角膜移植の費用はいくらくらいかかるのか?

私の場合、アメリカのアイバンクから空輸された角膜を用いた移植だったので、1週間の入院期間で約40万円ほどだった。
国内のアイバンクからの提供であれば、3割負担で15万円程、と聞いている。
差額の約25万円はアメリカからの空輸・通関などにかかる諸費用の実費だ。(提供される角膜は無償)
これらの費用は手術・入院にかかる費用なので、術前検査などの費用は別途かかる。

まだ主治医に出会う前に、ネットを検索していて見つけたサイトがある。
アメリカに渡航して角膜移植を受けるのを斡旋している人のサイトだった。
確か主催者自身が円錐角膜で移植が必要になり、国内でなかなか受けられないままアメリカに渡航し、現地で眼科にかかる必要ができたため受診し、医師から勧められて移植手術を受けた方だったと記憶している。
渡航して角膜移植を受ける場合の総費用が約10年前で約200万円程だった。
とてもそんな費用は出せないので渡航しての移植は選択肢には入れられなかった。
術後管理をどうするか、という不安もあったし。

そうして検索を重ねているうち、今の主治医に出会ったのだった。

このブログの記事でも何度か書いたが、角膜移植は臓器移植だ。
手術自体に失明の危険も伴うし、術後の拒絶反応・感染症の危険もある。

これから角膜移植を受けることを検討している方は、費用面のことだけでなく、術後管理などのことも含めて手術を受ける病院を考えるようにしたほうがいい、と思う。