全従業員よく読んで、真剣に考えてください!!

前にも言いましたが、
飲食店は、【食べ+飲む+内装】が普通、

しかし、飲食店の中で、そこでしか味わえない商品がある店は、
内装で勝負をしてなくて味だけで勝負している店

要は、
内装は汚いないが、味だけはどこにも負けない、
世界一うまい料理を出している自信がある。
内装とお味は関係ないという事。

しかし、それでないお店は、
美味しいのはもちろんなんですが、
そこの店だけにしかない商品が無いお店は、

例えば、
普段は行かないようなちょっと高級なお店で、
食事をした事があると思うけど、
その時の経験を思い返してみて。

「高級レストラン」、美しくきらびやかなシャンデリアがあったり、
壁に素晴しい絵画が飾られたりと、外装・内装は高級。

しかし、必ずしもそのようなお店に行ったからといって、
満足度が上がるのかと言えば、当然そのような事はありません。

最終的にお客様の満足度を決定する要因は何かと言うと、
それは「スタッフひとりひとりの接客態度」ではと思います。

せっかく外装・内装を豪華にしても、
そこで働くスタッフの接客態度が悪ければ、
その店に対する満足度は低くなってしまいます。

むしろ外装・内装を豪華にすればする程、
「あの店、外見は豪華だけど、スタッフが最悪で値段も高いよね」
等という悪い口コミが拡がり易いんです。

しかし逆に言えば先程の話じゃないが、
外装・内装は決して豪華ではなかったとしても、
そこで働くスタッフの接客が素晴しいものであれば、
お客様の満足度は上がるはずです。

人間の味覚とは不思議なもので、
必ずしも高価な食材を食べたからと言って、
満足するとは限らないのです。

本当にその食材を美味しいと感じてもらう為には、
既に料理がテーブルに運ばれてきた時点で、
勝負は決まっているのです。

テクニック以外のプラスアルファ、
要は、いつも言っている、+αサービス。

長い料理人の考えで
「腕さえ良けりゃ、それでいいんだ」という考えが残っています。

しかし、考えてみるとそもそも働くという事は、
その道のプロなのですから最低美味しいは当たり前なのです。

プロ意識の無い人間は問題外なのです。

当たり前のものを持っているだけでは、
当然その分野で特化する事は難しいでしょう。

他店と同じ接客・同じ味、だったら、
特徴がないのだから、
当然、近くの安いお店に流れるのは間違いないですよ。


特化する為には、
「テクニック以外のプラスアルファサービス」がどうしても必要なのです。
そのプラスアルファが、
飲食店においてはお客様とのコミュニケーション等の“接客”です。

前に言ったように、
そこの店だけにしかない商品が無いお店は、

内装・味・雰囲気は、
その先の店の方向性を決定する、
大事な点である事は間違いないんです。

しかし、
外装・内装以上に大事なのは
「店長をはじめとするスタッフさんの気持ちが一番大事」なんです。

「飲食店はサービス業なんだ」

「ひとくくりに“お客様”と捉えてしまうのではなく、
ひとりひとりの“人”として接するのだ」

という意識をもっと高めた上で、配慮して下さい。

改めて「お客様第一主義のお店」の気持を思い出してください。

BAR部門のほうですが、
あるお客様からメールをいただきうれしかったのは、

「内装のセンスや、スタッフの方々の接客も、
大変良くてお料理が倍以上に美味しく感じられました。」

こういったプラスアルファサービスが、
最も重要な事だと考えている僕にとって、
十二分に満足できる内容でした。

今うちの従業員で調子が悪いのは、
景気とか、自分の責任でないと思っている人、
景気、天気の様な外に原因があるのではなく、
全ては、内・中で起こっているから。

全従業員よく聞け!!
自分達の給料がお客様から頂いている事を一秒たりとも忘れるな。