そんなつもりじゃなかったのに 〜観点を理解する6〜 | のんコ* ジャパン

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いつもありがとうございます!塩見典子です。人生は一本の映画のようなもの。観術に出会い 人間の無限の可能性と尊厳性・日本のミッションを確信し、和心で世界を結ぶ基軸教育を日本から発信する JAPAN DERAMに取り組んでいます。 〜ご縁に感謝して〜



こんにちは!塩見典子です。

今日は誰もが使っている「観点」が無意識に引き起こす問題の五つ目をご紹介します。

観点の否定と肯定の問題。

自分も相手も「観点」のことを理解しないままで、相手の観点を否定すれば、相手は怒ってしまいます。

「このポイントを改善すればもっと良くなる」と思って言った一言が、相手を怒らせてしまうこ事があります。

発信者はある一部分の観点について言っているだけなのですが、受信者はまるで自分の全てが否定されたかのように感じてしまうからです。

また逆も然り。

本当は相手の一部分の観点が気になるだけなのに、気になる部分がその人の全てのように感じ、途端に嫌になってしまったりします。

自分や相手の観点を変化させる術がわからなければ、同じ関係の繰り返しにウンザリし、距離を置きたくなるのです。心の距離が開けば開くほど相手との関係性が固定されてしまいます。

では、相手の観点を肯定してみるとどうでしょうか?

「良くぞわかってくれた!」と相手は喜びます。 そして 「この人は私に賛同してくれる人」という前提が出来て話や関係が展開していくので、相手の観点に従うしかなくなります。

「そんなつもりじゃなかったんだけど、何だか話の流れでそうなっちゃった」と言う事はありませんか?

更に、100%同じ観点の持ち主はいませんので、100%賛同する事はなかなかありません。

自分に賛同してくれたと思った人に否定されれば、より裏切られたように感じたりします。

相手の観点を否定しても問題、肯定しても問題。

明日は「観点」が無意識に引き起こす六つ目の問題をお話しします。

塩見典子