1月23日の日経新聞にわたしが取り組んでいる「選択制401k」が紹介されて以来、いろんな方から情報交換を求められるケースが多くなりました
中には、いわゆる同業の方も多いのですが、もともとこの確定拠出年金(401k)という制度そのものがまだまだ日本では知られていないため、競合だからということにこだわらず、色々とお話をお伺いしています
その中で、同じ「選択制401k」という切り口であっても、いろんなアプローチがあるな~と改めて思いました
選択制にすると、給与の中から加入者が掛け金を拠出することになるため、社会保険の等級が下がり、それがつまり企業にとっては「社会保険料の削減」となるわけですが、
その部分に焦点を当て、つまりはそれを目的として導入コンサルをしていらっしゃるところもあるとか・・・
いやはや、これでは401k導入本末転倒です!!
そもそも401kは加入者が老後資金をつくるための制度なので、社会保険料の削減は、あくまでもおまけ
社会保険料の等級を下げることによって、変化する傷病手当金や、老齢厚生年金額もあるわけですから、そのあたりは丁寧にお伝えしなければなりません。
いくつかの制約もあるけれど、それでも「自助努力」の必要性を感じ、ご自身で自分の老後はしっかり支えていこう!というかたのための制度でなければ、401kは意味がありません
だから、私はFPとして加入者教育・加入者コンサルをさせていただくことを大前提に企業様にご提案しているのですが・・・
年金制度が本当に危うい今、それでも老後はやってきます
元気で働いて収入が得られれば良いですが、病気になるかも知れないし、仕事がないかもしれない
そんな将来、誰が喜んで迎えますか
であれば、今元気で働けるうちに少しでも未来の自分のためにお金を準備しておきましょうよ
そのためには、国が準備している優遇された制度を活用しましょうよ
今できることを精一杯やる
それしかないでしょう
将来のことを真剣に考えようとすると、とたんにめんどくさくなります
だって、今やっていることのプラスアルファのエネルギーが必要ですもん
でも、だからこそやるんです
私自身はそんな気持ちでこの仕事をしているのですが・・・
コスト削減という目先のメリットを追求すると、未来が見えなくなってしまいます
そんな人に導入コンサルを受けた企業さん、いや一番不幸なのは従業員さんだな、は気の毒ですホントに
ただ、すべてがすべてそういう方ではなく、私と同じようなハートで取り組んでいらっしゃる方ともめぐり合えたのでとても大きな収穫でした
まずは、世の中には老後資金作りのために税金優遇のある有利な制度があること、を広くお伝えする
情報がなければ、選ぶこともできませんから
選ぶのは、あなた
今行動を起こすのも、
結局何もしないのも