先日、香港へ行った。

とくにやりたいことがなかったので、自由行動時間に

5年前にオープンした香港ディズニーランドへ行くことにした。


出発前は

「つまんないって話だよ」

「人がいないよ」

「評判悪いんでしょ」

などさんざんな前評判を聞かされた。


まあ、でも。

香港ディズニーランドへ行こうと香港へ行くことはないだろうし、

せっかくだから行っておこうとやっぱり行った。


ホテルのある中心街から電車で約40分。

途中でミッキー仕様のディズニーランド行きの電車に乗りかえると、

突然テンションがあがってきた。

車内の人々もウキウキしている。


入園料は当日のレートで約3600円。

4種類のキャラクターが描かれたパスポートのどれかが、ランダムで渡される。

私はスティッチだった。


簡単にまとめると、

世界で最もウォルト・ディズニーの理想に近いと言われる

東京ディズニーランドとは程遠い。


ゴミは落ちてるし、キャストはずっとおしゃべりしてるし、

愛想はないし、狭いし、落ち葉はそのまま。

となりの工事現場は見えてるし、塗装ははげてるし、

つっけんどん(な態度に感じる)キャストたち。

お土産はラッピングが破けている。

パレードの時間は短いし、夜のパレードはないらしい。

アトラクションで乗ったビーム光線が壊れて使えなかった。


6000円近いTDLと同じ夢の国のつもりで来園していたら、

とんだ悪夢の国である。


でも、いいところもある。


スペースマウンテンに乗るまで待ち時間3分。

どのアトラクションも長くて20分くらいしか待たない。

道が狭いからパレードが目の前、どこでも最前列。

プリンセスたちがひとりひとりの顔を見ながら

手を振ってくれた。

一緒に踊れる。

キャラクターとの撮影スポットがあちこちにあるので

ツーショット写真を撮るのに20分くらいしか並ばないと思う。

ベル、プランツェル、ミッキーやミニー、シンデレラ、

中国服を着たダッフィーとツーショット写真が撮れます。

自分のカメラで撮影した後に、販売用のカメラで写真を撮ってくれるという…


それから


お土産が日本より安い。

品数は少ないが、変わった面白いものがある。

日本製のお菓子もあり、日本より安いかもしれない。

ときどきとても優秀なキャストがいるので、会えるとなぜか嬉しい。

そして…世界中のどこへ行っても会うと言われる日本人に、

ひとりも会いませんでした。



「えっ??」と思うこともあったけど、

いいところを見つけるたびに口に出していたら

帰る頃には「楽しかったね~」なんて話していました。


香港ディズニーランドは5周年。


まだまだ発展中らしく、

「東京ディズニーランドに行ったことある?」

「東京でもこのサービスをやっているの?」

と、興味津津に聞いてくるキャストもいる。


10時から5時半まで、たっぷり遊んで帰ったから夜はよく眠れました。


これからは、

香港ディズニーランドのレベルアップが先か

私のホスピタリティ度が上がるのが先か。


勝負です。