企業コンセプトの作り方と存在理由、【ZARA】の戦略
「企業コンセプト」って難しいですよね。
当初は、自分ひとりだからいくらでも自分の頭の中で考えるから、ある意味は簡単。
というのも、自分自身を含めて対外的に接するとどんどん良いものになって、会社も成長するものだから。
でも、事業は一人で出来る限界がありますよね。そのときに必要なのが、「企業コンセプト」と思います。
他の人と共有でき、その自分以外に動いてもらう人に「動ける範囲を与えるもの」と考えます。
誰でも、「おたくでこれできる?」「はい、持ち帰って社長に確認してみます」・・・
これでは、自分以外はある意味奴隷でありますし、少なからずその場で判断する決裁権限をあげると、
人は成長していくし、たとえ失敗しても次につながると思います。
失敗はつきものですし。
ただ、当初は自分のDNAを残すために、ある程度の奴隷的扱いは時と場合に応じて必要かもしれませんね。
だから、なるべく「大きな絵」を描いていて、「考え方にも幅がある」企業コンセプトがいいのかもしれません。
これに沿って行動することは、誰しもたやすいことですから。
で、私のところは、「中小企業を活性化する!」ということにある程度決めています。
事業領域は、3つほどあります。追って公開します。
あと、【ZARA】の戦略を先日勉強しましたので、ここに共有させていただきますね。
皆さん、ZARAの広告って見たことありますか?
多分、誰も無いと思います。
なぜならば、広告をしないのが彼らの戦略なんです。
どういうこと?と質問が飛んできそうですね。(私もどういうこと?と思いました)
彼らの戦略は
・No production in China
・Shops in the best location
・Products in small quantity
・No advertisement
・In-house construction company
ということです。
つまり、広告をしない代わりに、銀座の一等地の一番真ん中とか一番いい場所に出店して、
2週間に一回商品を入れ替えて、少量を生産していく。
お客さんは、少量しか生産しないから、今買わないと売り切れだと思うし、2週間に1回新商品が店頭に
並ぶから、2週間に1回は来店する。
そして、ZARAはスペインの会社ですので、中国で生産すると2週間の商品タームに間に合わないから、
旧東欧で生産する。また、店のコンセプトの統一性が保てるから、自社で店を出すときの内装請負い会社を
保有して、効率化を図る・・・
さすが良く考えていますね!!
事業コンセプトと一致するために「Who is the valuable customer?」という質問に
答えているわけです。
自分の事業も実務に入ると、明日の飯を気にしなければならないために、
目がくらんでしまうので、起業前にこういったことを日々考えている現在です。
皆さん、良いご意見とか有れば教えてくださいね。
【参考文献】
・ウイニング 勝利の経営 ジャック・ウェルチ
- ウィニング 勝利の経営/ジャック・ウェルチ
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