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音の日本史解説書シリーズ、続いて「狂乱物価」です。

 

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 「狂乱物価」 (1分38秒)

 

1973(昭和48)年10月、第4次中東戦争が勃発した。

中東戦争とはアラブ諸国とイスラエルのあいだで展開された戦争をいう。

 

イスラエルのシナイ半島占領に対する反発に端を発した第4次中東戦争は、世界を震撼させる第1次石油危機を発生させた。

 

この戦争勃発を機に、OAPEC(アラブ石油輸出国機構)加盟のアラブ産油国が石油戦略を発動し、アメリカなどイスラエル支援国に対する全面禁輸などが断行されたのである。

またOPEC(石油輸出国機構)も、原油価格を4倍に引きあげる措置をとった(1バレルあたり約3ドルから12ドルへ)。

 

第1次石油危機は世界経済を激しく混乱させ、日本でも「狂乱物価」(当時の福田赳夫蔵相が命名)と呼ばれるパニックが発生した。

 

1971年8月まで1ドル=360円だった円為替相場が変動相場制移行直後の1973年2月には260円台を記録するなかで、便乗値上げなどを含む異常な物価高騰に見舞われた日本は、1974年、戦後初のマイナス成長を経験することになり(同年の実質国民総生産は前年比マイナス1.2%、消費者物価指数の上昇率は22.6%)、長期にわたった高度経済成長にも終止符が打たれた

 

音譜音譜

いわゆる「狂乱物価」の様子を伝える1973(昭和48)年のニュース(12月30日)。

 

灯油の価格統制が混乱を招いていること、タクシーへの給油に制限が加えられていることなどがわかる。

 

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