魚住昭著「野中広務 差別と権力」によると、麻生太郎氏は過去に野中に対する差別発言をしたとして、2003年9月11日の麻生も同席する自由民主党総務会において、野中氏に以下のとおり批判されたとされている。

「総務大臣に予定されておる麻生政調会長。あなたは大勇会の会合で『野中のような部落出身者を日本の総理にできないわなあ』とおっしゃった。そのことを、私は大勇会の3人のメンバーに確認しました。

君のような人間がわが党の政策をやり、これから大臣ポストについていく。こんなことで人権啓発なんてできようはずがないんだ。私は絶対に許さん!」

これに対して、野中氏の激しい言葉に麻生氏は何も答えず、顔を真っ赤にしてうつむいたままだったと同書には記されている。

その翌月、野中氏は政界を引退した。


この記述を読んで思い起こすのが。

山口組の田岡組長がその昔 ニューズウイークから取材を受け語った言葉。

「多分日本からやくざはなくせない。なぜなら暴力団構成員には部落出身の人間が多い。自分もそうだと組長は断言する。」


当時の山口組と在日朝鮮人愚連隊明友会との抗争事件を扱う

「奴らが哭くまえに 猪飼野少年愚連隊」などという本もある。


昭和三十年代、大阪の街は朝鮮人愚連隊明友会が席巻していた。だが戦後最大の抗争事件=山口組VS明友会が勃発し会は壊滅する。流された多くの血に脅え、粋がっていた少年たちは別々の道を歩き出した。朝鮮に戻る奴、刑務所に入る奴、大学に進学し自殺する奴…。暴力が吹き荒れた異邦人が群れる街の情景と時代を切り取った異色のドキュメント。


日本社会の問題は、部落と在日に対する日本人による差別的な歴史問題を考えていくと色々と見えて来ることが多いし、一筋縄でいくようなことも何一つ無いことも見えてくる。


そして世界に席巻するユダヤ人問題。

これらも差別と権力という視点で見ていくと通底する。

被差別者は差別者になり得るという歴史的事実。

ナチスに殺されたユダヤ人がパレスチナ人を殺すという史実。

この手の事柄を考えていくと思い出すジョークがある。


「地下鉄の中でネオナチの新聞を読んでいるユダヤ人がいた。たまたま同じ車両に乗り合わせた彼の友人が、このおかしな光景に気がついた。いささか憤慨した友人は彼に近寄って尋ねた。

「君、気でも狂ったのか。どうしてこんな怪しからん新聞を読んでるんだね」

「うん、以前はユダヤ系の新聞を読んでいたさ。けれど何が分かったと思うかね。ヨーロッパではユダヤ人が差別されているとか、イスラエルのテロとか、同化と異民族との結婚でユダヤ人の数が減っているとか、あるいは貧しいユダヤ人の暮らしとか、そんなニュースばかりじゃないか。だからネオナチの新聞に切り替えたんだ」

「それで、その怪しからん新聞から何が分かったんだね」

「ユダヤ人が世界中の銀行を買い占めたとか、ユダヤ人はマスコミを操っているとか、ユダヤ人は金持ちで凄い勢力を持っているとか、ユダヤ人は世界を牛耳っているとか……嬉しいニュースばかりだぜ」



この手のジョークは、結構、一片の真理を含む場合が多く、荒んだ世の中で生きる上での慰めにもなる。


「最近じゃ、イカれた白人たちが妙に愛国心に目覚めちゃって、クソ忌々しい星条旗帽子かぶって、星条旗パンツ履いて、星条旗トラックに乗ってやがる。---“俺はアメリカ人だ!アメリカ人だ!外国人なんかクソ食らえ!”---なんてね---戦争になったら、人種差別もお咎めなしさ。“俺はアメリカ人だ!フランス野郎はクタバレ!”---こりゃクールだ。こんなのもあるぜ---“俺はアメリカ人だ!アラブ人はみんなクソッタレだ!”---こいつもクールだね。そんでもって、こうなるんだ---“俺はアメリカ人だ!違法滞在者はクソッタレだ!”---ここまでくると俺は耳をすましちゃうね。次に槍玉にあげられるのは黒人とユダヤ人だってわかっちまうからな。」


「アメリカっていう国は、BクラスとCクラスの生徒で成り立ってる。でもクソ忌々しい現実を忘れちゃいけないよ。黒人でCクラスの生徒は会社経営なんて無理だ。黒人でCクラスの生徒はバーガーキングの店長にもなれない。でも一方で、白人でCクラスの生徒は大統領になっちまうこともあるんだぜ!」

日本人ネタだとこんなのもある。


ある日一人のの日本人が歩いていた。
すると道端で喧嘩をしている白人と黒人がいた。

白人は「お前らがいると町の治安が悪くなる」と
黒人は「お前らは差別ばかりして俺達が平和に暮らせない」と

一向に決着がつかないので二人とも近くを歩いていた日本人に
聞いてみた。
「なあ、どっちがいなくなれば世界が平和になると思う?」

白人は思っていた「日本の近代化は我々がしてやった
から日本は絶対こっちの味方をしてくれるはずだ。」と

黒人は思っていた「日本は昔の戦争で白人にボコボコ
にされたから日本は絶対こっちの味方をしてくれるはずだ。」と

二人が期待の目で日本人を見ていると日本人はこう答えた

「両方共クソくらえ!!!!!!」


またこんなのもある。


イギリス人のジャーナリストが食肉の不足について、街頭インタビューを行った。

「失礼ですが、食肉の不足について、ご意見、お聞かせ願えませんか?」

ユダヤ人「失礼って何ですか?」


ポーランド人「食肉って何ですか?」

アメリカ人「不足って何ですか?」

中国人「意見って何ですか?」

日本人「アメリカと同意見です」

イギリス人「とりあえずティータイムにしませんか?」

アフリカ人「肉なら今目の前にあるじゃないか」

マリー・アントワネット「お肉が無いならお菓子を食べればいいじゃないの」

韓国人「犬食おうよ、犬」

朝鮮人「そんなことはあり得ない!将軍様が」

アステカ人「まず太陽の神様に捧げてからだ。」


または、こんなのも。


東アジア各国の代表4人が集まって、互いに誰が一番他国にダメージを与えたことがあるか、自慢大会をした。

北朝鮮の将軍様は、日本人を数百人拉致し、日本近海に核ミサイルをぶち込んだことがあると自慢した。

韓国の大統領は、竹島を侵略し、賠償を口実に日本に数兆円たかったことがあると自慢した。

中国の首席は、東シナ海の油田を盗掘し、チベット人を1000万人殺害したことがあると自慢した。

一方、日本の首相は神社に参拝したことがあると自慢した。


アメリカで公に言えないタブー

金持ちユダヤ人のアメリカ乗っ取りにイスラエルロビー活動、年間30億ドルに及ぶアメリカのイスラエルへの資金提供などなど・・・・

ユダヤ問題の根深さこそ中東問題の一因でもあるし現代社会の様々な問題の一因でもある。

アメリカ人口の3%ほどのユダヤ人がアメリカの否、世界の富の何割かをを独占する実態。

圧倒的な差別野中で被差別者が実力でのし上がるのは、わが国における部落問題や在日問題に酷似する。

そして、そして差別と権力こそ我々に共通する文化などと思う今日この頃。

そして、差別する側、アメリカで言えば、WASPだろう。

白人でアングロサクソンでプロテスタント教徒で・・・・

だからこそ、アメリカのマフィアは、カトリックで非アングロサクソンのイタリア系移民が席捲するのだろうし・・・・

似たような構造は世界中にある。

少しの違いを認め合えずに血を流し続けるのだ。


(-∧-)合掌・・・