まずは全体的なこと。
今年は訴訟法との複合問題の多い難しめの可能性が高いでしょう。
そろそろ時期的にあやしいことの他に、今年改正された標準管理規約の別添資料である、滞納管理費回収についてのマニュアルが、かなり訴訟や執行に踏み込んだ解説をしていますので。
次は民法です。
特に予想の重要性が高いのはマニアックテーマです。
ここのところ定番化しつつある不可分債務は要注意。
やはり相続開始後の滞納が問われるでしょう。
重要だがここしばらく出題されなかった分野も出題可能性が高いです。
請負契約がそうですね。
不動産登記法はここ数年区分建物登記が出題されています。一通り押さえておきましょう。
一昨年は被災区分所有法が予想通り出題されましたが、昨年は未出題。今年も出題可能性は低いですので区分所有法が仕上がっていない方は捨てるべきでしょう。
標準管理規約の改正点の出題可能性が高いです。
昨年の円滑化法と同じことがあてはまります。要注意分野です。
今回の改正は多岐に渡りますので絞り込みにくいですが、従来から出題頻度の高かった役員関係(理事会含む)や、代理人資格、管理費の支出については特にしっかり勉強しておきましょう。
くわしくはこちらをご覧ください。
都市計画法は定番の補助的地域地区や準都市計画区域が要注意。
具体的には都市計画区域との違いをしっかり勉強しておきましょう。
市街地開発事業ができないことや区域区分がされないこと等。
設備については定番のコンクリートとの比較でモルタルについて確認を。
また、ひき続き地震関連と省エネ、長期修繕計画ガイドライン、耐震改修促進法等もしっかり確認を。
最後に標準管理委託契約書とマンション管理適正化指針について。
数年に1度くらいの頻度です。少し前に出題されたばかりですので当面は出題はないはずでした。
しかし、指針は今年出題可能性大です。
なぜなら、重要な改正がされ、しかも出題範囲になっているからです。
これに対し契約書は、改正されたものの基準日後の改正ですので出題範囲ではありません。W受験の方はともかく、マンション管理士のみの方はあとまわしにすべき分野です。
それでは残り期間、がんばっていきましょう。