人間ドックは、結果が分かっている範囲は異常なしでした~。

ほっと一安心。

再来週に残りの血液検査結果が出ます。


今回の人間ドックでの最大の目標であった、乳がんを発見していただいたお礼を言うというミッションは成功しました。


最後に腹部エコーと乳腺エコー、大腸がん検診、胃がん検診の説明がありました。

その時にちゃんと伝えましたよ。


前回受診したのは3年前です。

前回の結果が先生の手元には出してありました。

人間ドック後に精密検査を受けた時は、嚢胞と言われたので、健診センターにもそのように返事が来ていると思います。

今回、胸がないので、あれっ?と先生も思ったでしょうね。


私:

「ここで乳がんを見つけていただきました。

こちらには、嚢胞という返事が来ていると思います。

結局は、そこが癌でした。

ありがとうございました」


つい、その後の言葉を続けてしまいました。

健診センターの先生は前回と同じ先生でした。

とっても優しい感じの先生です。


私:

「先生、検診って少し残酷ですね。

病院に行ったけれど、すぐには精密検査をしてはいただけませんでした。

1年間経過観察をして、別の場所に新しい所見が出て、ようやく精密検査をしてもらいました。

でも、最初に言われたところもがんで、そこから広がっていました」


先生:

「あなたが行ったところはちゃんとした病院ですよ。

今までにそんなことはなかったのですが・・・。

そんなことは、めったにないことなのですが・・・」


私:

「私の癌の特徴だったと思うので、それは仕方がないと思うし、気にしていません。

ただ、診断までに時間がかかったので、つい、先生に本当に初期ですかと聞いてしまいました。

それが、先生の勘に触ったみたいで、ひどいことを言われてそのことの方が気にしています」


先生:

「あー、そうなんですね。

気にしていますか?」


私:

「それでも、癌を見つけて診断していただいたことは感謝してます。

ありがとうございました」


やっと言えました。

ちょっとだけ、肩の荷が下りました。


前の晩は、急に気持ちが蘇ってきていました。

1年間検査をせずに経過を見たことへの後悔の気持ちは、もうなくなっていると思っていました。

平気になったってね。


でも、違っていました。

後悔の気持ちは無くなっていたけれど、残念な気持ちは無くなっていないということに気づきました。

「どうして?」と思いました。

自然に涙が出てきました。


ずっと自分を責めていたから、後悔の気持ちしか感じていませんでした。

本当は、やっぱり悲しかったんですね。

検査をしてもらえなかったことが。

何で検査してくれなかったの?という気持ちが私の本心だったのですね。

この気持ちを感じて、自分のことを少しかわいそうに感じました。

そうやって感じたら、少し自分を大切に感じることができました。

攻撃の対象だった自分が、そうではなくなった感じです。


ずいぶん、ゆっくりなのですが、自分の気持ちがようやく感じられるようになってきました。

いつまでも気にし過ぎと思うかもしれませんが、じっくりと自分の気持ちを感じてあげたいなあと思います。

今は、それが自分を大切にする方法だと思います。