本年もマニアックな話題しかないブログですが
お付き合いのほどよろしくお願いします。
さて新年最初の話題は久々のギターです。
と言ってもいつもと変わらぬ内容ですが(^0_0^；
新年早々お預かりした音もだちのギター
ナットの摩耗から１弦にビビりがあるという
確認するとネックはそれなりに純反り状態なのに
１弦が確かにビビっている。
また若干弦溝に欠けも生じているようなので
作り替えが必要と判断しお預かりした。
まずは現在のナットを取り外す準備から
塗膜をヘッド部や指板・ネックから縁切り
ヘッドセンター木部の被りが大きいため
今回は横方向に力を加え取り外し成功
外したナットの底面にサウンドペーパーを貼り
左右にスライドさせて底面の接着面を研磨
さらに角の部分も丁寧に整える。
こうして綺麗に仕上がったナット取り付け溝
新ナットは四角い牛骨ブロックから削りだし
まずは側面と底面の直角だしを行い
概ね直角が出たところで最終は本体とりつけ時に再調整
続いて厚みを削りだしていきますが
この時力加減で削り方に偏りが出やすいため
両端・中央を小まめに計測しながら削って行きます。
概ねの外観が削りあがったところ
全体的に若干大きめに削ってあり
トップのテーパー加工も含めて
本体とのマッチングをしながら
加工を進めていきます。
とりあえず今日はここまで...(^０_０^)♪