アイビーの独り言

アイビーの独り言

加藤りつこのブログ

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山木屋田んぼリンクで練習した子供たち、これまで何人も国体出場しています。

 

 

原発事故発生で長い間避難生活をされていた福島県伊達郡川俣町山木屋地区の方々に、避難解除の朗報が入って二年目の今年。

昨年震災後はじめて山木屋に田んぼスケートリンクが復活しました。

今年も数名の有志で作られた田んぼリンクで、久しぶりに子供たちの歓声が周囲の山々にこだましました。

 

すてきな笑顔ですね。

 

 

 

2月1日には、フィギュアスケートの浅田真央さんが慰問に来てくださり、深夜に何回も水まきしてリンク作りをされる山木屋の方々の作業を手伝ってくださったそうです。

私の友人で、震災前から冬の間、田んぼを提供しスケートリンクを作り、子供たちのスケート教室をされていた大内秀一(おおうちひでかつ)さんは、山木屋に帰還する人が少ないのが寂しいけど、せめて冬だけでも子供たちが故郷に帰って笑顔になってくれたら嬉しい。と、今年もリンク作りに励まれました。

 

真央ちゃん、1人で水まき頑張ったそうです。

 

 

 

その大内さんが、真央さんが寒くて重労働である水まきを、1人で頑張ってくださった。と感激されていました。

「大変だから交代しよう」 と何度も声かけしたのに、「大丈夫です」 と言って交代もしないで最後まで1人でやり遂げられたそうです。

「寒かったでしょう」 とストーブの傍の席に案内しても、山木屋の皆さんに譲って自分は傍に座らなかった。

誠実で律儀で人に優しくて、みんな真央ちゃんが大好きになったと言われていました。

 

 

今年は雪が多くて雪かきが大変だった。雪が積もると氷が解けるのだとか。

 

 

 

また翌日は、小学生や中学生たちのスケートの授業にサプライズ参加されたそうですが、みんなビックリしますよね。大喜びだったそうです。

そんな様子を、NHKクローズアップ現代+で放送されるそうです。

 

3月7日(水)夜10時から

NHKクローズアップ現代+

 

みなさん!!みてね~!!ボクもみるよ!! (内藤達郎・撮影)

 

 

 

 

盈進高校ヒューマンライツ部三年生の生徒たちを見送る日が近づいて

嬉しくもあり、寂しくもあり・・・・・

複雑な毎日です。

中学生として入学した頃の幼い子供たちが高校生になり、立派に成長する過程を見守らせていただける事の幸せをかみしめています。

ヒューマンライツ部で体験し学んだ数々の思い出を糧に、それぞれの道を弛まず歩いて欲しいと願っています。

 

大切なお小遣いを出し合ってプレゼントしてくれたハンカチ

 

 

 

先日、顧問の延先生と生徒たち3名が、平和学習のために広島に来ました。

忙しい彼女たちが、盈進中高で過ごした6年間の想いをしたためてくれた手紙文に熱い想いがこみ上げ感慨もひとしおでした。

 

 

りつこさん、今、感謝の気持ちでいっぱいです。

 私事ですが、来月1日、6年間お世話になった盈進を無事卒業します。

「ヒューマンライツ部」は私の中高時代の全てです。 それは、りつこさんのような、愛情をたくさん注いでくださる人生の「師」に、たくさん出会ったからです。

    (中略)

大学生活、生かしていただいているこの人生を大切に、自分に挑戦し続けます。

貴光さんは、私の中で生き続けます。迷ったとき、きっと道を示してくださると思います。

りつこさん! どうかずっとずっとお元気で・・・・・!!

まだまだ寒いので、お身体お気をつけください!

これからも盈進ヒューマンライツ部をよろしくお願いします。では、必ずまた!!

 

 

 

 

 

 

 

 

広島経済大学 徳永博充ゼミの学生によるドキュメンタリー映画が完成しました。

昨年(2016年)制作された 【忘れられた魂 ~宮島の原爆死者たち~】は、東京ビデオフェスで入賞し、表彰されました。

 

今年度の作品も大変興味があり期待していたところ、その上映会が行われることを、徳永教授からご連絡いただきました。

 

【眼差し ヒロシマから沖縄へ】

日時   2017年7月27日(木) 15時~16時30分

会場   広島経済大学 明徳館 7階

入場料  無料

 

ご興味ある方はぜひご一緒に。

駐車場確保などの為にお申込みが必要です。

このブログかFBのMessenger(加藤りつこ)の方までご一報くださいませ。

 

やさしく、たくましく生きる母と娘   (青森市)西中学・撮影

 

 

 

7~8年前に、家庭の事情で幼子を女手ひとつで育てることになった、二組の母子との出会いがあり、それぞれの母と子を応援して今日に至っています。
その二組の母子から、この度の「Vientoコンサート」に、貴いご寄付をいただきました。

小学生だったRちゃん。ある日突然、父親が家を出て、母と子の二人暮らしになった彼女たちの苦悩。でもRちゃんは、その怒りと悲しみをお勉強することで耐え抜き、今春大学生になりました。そして、優秀だった彼女は、アルバイトに、自宅でできる小論文の添削に携わることができました。その喜びを、いの一番に私に知らせてくれたあの日の感動を思い出しては涙する私です。
そのRちゃんから届いた封筒の中身は、きれいに四つ折りにされた「1,000円札」とメッセージ。...
「初めてのアルバイト料をいただきました。少ないですが、加藤さんの活動のお役に立てていただければ嬉しいです」。
そして母親のEさんからは、「5,000円札」が。

もう一組の母子からは、熊本支援Vientoコンサートのお役にたてれば。と「10,000円札」が。
母親のSさんは、まだ未就学児だったRちゃんを連れて女手ひとつで娘を育て、今、その子は中学生になりました。
この二組の母と子が私は愛おしくてたまりません。この度いただいた貴重な浄財は、彼女たちにとって、どんな思いと労力と時間をかけて得たものか・・・・・勿体ないご寄付です。
心洗われた私は、これからも襟を正して、精一杯活動し生きて参ります。
先ほど、青森の西中学さんから、東北のお花の写真をたくさん送っていただきました。その中に「ヒメシャクナゲ」の画像があり、ふとその母子を重ねました。
この可憐なお花を、Eさん、Sさんと、娘のRちゃん達に捧げます。心から・・・心からの「ありがとう」を添えて。

 

 

平和宣言を読み上げる生徒。向かって左から盈進高校生徒会長、沖縄尚学高校生徒会長、大阪偕星高校生徒会長、盈進高校ヒューマンライツ部部長

 

 

自分の育ったふるさとを愛し、その歴史を学び、伝える。他者のふるさとも同じように愛し、その歴史や文化を互いに尊敬しあう。そして、「共に生きる」。

 それが、いつかきっと、世界の平和につながると私たちは信じます。「ふるさと」。それは、私たちの平和の原点です。

 

 ここに集う私たちのふるさとは、核兵器(原爆)、沖縄戦、空襲によって多くの命が奪われた歴史があります。

 

沖縄尚学高校では琉球空手が必須科目として伝承されている。攻撃のために使うのではなく護身のための空手道精神が沖縄の人々のやさしさにつながっているような気がする。

 

 

 

 

 「軍医が、麻酔が効いていない兵隊さんにメスを入れた。叫ぶ兵隊に、軍医は『貴様、それでも軍人か!』 と怒鳴った。砲弾の中を逃げながら、切断された兵隊の手足を外へ捨てに行った・・・・・解散命令が出た。 北部はアメリカ軍で埋め尽くされ、南へ南へ逃げたが、もう限界。手榴弾で死ぬ覚悟を決めた」。 白梅学徒として、沖縄戦を生き抜いた中山きくさんの証言です。

 考えなければいけません。私たちと同じ少年少女が、なぜ砲弾の中を走らなければならなかったのか。友の死を目の当たりにしなければならなかったのか。家族を失わなければならなかったのか。そして、死ななければならなかったのか。

 国土面積 0.6%の沖縄に、在日米軍約 74%が配備されています。私たちが大好きな沖縄は、いまも、私たちの平和な生活の犠牲ではないでしょうか。

 

 

大阪偕星高校ダンス部による創作ダンス

 

 

 

 昨年 5月27日。広島、日本、いや世界にとって歴史的な日となりました。 現役米国大統領オバマ氏の広島訪問。広島は揺れました。

「謝罪はいらない」 「謝罪は当然」 などです。 そして、いままさに、国連で 「核兵器禁止条約」 締結の交渉が開始されました。 大きな歴史の節目に、私たちは、いま、こうして集いました。

 

 戦争にはもちろん加害、被害の両面があります。 ただ、行きつく先は同じです。多くの犠牲と死を伴うということことです。 私たちは訴えます。

「悪い平和はない。 正しい戦争はない」 と。

 非人道の極み。 それが核兵器です。 核兵器廃絶は、人類の悲願なのです。

 

盈進高校ダンス部による創作ダンス

 

 

 

 

 71年前の大阪。大空襲で約1万5千人が亡くなりました。 福山も同じように空襲で尊い命が奪われました。 失った命の重みはヒロシマ、ナガサキ、オキナワと何ら変わりません。

 

 いまなお、核戦力強化を主張する核保有国。 私たちは、「核廃絶はできない」 という世間の厳しい意見にもさらされます。 しかし、「自分と同じ思いをさせてはならない」 という、敵対と復讐を超えた素朴で崇高な被爆者や戦争体験者の言葉が、いつも私たちを奮い立たせます。

 

沖縄尚学高校地域研究部によるインド舞踊

 

 

 

 

 2011年3月11日午後2時46分。 東日本大震災発生。 ふるさと、家族、仲間・・・・・日常が根こそぎ破壊されました。 福島の原発事故。 71年前の 「放射能被害」 は、再び繰り返されました。

 あれから6年。悲しみは現在進行形です。 福島からの避難者に対するいじめ事件に胸が締め付けられます。 福島の悲しみもまた、私たちの平和な生活の犠牲ではないでしょうか。

 阪神淡路大震災から、22年。 私たちが自ら、他者の悲しみを知ろうとすれば、戦争、紛争、天災、人災によって悲しむ人々に寄り添い、「共に生きる」 社会になるはずです。

 

沖縄尚学によるカマドさん体操

 

 

 

 

 「人類は生きねばならぬ」 「Humankind must live. Small is beautiful.」。 広島で被爆し、生涯で約500回、核実験に抗議し、原爆慰霊碑の前で座り込みを続けてきた故・森瀧市郎先生の信念です。

「ぬちどぅ宝」 という沖縄の魂と重なります。

 年齢、性別、民族、国境を越え、連帯すること。 私たち中高生の活動は微力だけど、いつか、きっと、大きな力になると信じ、行動し続けます。

 

「No more Hiroshima, Nagasaki, Osaka, Fukuyama, Fukushima.」

 

2017年3月29日

盈進中学高等学校  沖縄尚学高等学校  大阪偕星高等学校

「2017年 第4回 中高生平和サミット in  Hiroshima」 実行委員会