廣田信子のブログ

マンションコミュニティ研究会、MSC㈱代表廣田信子より
日々のマンション生活やお仕事に、また人生にちょっとプラスになるストーリーをお届けしています。
一人ひとりが自分らしく活躍しながら、力を合わせることで豊かに暮らす、新しいコミュニティ型社会を目指して・・・

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こんにちは! 廣田信子です。

 

東京都内の駅前立地で、

45年、約800戸の団地に講演に伺いました。

 

高齢化はやはり進んでいるのですが、

自主管理なので、管理費・修繕積立金も驚くほど安く、

滞納もゼロです。

(これは、すごいことなのです)

 

とはいえ、

4回目の大規模修繕工事までは何とかなったが、

次までには、今後この団地の将来の方向性を出したいと、

 

有志の方々が、委員会をつくって

がんばって活動されています。

 

私の本やブログもよく読んで下さっていて、

「建替え」か「再生」かの二者択一的な話を急ぐのではなく、

じっくり時間を掛けて合意形成をしていこうと

丁寧な取り組みをされています。

 

依頼時の、ちょっと贅沢な悩みは、

現在、皆平穏に暮らしていて、誰も困っていないので、

いろいろな働きかけをしても、

未来を考える機運が高まらないこと。

 

当日は、さて、人が集まっているかな…と思いつつ

駅に降り立ちました。

 

駅前の幹線道路沿いに、URの高層賃貸棟が、

壁のように立っていて、

そのエントランスを通り向けると、

 

そこに、5階建て階段室型の

緑豊かな分譲団地が広がっています。

 

設計者は、賃貸棟を防音壁のように建てることで、

分譲団地の静けさを守ろうとしたのだろうという

意図が伝わってきます。

 

この賃貸棟と分譲団地は、

一団地認定で計画されています。

 

それゆえ、「建替え」を考えると、

たいへん面倒なことになるというので、

 

この賃貸棟がなければいいのに…

というようにマイナスに捉えられていたようですが…

 

私は、一目見て、「これはいい!」と思いました。

 

階段室型の団地の悩みは、

高齢になって階段がきつくなったときに

住み続けられないことです。

 

そのために、

管理組合で、団地の一角に、

高齢者用のエレベーター付き賃貸棟を

建てたいと検討している団地もあるぐらいです。

(これも、なかなか困難なのですが…)

 

それが、ここは、

いざという時の住み替え用の賃貸棟が、

最初から団地の中にあるのです。

 

どうしても階段がきつくなったら、

今の住戸を賃貸に出して、

同じ団地内の賃貸棟に住み替えをすることも可能です。

 

ただ、そのことに気づいていなかった方も

多かったようで、

 

講演の後の意見交換で、

そのことに初めて気づいたという方もいました。

 

いずれ、建替えを考える場合も、

URが一団地の中に入っていることは、

決してマイナスではなく、

可能性が広がるはず…と私は思います。

 

URは、団地をたくさん造って分譲してきた

社会的責任のようなものを考えているはずですから、

 

今後、分譲団地を含めた地域の再生に、

利害関係を超えた協力を得られる可能性があると

思っているからです。

 

 

講演とインタビューが呼び水になって、

たくさんの方が発言されました。

 

主催された委員会の方が、

無関心が多いことを心配されていましたが、

そんなことはありませんでした。

会場もいっぱいでしたし…。

 

20年後団地はどうなっているだろう

という問い掛けに、

 

行政と連携して、

公的な施設が入った再開発事業で建替えられている…と

明確なイメージを持っている方もいました。

 

もちろん、このままじゃないかな…という方もいますが、

 

商業施設との複合マンションにできないか…

ゆったりとした建物配置にして自然と共存の街にしたい…

相続税は建替えで資産価値が上がるのは有利…

 

等々の声が出ました。

 

大事なのは、まず、このように、

自分で自分の未来を想像してみること

そして、それぞれが、自分の希望や思い描いている未来を、

言葉にして外に出すことです。

 

変わることへの不安や

「このままがいい」という気持ちも…です。

 

そして、それと同じぐらい大事なのが、

自分以外の人の思いや希望を聞くことです。

 

それによって、

取り除ける不安は取りのぞきながら、

一人一人の考え方の幅を広げていくことができます。

 

多くの人が、自分の人生を超えた未来にも

思いをはせることができるようになれば…

可能性が広がります。

 

未来をつくるのは、「思い」です。

 

「建替え」「再生」どちらが得か…

というような経済的な検討から入るのではなく、

 

自分たちがどうしたいか…から入ることができれば、

団地再生の合意形成の可能性は広がるはずです。

 

駅前立地、住み替え用のUR賃貸がある、

滞納ゼロのしっかりした管理組合運営、

対立関係がないコミュニティがある、

 

そして、

自分たちの団地の未来のために

ひと肌脱ぎたいと思っている人たちが存在する…

(けっこう、若い人たちがたくさん参加しています)

 

中にいる人は、当たり前になっていて、

その価値に気づかないものですが、

 

私がこれまで縁があった高経年団地の中では、

一番と言っていいほど、

いろいろな可能性が考えられる好条件の団地です。

 

ぜひ、丁寧に時間を掛けて、

未来をつくる楽しさを共有しながら、

みんなで話し合い、歩み寄るという合意形成を

これからもしていって頂きたいと願っています。

 

そういうところに、

神様はチャンスを与えてくれるものですから…。

 

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