さて。

燃え尽き症候群で全くもって無気力な私ですが、
そろそろ、日曜日のイベントについてまとめておきたいと思います。

つらつらとまとまりもなく書くから長くなるけど。


始まりは、このブログだったような気がする。
「JKTS」
http://blog.goo.ne.jp/flower-wing/e/94df7eade75508d8941e7b3c89203f57


震災後、すぐに被災地へ派遣された看護師さんのブログ。
Twitterで誰かがつぶやいていて、読むことができた。
その時は、確かまだ1ヶ月経っていない頃で
普通にバイトしたり生活していたりするように見えて、
いろんなことに怯えていた。

そんな時にこのブログを読んで、
東京で「怖い」だとか
買占めだとか
そんなこと言ってる場合じゃないなって、すごく思ったのを覚えてる。


それからしばらく経って、突然、
「ミッドタウンでチャリティコンサートやっていいよ」
って、言われた。
もちろん、ずっと前(震災3日後あたり)に打診していたのだけど
あまりに急でびっくりした。

そっからは、ちょっとずつ進めていったり
日が決まっておお慌てで進めていったり

とにかくたくさんの人の力を借りた。


チャリティコンサートをやってくれる音楽家の友人がいたから
私は声優だから

ただそれだけの理由で、
音楽と、朗読を一緒にやることに決めた。


主催イベントなんて久しぶりすぎて、
どう進めていいのか
何を決めなきゃいけないのか
誰に情報発信すればいいのか

ほんと、いまさらながら手探りでどんどん進めていって

これでいいのかなぁって

ずーっと半信半疑だった。


でも、今は、単純な思いつきだったけど、
朗読、しかもブログを朗読できたということは
すごくよかったなと思ってる。

そうそう、このブログを探す作業が大変だったんだよ。


多分最初に読んだ看護師さんのブログがとても印象にあったからだと思うけど、
ブログって、本当に直接的で
生の声がそこにあるって直感的に感じて
イベントの要となる題材を探し始めた。

Amebloでプロフィール検索「気仙沼」って打って探したり
フリーワード検索「ボランティアに参加して」って打って探したり

当然だけど、ヒットするブログは何万、何百万件。

もちろんその全部を見れたわけじゃないけど、
それでも多分500くらいのブログはみたと思う。

ものすごく重いブログもたくさんあったし
涙をこらえるのに必死だったブログもたくさんあった。


その中から当日読むブログをいくつか選び出して、
朗読の許可を頂くために連絡して。

実は、今回のイベント準備の中で、
この連絡が、一番素敵だった。

誰一人として「いやだ」とは言わず、
「私も何かしたいと思ってた。ありがとう」
「私のブログでよければ、届けてほしい」
「被災地のことを考えてくれてありがとう」

そんな、感謝の言葉をたくさんもらった。
本当に、嬉しかったんですよ、みなさん! 笑。

読ませていただいたブログ筆者の中には
当日見に来てくれたり
当日手伝ってくれちゃった人も!

こんなこと言うのはちょっと変かもだけど、
震災がなければ絶対につながらなかった縁。
震災なんてない方がいいに決まってるけど、
それをきっかけに新たに縁が生まれることは、
「その上に生きる」ということでもあるのかな。なんて思ったり。


そんなご縁を快く結んでくれた方々をご紹介。

『東日本大震災』 @愛という言葉へ繋ごう
http://ameblo.jp/ic-ic-ic/entry-10834164241.html

『3.14の記録~出産のとき~/希望の光』 美椿 ニッキ☆
http://ameblo.jp/430924/entry-10877903858.html
http://ameblo.jp/430924/entry-10892198335.html

『1ヶ月の変化』 ☆くうみ一家の毎日☆
http://ameblo.jp/kumi7788/entry-10858877084.html

『学校再開』 かつらナース
http://ameblo.jp/l-ko/entry-10871957441.html

『5月15日(日)の帰省』 たむら家
http://ameblo.jp/70taka/entry-10905574630.html



『ボランティアに参加して』 HIRO'S REPORT
http://ameblo.jp/mt-hiro/entry-10890006939.html

『コーヒーアミーゴス in岩手』 SSCM活動ブログ
http://ameblo.jp/sophia-sscm/entry-10890039735.html

『不謹慎ですいません。自己満ボランティアのススメ その3』 ライター・カメラマン・エディター高橋直行の    ほっこりヒューマンガス通信
http://ameblo.jp/malaytakahashi/entry-10896139373.html

『元の生活に戻れるありがたさ』
http://ameblo.jp/hotsuna/entry-10897099671.html#main 



皆さんとっても素敵で、本当にいい出会いを頂きました。
このブログたちを、
前半は 片岡 富枝さん
後半を 伊原 浩史さん
に読んでいただきました。


そして、もうひとつ、素敵なご縁を作らせてもらった、音楽家の方々!
当初予定していた友人たちやそのつながりの方が
諸々の理由で一週間前に急にキャンセルになってしまい、
イチからの探しなおし・・・・
この時は、さすがに泣きましたw

残り一週間しかなくて、誰が手伝ってくれるんだ!? と・・・
でも、世の中には本当に素晴らしい方がいらっしゃるんですね。

ソプラノ 梁取 洋子さん
フルート 渡辺 多真美さん
ピアノ伴奏 斎藤 優奈さん
ピアノ演奏 高橋 一恵さん

みなさん、本当にプロでした。
かなり、無茶振りなオファーにも関わらず、しっかりとこたえてくれた。
本当にありがとうございました。


一緒に作ってくれたスタッフたちも。
一人一人がいなければできなかった。
篤史と啓くんが支えてくれなければ、できなかった。
みんな、ありがとう。

こんなに素敵な人たちに囲まれている私は、
本当に幸せだと思う。




プライベートで申し訳ないけど、
7月7日木曜日 夜
20年以上、一緒に暮らしていたおばあちゃんが、
他界しました。

ずっと心臓病やパーキンソン病を患っていて
この数ヶ月は入退院を繰り返していたけど、
それにしても、あまりに急な お別れでした。

七夕の夜におじいちゃんが迎えにきちゃったのかな、なんて
そんなロマンティックな人じゃなかったのにさ。

おばあちゃん。

病院で、一人で息を引き取ったそうです。
それだけでも、どんなにさびしかったか。
本当に、本当にごめんね。


まさかのタイミング
まさかのハプニング

8日の朝に実家に飛んで帰って、
9日にお通夜をして、
10日はこのイベントのために始発で東京へ。


いっぱい喧嘩して憎たらしいこともあったけど
大好きな大好きな大好きな、自慢のおばあちゃんの
お葬式に出られなかった。

おばあちゃん、本当にごめんなさい。



みんなが支えてくれなかったら、今回のイベントはできなかった。
自分の選択は間違ってなかったと
おばあちゃんは、見ててくれたと信じたい。
すごく愚かな、人情に反する判断だったとしても。

自分勝手でごめんね。
本当にごめん。


あー、だめだ。
まだ書くのはつらいな。

こんなこと書いてなんになるんだろうね。


自分をかわいそうにしたいとか
悲劇のヒロインぶるつもりはないんだけど、
このことも含めて、今回のイベントだったから
書かせてください。



でもね、身内にそんなことが起こったから、
もっと突然、津波に流されてしまった遺族たちは
どんなにかつらいだろうって、少しだけ想像することができた。

残される方もつらい。
ましてや、ヘドロや瓦礫がそこらじゅうにあるような
環境にいる人たちは、きっと。


だから、忘れちゃいけないなって、すごく思った。
まだまだ震災は終わってないんだなって。
街が復興するのには、
人の傷が癒えるのには、
まだまだ時間がかかるんだって。

一人ができることはちっぽけだけど
少しずつを積み重ねて大きなうねりにしよう。


poco a poco



少しずつ。

少しずつ。