とーほくほーこく◎相馬市編
朝、津波の被害のひどかった 松川浦あたりに連れて行ってもらう。
言葉がみつからない。
『あの 松林の向こうが海で、ここは 家が建ってた。おのへんが、うちの家で、あそこで嫁と息子が見つかった。27人いっしょに。』と 教えてくれた。
写真を躊躇していたら、どんどん撮って、帰ったら伝えてくれって。
どんな 悲惨なことがおこったかを。
あたまのなかを ぐるぐると 満月の夕 が回っていた。
この光景を、ぜったいに 忘れたくない。
お昼、Mちゃんの働く 靴屋さんでお買い物。
この帰り 初めて ガイガーカウンターが鳴る。ガンジーの上着だけ。
ちょっと どきどきした。
松川浦の海苔のつくだにで昼食もいただいた。
もうしばらくは食べることはできない貴重な味。
のぶはTシャツや靴下まで『穴があいててかっこわるいから やる!』って、いただく始末。トホホ。
いろいろの お礼に、お風呂掃除をさせていただきました。
掃除後のコーヒーまで おごってもらい・・・・ああ、美味しかったなぁ・・・
朝から ちょっかいをかけてきた やんちゃくれ少年にギターを渡す。
さあ!もっともっと ここにいて みんなと いたいけれど、そろそろ 残りの日にちが迫ってきている。
ほんとお世話になりました!!!
帰り道がてら、海沿いを北上しながらはしり、お手伝いできるところを探す。
被害が大きくボランティアのあまり入ってないとの情報により、宮城県山元町、亘理(こうり)町、陸前浜田など。
作業をしている人たちをみつけるも、あたまのカタいボランティアリーダーで、
あっさり 断られるうえに怪しまれる。
盗難や窃盗団が多いから しかたがないけれど、
道端で困っている人を助けるのに 資格がいるのかな・・・保険がいるのかな。
夕暮れがせまってきていたので、松島まで行き、
一路大阪へ。