アイビーの独り言

加藤りつこのブログ


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中学生のお子さまがイジメにあって、心を痛めておられる、あるお母さまとの出会いがありました。

学校での状況や先生方の対応をお聴きしたところ、少しずつ平常心を取り戻しつつあるお子さまですが、その傷口は深く、彼女の日常を取り戻すには、まだ時間がかかりそうだと感じた私は、先日、開催した【瀬川泰代左手のピアノ”祈望”コンサート】に、お母さまと3人のお子さまをご招待しました。




 瀬川泰代さんの演奏                              内藤達郎・撮影






出演者の瀬川泰代さんが、右手の演奏機能を失って、どのような心の葛藤があって今日に至っているか。

朗読の井野口慧子さんが、長女の美樹ちゃんを11歳9ヶ月で亡くされた悲しみを抱えて今日まで生きて来られた日々。

アルトサックスの小田聡さんも、社会人2年目になったばかりの大切な弟を突然事故で亡くし悲しみを胸に生きた日々。


その3人の出演者によるコンサートで何かを感じてくださればとお誘いしたところ、ぜひ行きたいとのご返事をいただき、私の願いは叶ったのでした。











今日、彼女から嬉しいお手紙をいただきました。

お子さまもお母さまも、あの日の、あの空間で、心を癒していただくことができたのであれば、私も大変嬉しく思います。


イジメにあうのは辛く、孤独だと思いますが、私たちがここにいて、あなたを強く抱きしめていますから。

辛く寂しい時は、私たちを思い出してください。


「住む所は遠く離れていても、心は互いのもとにあるのです。決してあなたはひとりではないのですから・・・・・」

亡くなった私の息子が書いてくれた手紙の一節です。




 
辛く寂しくても、あなたはひとりじゃない。                    内藤達郎・撮影






加藤りつこ様

残暑お見舞い申し上げます。

先日は、”祈望”コンサートにお招きいただきまして、ほんとうにありがとうございました。

 人は、困難や哀しみ、壁にぶつかったとき、こんなにも頑張れるものなんだと心を打たれました。

皆さんが凄く輝いていて、私にはとても眩しかったです。

そして、泰代さんのピアノもとても素晴らしく、深く感銘を受けました。

気が付くと自然と涙していました。

 サックスを演奏してくださった、小田聡さんも、とてもかっこよかったです。




 瀬川泰代さんの演奏                               内藤達郎・撮影






ステージに立たれた全ての方が前向きで前進している姿をまのあたりにして、凄く心を動かされました。

子供たちもこのコンサートで何かを感じ、考える良い機会だと思いました。

こんなに間近に、人の強さを感じられる事は、なかなかないと思います。





 
小田聡(アルトサックス) 瀬川泰代(左手によるピアノ)            内藤達郎・撮影






 そして今回、りつこさんに会えてとても嬉しく思いました。

りつこさんは、人を惹きつける何か、力を持っていると感じました。 人の輪を感じました。

皆さん、とても素晴らしいつながりを持たれており、優しさがあふれていました。

”絆”って、ほんとうに大事にしたいなと改めて、考えさせられました。

 長女も私も元気をたくさんもらいました。 ありがとうございました。

皆さまの幸せを心より祈っております。


  本当にありがとうございました。




 花束贈呈後にご挨拶  司会 小作恵理さん                  内藤達郎・撮影



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2016年8月6日(土)

広島市南区民文化センター スタジオで開催した

【瀬川泰代左手のピアノ”祈望”コンサート】

満員のお客様をお迎えして、感動のうちに終了いたしました。


暑い中にも関わらず、会場にお越しくださった皆さま方に、心からお礼申し上げます。










プログラムの第1部の後半に

瀬川泰代さんの左手によるピアノ伴奏

小田聡(ひろふく会)のアルトサックス

内藤達郎(ひろふく会)の写真による映像 で

【日本の四季の唱歌メドレー】を演奏しました。


本日、You Tubeにアップしましたので、会場にお越しいただいた方々も、お越しいただけなかった方々も、映像と音楽をぜひお聴きください。


こちらからどうぞ❤

     ⇊

https://www.youtube.com/watch?v=JdZt-bxNobg

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不意に眼と合う・・・あの時の眼だ    (ヒメジョオンとベニシジミ)      撮影  内藤達郎       




雨上がりの庭に屈みこんで  夏草を抜く  不意に  ヒメジョオンの

眼と合う・・・・・あの時の眼だ


 観音小学校の片隅に  崩れ落ちたままの廃墟があった  かつては

講堂だったと聞いたが  そこで何があったのか  教えてくれる者は誰も

いなかった  空洞になった建物のいたる所から  折れ曲がった鉄骨が

 ぶら下がったり地中から突き出したりしていた  瓦礫の間から  か細い

草の足が  あちこち立ち上がっていた


 残骸の中から溶けたガラス玉を拾い集めて  時々ふうっと降りてくる

青い光に透かしてみたり  土に穴を掘り底に埋めてガラス板をかぶせ 

秘密の宝物にした

 セルロイドのキューピー人形  マッチ箱の箪笥・・・・・少しずつ運んで

くる日もくる日もそこで過ごした

 どこからか風が吹き寄せて  白い花たちがいっせいに頭を揺らしながら踊ったーーームジュンニミチテイタ  ワタシノヨウネン (校庭では  マネキン人形のように積み上げられた死体が焼かれた  両親を焼いた中学生もいたんだと聞いたのは  つい最近のことだ)




 命を死守していた種子たち        (ヒメジョオン)           撮影  内藤達郎





 陽が沈むと一日はきっぱりと終わり  闇が家々を覆い隠した  父が下の弟を背負い  母は上の弟の手を引いて  わずかな明かりを頼りに  私の前を歩いていた  下の弟が  リルリル  どこにいるのかリル・・・・・歌い始めると

  父たちは大声で  誰かリルを知らないか  声を揃えて歌った  私は石鹸がコトコト鳴る金盥(かなだらい)を抱きかかえて  必死でついていった


 転ばないように  まっすぐ歩かなければ  ちゃんと一人で歩かなくては・・・・・窓から仄かに漏れる光に  いつのまにか莟(つぼみ)を一杯付けた小さな白い花たちが  すくっと浮かび上がった  私は黙って肩を並べ  歩いていった

 太陽が凍りついた  あの受難の瞬間にも  命を死守していた種子たち




【火の文字】

2013年8月6日初版発行

著者       井野口慧子

編集・発行者  鈴木比佐雄

発行所      (株)コールサック社


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すばらしき星・地球よ悠久の時を・・・ (1月17日神戸三宮にて)        撮影  崎川







明日(あした)戦争がはじまる

                     宮尾節子(詩人)


まいにち

満員電車に乗って

人を人とも

思わなくなった



インターネットの

掲示板のカキコミで

心を心とも

思わなくなった



虐待死や

自殺のひんぱつに

命を命と

思わなくなった



じゅんび

ばっちりだ



戦争を戦争と

思わなくなるために

いよいよ

明日(あした)戦争がはじまる





小さな命みつめて    (ベニシジミとヒメジヨン)           撮影  内藤達郎







詩人・宮尾節子さんは、2014年7月2日 自作の詩【明日(あした)戦争がはじまる】 の著作権を放棄するとツィッターで明かした。


「みなさんの拡散や引用がなければ、このように読まれることはなかった詩です。ありがとうございました。どうぞ、ご自由にお使いください。願わくば平和のために・・・・・。」 と理由を話している。


2007年に書かれたこの詩を、2014年1月ツィッターへ投稿された。


私は、今初めてこの詩に出会い、心に響くものがあったので、ここに記録しておきたいと思いアップしました。






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人々の祈りの如く咲く大輪の花    タイサンボク         撮影  内藤達郎







 広島県内の合唱団で構成した 「広島平和と希望の合唱団」 とエリザベト音楽大室内合唱団が昨年3月末、被爆70年に向けて国連合唱団と米ニューヨークで演奏会を開いた。

一緒に合唱するオリジナル曲の詞を選考したご縁で、同行した。


 国連本部と聖ヨセフ教会では地元の合唱団との演奏もあり、両日とも長い練習が見事に結集して情熱あふれる素晴らしい歌声が会場に響き渡った。


 最後に歌われたのがジョン・レノンの 「イマジン」。

全員がキャンドルを持ち、大人も子供も、人権や宗教も超えて歌詞そのものの世界がそこで実現していた。

一人一人が輝いて会場が一つになったひとときだった。




一人ひとりが輝いて       クサハナビ       撮影 内藤達郎








 コンサートに駆け付けてくださったニューヨークの友人の中に、ミヨコ・ウンノ・ディヴィーという人がいる。ニューヨーク初の日本人証券キャリアウーマン。

在米50年で美術にも造詣が深い。

東日本大震災直後の2011年6月には、三菱一号館美術館(東京)などで、ご夫妻が集めたジャポニズムの美術工芸品180点あまりの記念の展覧会があった。 ジョン&ミヨコ・ウンノ・ディヴィーコレクションである。


 その後、夫のジョン・パトリックさんが他界。 13年には大きな悲しみの中で、夫妻で収集した倉敷市出身の画家 犬飼恭平について 「肖像画家 犬飼恭平~ある異教徒の告白」(吉備人出版) を執筆、出版された。


 さて、公演が無事終わり、帰国前日メトロポリタン美術館などの観光後、一行を離れて1人タクシーに乗った。

夕方、ブロードウェー近くで再び合流することにしたのだ。


 私は7年ぶりに、ミヨコさんの住むマンハッタンのダコタハウスを訪れた。

ジョン・レノンの住まいであり、オノ・ヨーコさんが今も住む。 暗殺から30年以上たつのに、建物前のその場所には4~5人の旅行者がたたずみ、写真を撮っていた。





ひたすら祈る世界中の人々の涙のように   スノードロップ








 米国に住むミヨコさんの妹さんも加わった幸せな時間は瞬く間に過ぎた。 帰り際にミヨコさんが 「イマジンのモザイクの横に、セントラルパークで春になると初めて開く白い花が今咲いているのよ」 と言われた。


 ダコタハウスのすぐ前に、ヨーコさんたちが設置されたストロベリーフィールズと呼ばれる追悼広場がある。 白とグレーの石のモザイクの真ん中にIMAGINE という文字がはめ込まれていて、今でも多くの人がそこで 「イマジン」 を歌うという。


傍らに群生していた花は、スノードロップ、別名 春待草だった。 「毎年この花から春が始まるの」 とミヨコさん。




IMAGINE すべての人々が世界を分かち合っていると   ヤブガラシ   撮影 内藤達郎







 旅の間ニューヨークは真冬のような寒さだった。 時々粉雪が舞い、肌を刺す烈風の空の下、水仙でもスミレでもなくスノードロップー雪のしずくが、ひっそり肩を寄せ合い純白の花をつけている。

ますます危うくなるこの地球で、ひたすら祈っている世界中の人々の涙のようだ。


♪想像してごらん・・・僕らの上にはただ空があるだけ・・・国などない・・・

 殺す理由も死ぬ理由もない・・・宗教もない・・・欲望も飢えもない世界・・・

 皆がただ平和に生きているー。



2015年5月30日 中国新聞 【想】 寄稿  詩人・井野口慧子

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