優さ暮れ
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才能は枯渇し己も枯れ桜は満開であった

 

 

桜の木の下で気取って本を読むのが好きだった

コーヒーを飲みながら木の下で本を読むのが好きだった

 

肌寒くて手がつめたくなる

安吾はロクデナシだったらしいし

自分もロクデナシになれるもんだと思っていた

はたして立派なロクデナシになれたのか

 

あれもそれもこれも人生にかなわず

才能などあったためしもないが

とっくにおのれ自身は枯れ果て

遅咲きの桜は満開であった

 

 

 

 

 

青黄桃赤のお花

 

ねぇ青いお花
青がむかしから好き
「あおいはる」なんてものがなかったからかも知れない
なかったからずっとあおいはるみたいな気分で
生きてるのかも知れない
ねぇお花

ねぇ1年

 

 

あなたのお花

黄色くって心強い

 

 

いっしょにみて

いっしょにみた

チューリップのはなしをして

ずっとずっと

手をつないだり

ずっとずっと

歩いたり


ぜったいに
ぜったいに
また
はるがあおいから
会えるから

 

 

 

 

 

 

Candy Christmas

アメ玉ひとつでも君の何かの助けになれたのなら
きっと、いっこのアメ玉たちがたくさん輝いて
まるでイルミネーションみたくなる



なんてことがあるかもしれない
クリスマスなんだからそういうこともあるのかもしれない
どこかで雪を降らせている風にかじかみながら



周りの目を気にしながら写真を撮っている
ツリーを撮ったらあのこに送ろう
いっこの飴がたくさんたくさん輝いてあのツリーみたいになりますように

 

 

 

 

 

 

 

 

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