秘密 | こんな愛でいいかしらん?

秘密

昨日の続き。


日曜だというのに休日出勤になってしまった彼だが
会社まで2時間の場所にいた為、6時前にはホテルを出て行った。

彼が居なくなって寂しくなった私は
大阪の友達コウキにメールをした。
コウキは私がHPを開設した時に知り合った3つ下のHP友達である。
彼と付き合うようになってから1度だけ神戸で逢った事があり
私に好意を持ってくれている男性だった。

コウキには徳島に来ている事は伝えてあった。
早朝だというのにすぐに返事が来る。
暇になってしまった今日をどうして過ごそうかと悩んでいた。
元々 月曜日は京都観光をしようと思っていたので
一日早く徳島を出て京都に行く事にする。
コウキも京都まで来てくれるというので
急いで支度をするとホテルをチェックアウトして高速バスに乗り込んだ。

中学校の修学旅行を風邪で欠席した私にとって
京都ははじめての憧れの街だった。
お昼過ぎにコウキと合流し途中で予約をしておいたホテルに荷物を預け
祇園の町をフラフラする。

コウキは彼とまったく違うタイプの男性だった。
はじめて会った時から気さくで楽しい。
それでいて親身になって話を聞いてくれる。
これも大阪人だからかな?と思う。
今でも何かあると相談してしまうのがコウキだった。

数時間フラフラしてからホテルに戻り部屋でテレビを見ていた。
正直コウキと二人で大丈夫かとは思っていたが
しばらく話をしていると案の定、コウキがベットに押し倒しキスをしてきた。

Σ(・ω・|l|)
彼よりも体の大きいコウキに押し倒されヤバイと思った私は
必死に抵抗してみた。
しばらくすると笑って離れてくれたが
今度はさっきより優しく抱きしめてきた。
やはり抵抗はしていたのだが
徳島まで行ったのに10時間も一緒にいれなかった彼の事を思い出し
寂しさのあまり受け入れてしまった。
前夜、彼に抱かれていた体をコウキが愛撫する・・・
いたたまれない気持ちになった。

コウキが入ってくる瞬間
「やっぱりダメ!!」と叫んでいた。
私から離れ、悲しそうな顔をして拗ねるコウキを見て
なぜか自分からコウキのモノをくわえていた・・・


結局 浮気をしてしまい
彼には絶対に言えない秘密が1つ出来てしまった。