「新宿ロフトpresents乙女の事情」 | 計画をねりねり・・・・・・。

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思いつくままにオッサンが、Negicco、WHY@DOLL(ほわどる)を筆頭とする音楽、そして映画や読書のことなどをゴチャゴチャと。

9月19日(金)新宿LOFT 19:00~

「新宿ロフトpresents乙女の事情」  Negicco/Shiggy Jr.


     


新宿LOFT、はじめての訪問。

会場に到着したのは19:40頃。

地下2階へと階段を下りてゆくと、いきなり受付があった。

それがわざわざボックス仕様で、中にはお姉さん。

なにやら見世物小屋のような、アングラ的ムードがこの入口付近にはただよっている。

ライブ会場は受付のすぐ脇にあるたった一つの扉の向こう側だが、

それが薄汚れていて、しかも密閉性が高いようで音漏れがなく、窓もない。

この扉の向こう側にはいったいどんな世界が繰り広げられているのかと、期待と不安が高まる中、

開けるためのそのハンドルを握ると、それは大きくて重く、ますます妖しいムードとなる。


手前に引いて入室したのちにきっちりと扉を閉め、前方をみるとステージがよく見えない。

一瞬たじろいだが、それはフロアの中央にある巨大な柱のためであることがすぐに認識できた。

なんという造りなんだ、ここは。

ステージを見るためには、その柱を境にして、左側か右側に立つしかないが、

ステージを正面から見ることができる左側は隙間がないから右側へ。

こちらはステージを斜めから眺めることになる。

Shiggy Jr、

初見だが、ヴォーカルの子がEspesiaの杉本 暁音に似ているなと思っていたら、いきなり、

「次の曲が最後になります」、

「『Saturday night!』 と言ったら『Sunday morning!』と応えてくださいっ!」

と煽られたので仰せのとおりにしてゆく。

その乗せられ方が、煽られてはいるものの無理を強いてくるような押し付けがましいものではなく、

きわめて自然だったので心地よく乗ってゆき、気分が高揚してゆく。

それだけで、初めて出会ったこのグループに好印象を持った。



さて、次はNegicco。それがずいぶんじらされた。

出囃子が鳴りはじめるまでをつなぐBGM、そのどれもが好サウンドだったのはよかったのだけれど、

その一曲が終わるつど、さあ次は出囃子がはじまるかとの期待がはぐらかされたのは、なかなかのもの。

周囲からも、「かえぽが衣装忘れて、取りに行っているんじゃあねェ?」という冗談がささやかれ出す。

そんな20分以上ののちにようやく出囃子、そして登場。


9月6日の新潟ワンマンライブで披露した衣装をはじめてみるのだが、

黒に近い濃紺がシックだしセーラー服形状になっていて、三人にじつによく似合っている。

しかも、今日のヘアスタイルとヘアの状態が三人ともにいつも以上に素敵だ。

Nao✩ちゃんのヘアなんて、さらっさらの艶っツヤ。

なんなんだ、三人からのこの輝きは。

ステージライトのせいだろうか、いや、ちがう。

Shiggy Jrのステージには、申し訳ないけれどこの輝きは見られなかったから、

いまが旬なアイドルのオーラなのだろう、それはきっと。

そして、「サンシャイン日本海」 を三人が唄いはじめたとき、その思いは頂点に達してしまった。


 ここに、正統派アイドルが存在する。

 ここに、キャンディーズを継ぐ者がいる。

 この三人は、こんな地下2階のアングラ的ライブハウスで唄っているべきではないのだ。

 一刻も早く、Negiccoこそが正統派アイドルであることを日本全国に知ってもらわねばならない。


だがその反面、

三人とファンとの関係は、いまがもっとも最良な状態なのではなかろうか、とも思った。


 こんな素敵な三人を、小さなライブハウスで目の前に見ることができる。

 終演後は握手もすることができる。

 12月2日発売と告知されたニューシングルの初トップ10入りを目指して、いっしょに一喜一憂できる。


そんなことを感じたのは、必要最小限にMCを抑えて、ショートバージョンで多彩な持ち歌を次々に展開し、ぼくらの前にその魅力を惜しみなく披露してくれたので、ますますその虜となってしまったせいにちがいないのだった。



     【セットリスト】

  01. さよならMusic
  02. パーティーについて。
  03. 新しい恋のうた
  04. アイドルばかり聴かないで
  05. サンシャイン日本海
  06. 相思相愛
  07. イミシン☆かもだけど
  08. フェスティバルで会いましょう
  09. 完全攻略
  10. ときめきのヘッドライナー
  11. トリプル!WONDERLAND


     【アンコール】

   圧倒的なスタイル