こんにちはですカナヘイうさぎ

今日は、先日映画館で観てきたばかりの作品を。
久しぶりの邦画ですカナヘイ花
『愚行録』。

{6D2E8FE4-A0A4-4874-B243-697AA0124E4D}
{070D92B2-5EF3-4268-8F19-51B24FC22985}

エリートサラリーマンである田向と、
その妻が殺された、一家惨殺事件。
周囲からは理想と言われるような家族が殺されたその事件は、
未解決のまま一年が経とうとしていた。
週刊誌記者の田中は真相を探るため、
田向の関係者の証言を追うことになるのだが、
彼らが話すのは、イメージとはかけ離れた
田向夫妻の噂の数々だった。

原作はイヤミス(嫌な気持ちになるミステリー)と呼ばれる
貫井徳郎さんの小説。
主人公である記者の田中は、妻夫木聡さんが演じています。

邦画とかドラマをあまり観ないので
日本の俳優さんにそこまで明るくないのですが、
妻夫木さんは『怒り』を観て「おおぉすごい圧だ…!」
と感じるお芝居をしていたので期待してましたカナヘイきらきら
あと満島ひかりさんも好きなのでーカナヘイきらきら

人から聞く“誰か”の話って、
決してポジティブなものばかりではなかったり、
妬みや僻みが混ぜ込まれていたりして。
でもそれが真実な場合もある。
死んでしまった田向夫婦の真実や真意は
もう確かめられないけれど、
知らないところで苦しめられていた人がいるのは事実なんですよね…。
重い。
だけどそうしてべらべらと語ることもまた、愚行なのかもしれない。
そんな風に思わされ、自分の行いを振り返させられる作品ですショックなうさぎ

冒頭、田中がバスに乗っているシーンで
田中の性格がきっちりと見えるし、
それぞれの登場人物の掘り下げがとても上手いなーと感じましたカナヘイきらきら

でも田中を含め、みんな別に「いい人」なんかじゃないんです。
田向夫妻が実は嫌な奴らだった、って言ったって、
誰もそれを責められるような人間じゃあない。
人間誰しもそんなものです。
私もあなたも。
だからこそ、ずしっと重ーくのし掛かってくる何かが感じられるはず!

ぜひ観て、厭な気持ちになってほしいですカナヘイきらきら
(あ、とても面白いですよー!w)