昨日、志葉玲さんから写真集が届いた!
申し込みをしたのだから届くわけだけど・・・予想より早く届いた。
茶封筒の裏側に、ご自分で書かれたであろう筆書きの〝志葉玲″
あたたかくて、胸にギュウウっと抱きしめる。
「ガザ 繰り返される虐殺」 写真・文 志葉玲
腕にケガを負わされて泣く娘と、その子を抱く父親の虚空を見る目
破壊されて穴だらけとなった工場の主が必死に訴える目
ジャーナリストが向けるカメラのシャッター音を拒むのか拒まないのか
人々の精神状態を想像することが私には全く出来ない。
それでも「こんなこと起こっていいはずがない。おかしいだろ。」と聞こえてくる。
前のガザ攻撃の後産まれてきて、束の間、陽射しを浴びて愛情を浴びて
この夏の虐殺で殺されなくてはいけなかった命はいったいなんだったの。
志葉さんが冒頭で、
~責任追及しなかった国際社会の怠慢こそが今回の攻撃を招いた。
だからこそ、今回の攻撃で何が行われたのか、自分の目で見て訴える必要があった。
「もうこれ以上の虐殺と破壊は許さない」と。
日本の人々が声をあげる上で、本書が少しでも役立つことを、心より願う。~
と記している。
停戦後、ガザは平和になったかのような雰囲気があるけれど
実際、人々の生活はひどく厳しく、緊張状態は続いているようだ。
無名の人間の圧力を、隙を見せず浴びせ続けよう。
ガザの家々の庭にオリーブの木が生い茂ろうとも
武器のネジひとつ、売らないぞ。
暗澹とした気持ちに乗っ取られず、この写真集のページを日に何度でもめくる。
1冊1000円って嬉しいでしょ。