単行本『レプリカたちの夜』
一條次郎(著)
新潮社(出版)
動物レプリカ工場に勤める
品質管理部の往本(おうもと)が
シロクマを目撃したのは、
夜中の十二時すぎだった。
こんな感じで、物語はスタートするので、
選考会を騒然とさせた
新潮ミステリー大賞受賞作として、
話題になりました。
“卓越したユーモアと圧倒的筆力で
描き出すデヴィッド・リンチ的世界観。”
ジャンル分けするのは、難しいそうですが、
ミステリーか否かよりも
どう着地するのだろうかと
ページをめくってしまいます。
“時間などというものさえなければ、
悲しみもありませんですのに・・・。”
この一文が心に残りました。
そして、人間の思い込みって、
実に滑稽なものだと知ります。
巻末の参考文献の多さを見ると・・・
もうこれは、混沌としても
この世界に迷い込むしかないでしょう。
1月最初の満月は、ウルフムーン。
寒い夜は、うどんで
丸亀製麺 期間限定
肉がさね 玉子あんかけ
1月下旬までのメニューだそうです。
御馳走様でした。