わが家の梅の花が満開です。


家の近くには池上梅園という、昔、伊東深水(といってもほとんど今の人には分からないかもしれませんが、朝丘雪路さんのお父上)の画室であったとという公園がありますが、そこも先日までたくさんの観梅に大勢の方がいらしていたようです。
斜面一面の紅梅、白梅の競演はなかなかの見物です。


うちにも、何本かの梅の木があります。
白い寒梅は、老木で枝がかなり傷んでおり、「今年は大丈夫かなと?」と毎年心配しますが、今年も何とか、くれから正月にかけ、密やかに花を咲かせてくれました。
今、目を楽しませてくれているのは、もう少し大きな木です。


建築家 モグモグ日記-koubai 建築家 モグモグ日記-hakubai


父が元気の頃は、いつも暇を見つけては木に登り、手入れをしていたのですが、私の代になってからは、「暇がとれない」という言い訳で、とりわけこのところ、手を入れるどころか、眺めてやることも充分に出来ないままとなってしまい、申し訳ない限りです。

来月の下旬には桜の季節となりますが、私は、桜より梅の花の方が好きです。
色のメリハリがはっきりしているからでしょう、桜はどうも水っぽい。

この画像のように、青空とのコントラストがはっきりしている時は、本当に梅の厳しい「意思」を感じるというか、りりしさを感じるというか、凛とした強さを感じさせます。

今年は、わが家の耐震化工事を計画していることもあり、庭の木も大分切らなければいけないかも知れません。
なんとか、この梅の老木は残したいところです。