皆様、お久しぶりです。
まだ覚えている人がいらっしゃるでしょうか?まだ見てくれている人がいらっしゃるでしょうか?
恐らく、というよりかは確実に毎日更新していた頃に比べればご覧になってくださる方は少ないでしょう。
それでも私は、去る3月11日に東北地方を襲った大地震から今日に到るまで感じた思い(鳩山前首相が多用してたことから余り使いたくない言葉となってしまいましたが、今回は敢えて)を伝えたくてブログを久々に更新させていただきたく思います。
まず、震災に遭われた方々に心よりお悔やみとお見舞い申し上げます。
あの日の震災により本当に多くの尊い命が失われてしまいました。それと同時に人々が気づきあげてきた財産も。
そして今なお危険が目の前に迫ってきております。
まずひとつは原子力災害、そしてもうひとつは今回の地震と同規模の余震です。
まだまだ記憶に新しい2004年に発生したスマトラ沖地震、そのマグニチュードは9.1でした。そのわずか3ヶ月後にマグニチュード8.6の余震が発生しております。
このような過去の例を省みるに、3月11日に発生した地震のマグニチュードは9.0、その3ヶ月後に同規模の余震が発生する可能性は十分にあります。
しかし、残念ながらその対策は、被災者の方々に対しても、福島原子力発電所に対しても行われていません(福島原子力発電所には仮ではありますが津波対策として防波堤を作る予定だそうですが)。
更に、今尚避難所で生活をされていらっしゃる方々に充てる仮設住宅建設も滞っています。
菅首相は「お盆までには全ての被災者の方々の為の仮設住宅を建設できれば」と言っています。
はっきり言って遅すぎます。何故そんなにかかるのか、理解に苦しみます。
もしかしたら、何か重要な理由があるのかもしれませんが、それでも「お盆までかかる」というのは到底納得出来る話ではありません。
私は去る3月11日から今日に到るまで、様々な情報を見たり、聴いたり、調べたりして集めてきました。
その中で私は強く思いました。それが今回のタイトルの続きです。
「あぁ、今の私達にとって最悪な事は、『民主党が政権を握っている事』なんだな」
3月11日に発生した地震よりも、原子力災害よりも、何よりも、この期に及んでも自分たちの保身の為だけに行動する人達が政権を握っている、これが私達にとって最悪な事であり、敢えて言えば、最大の不幸ではないかと思います。
最近のニュースでは、震災対策本部の副本部長である石井一氏がこの非常時にフィリピンでゴルフをしていたそうです。
その後、記者からの取材に対し、
「国外であれば、目につかないと思った」
「被災者の方から見れば『何だ』という気持ちになるでしょうね」
と答えたそうです。
日本国民を舐めるのもいい加減にしろ!
仮にも震災対策本部の副本部長であるあなたが、被災者が未だに苦しんでいる最中にゴルフするなんて言語道断です!
更に悪質なのは「分かっててもやっている」事です。
「被災者の方から見れば『何だ』という気持ちになるでしょうね」、分かっているならやるなよ!
これでカメラの前で「ベストを尽くしてやっている」と言っているのだから信じられません。
私はまだ若いですが、それでも数多くの人間に会ってきました。はっきり言ってここまで愚劣で最低な人間は見たことがない。
しかもそれが日本の明日を決めるという大変責任ある職務である政治家であることが本当に酷い事実です。
こんな人が政治家のバッジを付けているのかと思うと私は残念でなりません。
文面では余り怒りは感じ難いでしょうが、表現が悪いですが腸が煮えくり返る思いです。
しかもその事を枝野氏に記者が質問しても「それは幹事長が・・・・」といって質問を回避しています。
民主党はこうやって責任の押し付け合いで誰も責任を取ろうとしない。
こんな人達ばかりがいる民主党に任せていては良くなるものも一生良くならないと思います。
いえ、「思います」ではないですね、「一生良くなりません」
少し冷静になって、さて、私が「私達にとって最悪な事は『民主党が政権を握っている事』」と思ったのか、まぁ元々そう思っていたんじゃないか、と言われればそれまでなんですが、ちゃんときっかけがあります。
それが以下の三点(実際はたくさんあるのですが、何せ毎日毎日入ってくるニュースを見る度にそう思うので)。
・原子力災害
・消費税増税
・TPP
まず、原子力災害についてですが、きっかけは地震による津波ですが、ここまで悪化したのは間違いなく菅直人首相を筆頭とした人災です。
3月12日、福島原子力発電所に関する情報を聴いた菅直人首相は現場へと直行しました。無論、命がけで災害を止めたいという思い、ではなく、あくまで「自分はやっているんだよ」というアピールをするため、いわばパフォーマンスの為に現場へと行ったんです。
そのせいで、現場の、災害対応として一番大切な初動が遅れ、災害を悪化させました。
そして3月15日、東京電力本店に乗り込んで3時間近くも居座り、何をしたかと思えば怒鳴り散らしただけ。
そのせいで現場に指示を送らなければならない本店の機能を3時間も失わせたのです。
これだけでも大罪です、内閣総理大臣、引いては政治家という今直ぐにでも職を辞めるべきです。
更に、これは東電が嫌がったのか、それとも政府が嫌がったのか、いずれにしても政府が直々に命令すれば(菅直人首相が強権的に東京電力本店に統合対策本部を置いたことから、命令如何で可能であることから)出来たことから政府に主な責任があると思いますが、アメリカが救援物資(原子炉を冷やすための冷却材)を送るという申し出があったとき、それを断りました。
何故なら、アメリカの言う冷却材というのはホウ酸水だからです。福島原子力発電所にホウ酸水を使って冷却すると間違いなく使い物にならなくなるため、それを断ったのです。
つまり、原子力発電所が使い物にならなくなる事が「惜しくなった」から断ったのです、国民の為では断じて無いのです。
自分たちの保身の為なら平気で人を犠牲にする、それが今の日本政府です。
これらのことから、現在の原子力災害が、天災ではなく人災である所以です。
自分たちの保身の為なら平気で人を犠牲にする、これは消費税増税も同じです。
現政府が財務省の言いなりになっていることは皆様もご承知のことと思います。
消費税増税の話が出てくるのは、財務省が現政府の耳元で囁き続けているからです。
財務省は今まであの手この手で様々な理由を付けて消費税の増税を図ろうとしてきました。
そして今、震災を利用して増税を上げようとしています、人々の同情を煽るという最低の手法で。
消費税を増税して被災者に支援を、と体良く言っていますが、彼らの目的はあくまで「消費税増税のみ」です。
考えてみてください、消費税を増税するということはどういう事か。
消費税を増税すると日本国民全員に負担が増えることになります。これには当然被災者の方々も含まれます。
ということは、被災者の方々を救うために被災者の方々にも負担をしていただくという、まったくもって意味不明な構図が成り立ちます。
被災者の方々は免税を、という話も出てきていますが、どうやってやるんですか?一人一人確認していくんですか?どうやって?被災者の方を、どうやって「被災者である」と証明出来るのですか?
財布などが無事な人は証明出来るかもしれない、しかし津波で何もかも流された人はどうやって身分を証明するんですか?
これを利用して、自分は被災者ではないのに被災者のふりして免税を狙う人が現れるかもしれない、それを避ける手段はあるんですか?
これだけの対策を講じるためにまた時間がかかり、その事により役員が増え、歳出が増える。
だったらその分支援金に充てれば良いじゃないですか、何でそれをしようとしないんですか。
更に、今回震災の為に消費税増税をしたとしましょう、復興しても減税されることなく、更に増税を図ってくるでしょう。
消費税増税をすることで彼らに何の益があるかは正直なところ分かりません、ですが、先程も言いましたが人々の同情を利用して増税に漕ぎ着けるやり方は最低です。
そんなに増税したければまず自分たちの給料を減額して下さい。
国民全員に負担をお願いするのであれば、まず自分たち自らが負担を強いて、そこからようやく話を出してください。私はその話には乗りませんが。
最後にTPPです。
これは様々なところで問題点などが述べられているので、今更私が話すことでは無いと思いますが、少しだけ。
今TPPに参加してしまえば、間違いなく被災者の方々に対する追い討ちとなります。
農畜産業に携わる方々は、TPPに参加するんじゃないかと不安な状態が続いています。
その他にもたくさんの不安を抱えています。
その不安を少しでも取り除く為に、はっきりと「TPPには参加しません!」と言って下さい。
それが彼らの希望となり、明日への展望へと繋がるはずです。
ここまで書いて読みなおしてみましたが非常に読みにくいですね、すみません。
私が書くブログには、悲しいことではありますが発言力は一切ありません。
発言力の無さは、それだけ多くの人に伝わらないことを意味します。
ですが、それでも伝えなければならない事があります。考えなければならないことがあります。
インターネット上で良く「煽り」など見られますが、今は国難の時です。
そう行った人達も、この国に住んでいる一人なのだから、こんな時ぐらいでも良いですから、日本のために多くの人に伝えていって欲しいと思います。
最後に、今原子力災害の最前線で戦っている名もなき、日本の素晴らしき技術者の方々のご無事と、「私は最後まであなた方を信じます」という言葉を送って締めたいと思います。
ここまで読んでくださった方、本当にありがとうございました。
※また何かありましたら更新するかもしれないのでその時もよろしくお願いします。