1匹のウサギを4頭のライオンが取り囲んでいます。
4頭のライオンの内の1頭がウサギを食い殺そうと狙っています。
ウサギは助かる為に何をすればいいでしょうか。

って回りくどいか。
核武装した北朝鮮、中国、ロシア、アメリカが核武装していない日本を取り囲み、中国が日本を食い尽そうと狙っている今の現実を描写してみました。

何でもかんでも食い尽す最も野蛮な中国という名のライオンは何故、目の前の日本という名のウサギを食い殺さないか。
それをすると、向かいにいるもう1頭のライオン=アメリカに襲われる恐れがあるから手を出せない、簡単に言えばそういう事です。

ウサギが平和に草を食べていられるのは日米同盟のおかげです。
ここに集団的自衛権を行使するウサギとなれば、中国による通常兵器での侵略は完全に無くなったと思っていいのでしょう。

平和を守るとはそういう事です。
喧嘩好きで非常に野蛮な中国という国が近くにあって我が国を狙っている時、喧嘩をしない為には相手に手を出す気にさせないだけの武力が必要で、相手にナメられた時、我が国が命乞いをしても空しく武力侵攻され、食い尽されます。
平和愛好家であり戦争を否定している多くの女性の皆さん、集団的自衛権の意義がご理解いただけましたでしょうか。
集団的自衛権行使容認の閣議決定は、野蛮な中国の武力進攻を思い止まらせ、戦争を避ける為の有効な手立てなのです。
(ま、テレビや新聞を鵜呑みにしている人に理解できるとは思いませんが。)

で、です。
じゃあアメリカとの同盟があれば安心なの?です。
んなワケありません。
アメリカがウサギに隠れて中国と話し合い、一緒にウサギを食っちまおうか、なんて事もあり得ます。
相手がどう動くか、それを決めるのは日本ではありませんから、可能性は何でもアリなのです。

だから同盟は一つでも多い方がいい。
我が国周辺での核保有国はインドであり、北朝鮮であり、ロシアです。

そのロシア。
さすがのプーチンもハメられましたか。

実際に民間機を撃墜したのはアメリカなのでしょうが、ロシアが糸を引いた事にされるようで、秋に予定していたプーチン大統領の来日が危うくなりました。
ウサギたる日本としてはロシアという名のライオンとの(表面的な)友好は、中国という名のライオンに対する威嚇になりますが、同時にアメリカというライオンの必要性が下がります。
アメリカと中国に密約があるとして、日本とロシアが手を組むと、アメリカと中国とによる密約も計画もダメになってしまいます。
日本とロシアを組ませない、その為にアメリカは民間機を撃墜し、その犯人をロシアだと発表した、そのようにも思えます。

安倍晋三首相がどんな舵取りをするかですが、ロシアも国際社会に向けていい顔をする必要性に迫られた局面ですから、来日して「北方4島の返還を前向きに検討する」なんて声明を出させ、それに応えて日本はロシアに対する制裁を一部控えるぐらいでまとめるなんてのはどうでしょう。
日本にとってロシアとの(表面的であっても)友好のアピールは肝要だと思います。アメリカと中国に好きにさせない為にも。
頑張って、プーチンを日本に引っ張って来て欲しいものです。

なんてね。

我が国が核武装していたら話は早いのですよ。
ライオンを襲うライオンはいませんから。
日本がライオンになれば、それが最も有効な平和の手立てなのです。
(それを最も嫌がる中国とアメリカは、我が国のマスコミを使って、そうはさせじと必死に抵抗するでしょうが。)

実は我が国は核武装すべきなんです。
核武装は平和を守る為に最も有効な手立てなのです。
それは理解に苦しむ程難しい話ではないと思います。