に見えなかった。

 ソプラノの音がちょっぴり寂しかったのはそのためか。  

・次回は2年後、楽しみ。










ちょっと古新聞、

音楽専科の先生がメンバーになっている女性コンソートの演奏会を聴いてきた。

東京レディースコンソート”さやか”th Concert

 2012年1月21日(土) 第一生命ホール

◆松下耕(指揮)  ◆前田勝則(ピアノ)

◆岡本知高(ソプラニスタ)

◆東京レディースコンソート”さやか”

Ko MatsushitaStabat Mater (委嘱初演)

◆サン=サーンス:Ave Verm

◆シュミット:「En Bonnes Voixop.91 より

◆ドビュッシー:月の光  他



まず一言で総括、合唱って楽しいね。

中学校一年生の一年間、ボーイソプラノでコーラス部(女性部員ばかり・・・)に参加し、変声期と共に脱出するも、音楽の先生に常に引っ張り出されていたので、一応経験のある合唱。その内いつか復活と思い続けて、この齢に。中学校でも、高校でも、大学でも、合唱部って、どこかつんと澄まして、お行儀が良くて、入りにくかったなあ。


Ⅰ部は、フランスの作曲家の作品がずらり。雰囲気と言い、プログラムで読む歌詞といい、シャンソンそのもの。しばらく聴かないシャンソンを楽しんだ気分。取るに足らない日常が、軽妙な音楽になる。フルート曲のいくつかは知っているものの、コンサートで聴いたのは初めてのシュミットが気に入った。ドビュッシーのアラベスクは編曲は最高、わくわくして聴いた。次々、引き継がれるアルペジオ、声の質が違うのでちょっとぎくしゃく。オーケストラ版もあるし、木管五重奏での演奏もあるので、必ずしも声の質の問題だけではなかろうが。


第Ⅱ部は、ソプラニスタ、岡本知高さんの独唱。声量はあるようだけれど、声の質には艶っぽさもなく、決して魅力的な声、好きな声ではない。ちょっとがっかり。


第Ⅲ部は、この団体の指揮者で作曲家の松下耕氏のStabat Mater。弦楽四重奏にコントラバスとピアノが加わり、岡本知高さんをソリストに迎えての演奏。あまり気は進まないでいたのだが、思いの外面白かった。現代曲とはいえ、合唱なのでとんでもない唱法が有るわけでもなく、ごく普通の曲。最後にはもっともっと軟弱になって、イムジン河を髣髴とさせる雰囲気。室内楽が加わることさえ克服できれば、あちこちで演奏を聴けるかもしれません。


プログラムに演奏会の日時、会場名が記載されていないのは、どうして。演奏会の覚えとして保存している私にはちょっと困りもの。しゃぁない、ボールペンで追記。


第一生命ホールは、なかなか素適なホールでした。運河越えも、トンネルの中の動く歩道を使って、らくちん、寒風もなんのその。

ただ一つ、ホール内を、ああ忙しい忙しいと走り回る、整理係りのおばさんは、とっても邪魔だった。ゆったりとした気分で音楽聴こうと思っているのに・・・。









私たちのオーケストラの指揮者、 角岳史さんが主宰する東京オペレッタ劇場 の「こうもり」を観てきた。


ヨハン·シュトラウス二世作曲
『こうもり』「おかしな奴らが、おかしなパーティにやって来る!」

2011年12月23日(祝)14:00開演  24日(土)14:00開演
内幸町ホール(千代田区)

【出演】
 里中トヨコ
(ロザリンデ)  針生美智子(アデーレ)
 澤村翔子
(オルロフスキー) 吉田伸昭(アイゼンシュタイン)
 大山大輔
(ファルケ)

 和田歌子(ヴァイオリン) 野間美希(ピアノ)

 角岳史
(指揮者)


たった5人の出演者、オーケストラは2人+鉄琴奏者(指揮者兼任)。

これで、最高のオペレッタが楽しめるんだから、オペレッタって素適。

自由奔放な演出を許されたオペレッタだからの楽しみ、

日本の今年のあれこれ出来事を皮肉たっぷりに散りばめて、

もう完全に、ゆく年くる年の気分。


アデーレの妹イーダや弁護士ブリント博士や刑務所のフランクは

登場せずともなんとかなるとは思ってはいたが、

ロザリンデの前の恋人、アルフレッドなしでどう話は進むかと楽しみにしていた。

さすが、角先生、うまいことやってくれました。

たった2名のオーケストラを指揮して、鉄琴奏者もこなした角先生は、楽しそうでした。


分からなかったことふたつ、


ひとつは 後半の舞台の背景にぶら下がっていた絵。

見たことある絵だけど、誰のなんだっけ。

そんなことより、「こうもり」の舞台にどんな意味があったのかなと。

実は、殺風景なので、絵を一枚、だったりして。


もうひとつは、

女優になる援助を求めるアデーレに向かって言ったオルロフスキーの言葉。

 「そんなことはなんでもある。」

「なんでもない」、ではなくて、「なんでもある」、

誰も笑いはしなかったが、笑いを誘う台詞だったのか、不可解。


こんなことを考えて、昨夜は中々寝付けなかった、ってことはないが。


5月には「魔笛」の公演、楽しみ。



今年も行ってきました、一年に一度の楽しみ。

10年前の20回演奏会には、OBとして参加させていただいたがあれから10年、

早いなあ。

ちょっと古新聞になってしまったが、記録を残しておこうと・・・。


東京ブロックフレーテンコーア 第30回演奏会

2011年12月3日(土) 浜離宮ホール 14時開演

指揮 古山和男


『哀悼曲』  ジョスカン・デ・プレ

 いつも最初は、音合わせの、耳馴らしのゆったりとした曲。

 残念、ちっとも音馴らしにはなっていない。

 耳馴らしの曲にしても、もう少し歌があっても、

 歌の心があっても良かったように思う。

 あまりにも慎重過ぎて、聴く耳には辛い。


『私は若い娘』・『波はささやき』 C.モンテヴェルディ

 いつものストイックな、あまりにもストイックな楽器を鳴らさない奏法は

 のびやかさに欠けて。


『ありがたきかな、救世主イエス 』  作曲者不詳/A.シュムペルツバイム

 同上。


『宇宙戦艦ヤマト』のテーマ(楽器紹介) ・・・・・・・ 宮川泰 (1931-2006)

 演奏がどうのこうの以上に、今日の演奏会、この団の演奏会を象徴する演奏。

 サービス精神のかけらもない。聴衆に媚を売る必要はないが、

 もう少しなんとかしようがあるのでは。


『アフリカ組曲第2番』 1.「朝早く」 2.「大きな流れ」3.「市場の広場」  S. ジーク

 ここまで来ると、耳は完全に批判的になっている。

 吹きこみはそうそうできているようだが、単調でちっとも流れない。

 曲が面白くないのか、演奏がいけないのか。

 

休憩をはさんで、後半の演奏。


『リコーダー協奏曲 ヘ長調』  G.B. サンマルティーニ 

 (リコーダー独奏 古山和男)

 ソロはブリュッヘンも強烈な演奏スタイルだが、

 破綻のない演奏であってこそのものだね。

 とても好きな曲だったので残念、やっぱりペトリの演奏が懐かしい。



『主よ、人の望みの喜びよ』 カンタータBWV147より J.S. バッハ


組曲『水上の音楽』より G.F. ヘンデル

 「アレグロ」「アンダンテ」「アリア(エア)」「ホーンパイプ風」

 「レントメント(ルール)」「アレグロ(カントリー・ダンス)」「コロ(クワイヤー 


 もうすでに、語る気力もなく・・・。



アンコールはバッハの『G線上のアリア』と『ふるさと』の二曲。

ふるさとでのソロは良かった。



★演奏会とは直接関係はないが、終了後に思いがけないハプニング。

 25年前に一緒したメンバーとの思いがけずの再会。

 近くのサイゼリアで会食、OB会を立ち上げようということになった。

オケ仲間がメンバーの弦楽合奏団の演奏会、去年に続き2度目、

トロンボーン吹きのオケ仲間と一緒に聴いてきた。


日時:2011年10月9日(日)14時開演

開場:トッパンホール

指揮:横山俊充


フランク・ブリッジ 弦楽オーケストラのための組曲

 ヴィオラが活躍、成程、ブリッジはヴィオラ奏者だったそうな。

 一曲目の豊かな旋律についこっくり、ヴィオラのソロでびっくり目覚めた、何が起きた!

 難しい曲、特に3曲目のノクターンの半音階、なんだか微分音のような。

 でも、今日の演奏曲目ではこれが一番、弦楽合奏を聴きたかったから。


モーツァルト ピアノ協奏曲 第15番 変ロ長調

 なんだか、音合わせが不思議だったが、まあ、どうでもよいこと。

 ピアノの音色はいいねえ、きらきら光ってる、ころころ玉の様に、絹の滑らかさ。

 2楽章はあの23番の協奏曲の2楽章を髣髴させた。

 3楽章は、23番ほどには輝いてはいなかったが。

 アンコールのソナタはあまりに不自然な演奏で、グールドだったら問題なかったろうが、

 アンコールは蛇足、鰻足、蚯蚓足。


ヘンデル シバの女王の入場

 無くてもよかったかな、この曲は、オーボエ奏者のため?


ハイドン 交響曲第85番 変ロ長調 「王妃」

 本当は、かなり楽しみにしていた曲だった。

 が、管楽器と弦楽器のテンポ感が違ったり、

 4楽章などはテンポ以上に忙しなく、騒がしく、がっかり。


花束嬢の女の子、とっても嫌だったんだろうなあ。


管楽器が加わったことによるプラスより、マイナスの方が多かったような。

今後、この合奏団はどのように変わっていくのだろう。



久しぶりの演奏会、昨年の11月にさんざんだった横浜シンフォニエッタの演奏を聴く。

細君への誕生日プレゼントを兼ねて。


横浜シンフォニエッタ第4回演奏会

2011年8月11日(木) フィリアホールにて


ハイドン(ホフマン) フルート協奏曲ニ長調

ハイドン 交響曲第104番ニ長調 ロンドン

ライネッケ フルート協奏曲ニ長調

プロコフィエフ 交響曲第1番 古典交響曲


 フルート  白尾彰

 管弦楽   横浜シンフォニエッタ

 指揮    山田和樹


総合評価 前回の期待外れを思い出し、ルイ・ロットの音色が聴ければよいさと

ちょっぴり心配して出かけたが、近年稀にみる楽しい演奏会だった。


これが白尾彰さんのフルートの音色と意識して聴いたことはなかったのだが、

まろやかで、柔らかく、ビロードのように艶っぽく、煌めき、真珠の珠が転がるような。

ゴールウェイの機関銃フルートなんか糞くらえだっ!

この音色を聴きながら、呆れるほどに、にやけていた。


中・低弦と木管楽器群は素晴らしい。でも、細かいところがもう少し自然にそろって欲しい。

バイオリンはちょっと駄目、前半のファーストは、ときどきアンサンブルを乱していた。


打楽器奏者は一人のはずなのに、ティンパニとトライアングルの音が同時に、

あらら、一人二役、雑技団風、迫力満点の打楽器奏者でした。


一曲演奏が終わると皆楽しげな顔になるのだが、演奏中はみんな気難しい顔して。

ただ一人、後半プログラムのセカンドバイオリンのトップサイドの女性は、

とても表情豊か、楽しそうに演奏していました。


良い意味でも、悪い意味でも、山田和樹さんの癖やら好みやら臭いやらが強くでた演奏。

どうか、今後もフィリアで演奏会を。

大昔、彼の指揮で演奏をしたことがあった、もう一度そんなことがあったらと思うが叶わぬこと。




2年ぶりに演奏を聴いた。

渋谷交響楽団第50回定期演奏会

2011年5月22日(日) 14時開演

渋谷C.C.Lemonホール

指揮 前田 淳


来月の私たちの演奏会のチラシをプログラムに挟み込みにフルートの相方さんと。

せっかくなので、演奏を聴かせていただいた。

夕方には練習があるので、長いプログラムの終りまで聴けるかとはらはらしながら。


ラベル 古風なメヌエット 作品7

 若き日のピアノ曲を老いてオーケストラ演奏のために編曲したものとのこと。

 弦楽器の塊は力強く心地もよかったが、管楽器の塊がひ弱に聴こえた。


チャイコフスキー バレエ組曲「くるみ割り人形」作品71a

 半年前に私たちの演奏会でも取り上げた曲。

 さぞかし上手な演奏が聴けるだろうと思ったが左程でもなかった。

 小序曲 かわいらしい演奏、トライアングルが効果的。

 行進曲 ラッパも良く、素適な演奏。

 金平糖の踊り チェレスタの響きが柔らかい、でも他の楽器に負けていた。

 ロシアの踊り トランペットが軽やか◎。

 アラビアの踊り 一瞬、眠ってしまった。

 中国の踊り 難しいよね、ピッコロとフルートの仲が良くないユニゾン。

 葦笛の踊り フルート3人の合わせ不足、練習不足。

 花のワルツ 管楽器が生き生きとしていない。ホルンは◎。


ブルックナー 交響曲第7番

 覚悟はしていたが、ひたすら長かった、年度も眠りこけそうだったが、

 フルートの音色に救われた。昔の仲間の笛の音。

 柔らかくても、響き渡る軽やかな音色、存在感のある音色。

 ずいぶん上手になったなあ、笛の一番大事は、音色だから。


ブルックナーを終りまで聴けました。

アヴェ・ヴェルム・コルプスを背中に聴きながら、雨の中を練習会場へと。