ついにサマスポを引退しました。
4年前、意味のわからないサークルになんとなく入部しました。
サークルの説明するからといわれて、初めて先輩方にお会いしたとき、ほぼなにも説明されずにご飯に連れていかれました。
半分誘拐と一緒だと思います。
知らない人と不思議なテンションでのごはん。若いからいっぱい食べろって食べさせられてお腹いっぱいでした。
それが、先輩方にご飯を食べさせてもらうという初めての経験でした。
そんなこんなでゆるっと入部して、
それからの日々は楽しくて仕方がなかったです。
いきなり虹の舞踏会で、人前でスベらされたり。
摩耶祭はテント3つ、カフェ1つに加えてステージ発表したり。
いきなり6限終わりに今から江ノ島までドライブなって連れてかれたり。
課題やってる最中にバッセンに連行されたり。
意味わからんぐらいハードモードだったけれど、そんな突拍子も無いことを言い出す先輩たちに会うのが楽しみで、毎日わくわくしながら大学に行っていたような気がします。
それでも当然のように別れはやってきて、経った1年でお別れになってしまったときは、もう涙が止まらないぐらい寂しかったです。
3月の終わりには、寂しさに浸る間もなく、急にぽーんって総長にされて、
最初はどうしたらいいか分かりませんでした。
でも、16の代が入ってきたとき、私たちが卒業するまでは、この子たちの面倒を見て、たくさん思い出つくらせてあげようと思いました。
それでも、ただなんとなく、会話の中でさりげなくだったけれど、
「先輩たちいたとき楽しかったよね〜」
っていう同期の言葉が心に刺さって、自分の不甲斐なさをたくさん感じていました。
前を向きたくても難しくて、先輩たちみたいにできない自分が嫌で、メンバーを楽しませてあげられない自分は頭失格だったし、
けーごに「総長今すぐ変えて欲しいです」って電話してた頃もありました。
それでもけーごは、
「先輩たちの真似っこじゃなくて、ひろせはひろせらしい総長になればいいし、サマスポも自分たちの代の色を出していけばいいんだよ」
って話してくれて。
それからはちょっと気持ちが軽くなったと思います。
私が目指すサマスポってなんだろう。
自分たちの色ってどうやったらでるんだろう。
日々たくさん考えて過ごしました。
1つの結論に至ったのは夏合宿の前ぐらい。
私は、サマスポが、誰かの居場所になれるサークルにしたいという気持ちをもちました。
サマスポに来る子たちは、友達全然いないので。とか、ガツガツサークルやりたくないので。とかそーゆー子が大半で。
仲間とかに熱くなるタイプではないと思ったけれど、それでも、嫌なことがあったらいつでも帰ってこれる場所にしたいし、嬉しいことはたくさん共有したいし、休みたいときは眠りにこれるような、そんな家族みたいなサークルにするのが、私の目標でした。
私が受け継いだ3年間、出会った全員の居場所にはできなかったと思うけれど、1人でも多くのメンバーが、サマスポを居場所だとおもってくれてたら嬉しいなって思います。
ここまでで思い出はおわり。
少しだけ私の気持ちきいてください。
後輩へ
16の代は、1番長い時間を一緒に過ごしたね。サークルとしては未熟すぎた当時、一緒に成長してこれたのが、16の代だったと思います。容量も段取りも悪いのに、信じてついてきてくれてありがとう。先輩たちがポンコツだったから、1番しっかり育った代でした。サマスポを成長させてくれてありがとう。
17の代は、本当に羨ましいくらいみんな仲良しだったね。サマスポを通して仲良くなれたメンバーがいたのは嬉しかったけれど、外の世界はまだまだ広くて、たくさんの出会いがあるから、できればもっともっと、いろんな人との出会いを大切にして欲しいなって思います。もちろんいま仲良い仲間も大切にしてね。笑
18の代は、出入りが激しくていまだにわからないけれど、さくやくんはよくサマスポに参加してくれてたね。1年が1人でも動じずにいろんな企画にきて盛り上げてくれて嬉しかったよ。さくやくんの代でサマスポ終わっちゃうと思うって気にしているみたいだけれど、元々私らの代で終わってたはずのサークルがたまたま続いただけだからいいんだよ。さくやくんのペースでさくやくんらしくいてください。
先輩へ
4年間見守ってくれてありがとうございました。私たちをサークルにいれるとき、「こいつらが卒業するまでは面倒みよう」って先輩たちの間で話していたことを知ったときはたくさん泣きました。本当に最後まで面倒みてくれちゃった先輩たちが大好きです。1番しっかりしてると言われつつ、たぶん1番手がかかった後輩が私だったと思います。何かあるとすぐ心がやられちゃう私の話を、電話できいてくれたり、ラインしてくれたり、アドバイスをくれたりして、そうやってやってきてくださった先輩方がいたから、私は最後まで総長をやりきることができました。
結局最後まで、先輩たちに甘やかされてきたけれど、先輩からみて、ひろせは少しは成長できましたかね。1ミリでも成長できていたらいいなあ…(笑)
同期へ
同期とは本当にいろんなことがあったね。私のせいで上手くいかないこともたくさんあったし、迷惑も心配もいっぱいかけちゃってごめんね。それでも一緒に歩いてくれた時間は楽しくてタカラモノでした。
私は最初にいたメンバーはみんなサマスポだと思っています。辞めたから繋がりがなくなるっていうのは何か違うなって思います。だからいつでも戻ってきて欲しいし、またいつか初期メン含めてみんなで集まれたらいいね。頼りない総長で、先輩たちみたいなサマスポは作れなかったけれど、最後まで支えてくれてありがとう。みんながいたから楽しい4年間だったよ。おばあになっても仲良くいようね。