先日、人間ドックの結果を受け取りに行きました。
結果を直接説明してくださいます。
今回は、新たな異常は何も発見されませんでした。
良かった。
腎のう胞は残念ながら消えてはなかったです・・・・。当然ですね。
いつものように血液検査は、総蛋白が少なめ。
それ以外は先生は正常とおっしゃってましたが、糖尿病が危ない感じでした。
食事に気をつけなくちゃ・・・。
結果説明を聞きながら、また、むくむくと私の聞きたい病が目を覚ましてしまいました
何が聞きたいかって、もちろん、
「がん検診は意味があるのか」
とっても優しい感じの先生だし、あんまり人もいないし、聞きたい気持ちで頭はいっぱい。
どうせ人間ドックには3年に1回くらいしか来ないし、いざとなったら別の検診センターに行けばいいし・・・。
こうなると、聞かずにはいられないのです・・・。
やっぱり聞いてしまいました。
「少し変なことを聞いてもいいですか?
がん検診は受けたほうがいいのですか?
今回の乳がんのこともあるので、ちょっとどうなのかと思ったのですが・・・。」
先生:
「それはですね、もし、検診をうけていなければわからなかったのですから、経過観察をしたから発見できたのですから、やっぱり検診を受けていてよかったと思いますよ。
検診をうけていなければもっと発見は遅くなっていたと思います。」
そのほかにがん検診を受けると死亡率がどれくらい下がるかを数値を入れて教えてくださいました。
なおも私:
「私は検診に関わる仕事をしていたのですが、入院中に検診でがんを見落とされたと患者さんにすごく責められたので、ちょっとわけがわからなくなりました。」
これまた冷静に先生:
「判断はむずかしいのですよね。私は消化器の診断をしますが、精密検査をするか、そのまま経過観察するか・・・。それで、まあ大丈夫でしょうとすると経過観察になるのです。それで、そこを経過観察して変化があれば詳しい検査をする。それでも、まあ大丈夫でしょうという判断をするんです。」
私:
「私は知識もあったので、そのこともわかるので、自分の病気については何も思いませんが、一般の人は検診は100%発見できると思っているということが私はびっくりでした。そうではないと言う必要はないのでしょうか・・・。」
さすがに先生、困り顔:
「うーん、今は考えられないでしょうが、あと5年から10年すれば、あなたの考えも変わるのではないでしょうか・・・。」
さすがに引っ込む私:
「ありがとうございました。」
またまた、私の聞かずにはいられない病に巻き込んでしまいました。
かなり反省中です。
一応、誰でもいつでもは聞かないようにはしているつもりです。
先生は、聞いても大丈夫そうな先生と判定しました。
どうしてかというと、人間ドック当日は先生と昼食会がありました。
そこで、胃がんとピロリ菌の関係の話になり、先生はピロリ菌がいる方には除菌を勧める派らしいです。
しかし、除菌は必要ないという考えの先生もいらっしゃること、自分も以前は必要ないと考えていたということを話してくださり、何と正直で正しい情報を教えてくださる先生だと感激しました。
だから、聞いてしまいました。
先生のご意見は、やっぱりかと思いました。
先生としてはごく当然のご意見ですよね。
正直10年も待てないよ~とも思いました。
でも一番の気持ちは、
うれしかった~
これ以上の言葉では表現できません。
こんなに真摯に答えていただけるとは思っていませんでした。
かなり失礼な質問であることも自覚しているし・・・。
そして、やっぱり私はちゃんと向き合ってもらいたいんだなあって改めて思いました。
こうやって人を巻き込むのはすごくいけないことだと思うのですが、そうせずにはいられない自分がいます。
やっぱり普通じゃないですよね。