「リベラル派は弱者とか障害者を大切に扱っている。それなら、ブッシュ大統領をもっと尊敬すべきだ。彼は、知的障害にもかかわらず大統領になったのだから」

「日本を爆撃して、原爆を落として、いっぱい殺したら日本人は羊みたいに従順になったわ。」

などと素晴らしいギャグを本気で語るガチガチの極右アイドルで米国女性超保守コラムニストであらせられる「アン・コールター女史」は本も沢山出してる。

邦訳されているのは以下


「リベラルたちの背信」


米国大統領選挙を間近に控え、共和党と民主党両陣営による舌戦は過激さを増している。テロとの戦いやイラク戦争の是非を問う論争においては、ともすれば「積極的な保守派(共和党)は“悪”で、反戦平和を訴えるリベラル(民主党)は“善”」という対立図式を描く米国民が少なからず存在する。我が国においてもそうしたイメージを持つ人は多いようだ。共和党保守陣営の論客として名高いアン・コールター氏は、そうしたイメージに真っ向から異を唱える。歴史を検証すれば、米国民だけでなく世界の民を戦乱と秩序崩壊に導いてきたのは、伝統的なリベラル一派であると主張している。

コールター氏は、「リベラル派、特に急進左派の反米主義者には愛国心のかけらもなく、米国を内側から崩そうともくろんでいる」とまで言い切る。共産主義に傾倒した歴史や親欧州的な政治姿勢に痛烈な批判を浴びせかけるとともに、さらに彼らの根底には自らを「神」と信じて覇権を握ろうとする傲慢な姿勢があると指摘する。米国史の汚点として語られることが多い1950年代の「赤狩り」の主役、マッカーシー元上院議員の行為はむしろ誇るべきものだと言い、名誉回復を訴える。現在の米国を多角的に解読するうえで参考になり得る1冊だ。


こういうお方が書いた書物が次々とベストセラーになるという事情は日本もまあ似たり寄ったりかなあ・・・と思うのであります。

以下抜粋

「この国(アメリカ)が内外の攻撃にさらされるたび、彼等は敵側につく。それが連中の正体だ。左翼が「西側の犯罪」にこだわり、第三世界にルソー的な自然人への敬意を捧げるのも、この破壊的な目的に発している。

「リベラルたちときたら、祖国を愛する同胞のことはカウボーイだの戦争屋だの、狂信者、対外強硬派などと揶揄するくせに、アメリカの敵のことは「アンクル・ジョー」(スターリン)やら「フィデル」(カストロ)やら「農地改革者(延安時代の共産党を共産主義者ではないと言い張った)やら「平和の宗教」の実践者と親しげに呼び、あろうことか、共産主義者やテロリストまで「平和」擁護者にしてしまう。

リベラルたちは国旗をけなし、忠誠の誓いを禁じ、アメリカの敵のためにカクテル・パーティーを開きながら、自分たちの愛国心への誹謗はいっさい許さない。

ソ連邦の繁栄が続くかぎり、歴史的「必然」を主張することも愛国的行動の範囲内だった。ソ連の支配がほんとうに必然なら、リベラルたちは本音まるだしのメッセンジャーに過ぎなかった。ところが、レーガンが冷戦に勝利した。共産主義の勝利は必然などではなかった。左派による共産主義支配の目的論的証明は大嘘だったのだ。この二十世紀最大の戦いで、リベラルたちはただのまぬけか裏切り者であった。」


リベラルをそのまま反日勢力とかに置き換えれば。。。。

ま、わが国も似たようなものでしょう。

しかし、それにしても


「リベラル派は弱者とか障害者を大切に扱っている。それなら、ブッシュ大統領をもっと尊敬すべきだ。彼は、知的障害にもかかわらず大統領になったのだから」

という言葉は、近年稀に見る。

物凄い言葉でした。

至言てやつでしょうか?


(-∧-)合掌・・・