キムチ鍋で思い出す、自己肯定感についての考察☆初めての彼は、パンツに3色のカビをはえさせた男 | うっかり女子でもちゃっかり生きる♪ADHD不注意優勢型・雨野千晴☆いつもココロはあめのちはれ☆

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私はキムチ鍋



またまた、続きじゃなくてすみません(;´▽`A``


アメブロに、「ブログネタ」(お題があって、それに沿って書く)という機能があるのは知っていたのですが

私はいただいたネタを書くどころか、自分の脳内に蓄積されていく無意味に膨大なネタを書ききれずに苦悩している(さすが脳内多動W)状態なので

自分とは縁のないサービスだな~って思ってたんですね。

それが、ふと「秋の投票祭り」という催しが目に入り

「どの鍋料理が一番好き?」という題目があって。

それを読んで、

「お!これはちょうど『自己肯定感』について書きたいと思っていたところにつながるぞ!」

と思ったので、思い付きで書いてみます。(・∀・)


キムチ鍋のどこが自己肯定感やねん!!と思われました??(;´▽`A``私の中ではつながってるんですよ~(笑)



よかったら最後までお読みいただけるとうれしいです(^O^)/



では。


みなさんはキムチ鍋って好きですか?






私は一時期ドはまりして、も~鍋といったらキムチ鍋!!だった時期があります。


そもそも私が「キムチ」というものを初めて食べたのは、大学に入ってからのことでした。

(うちは家事全般を私の祖母が担っていたので、おばあちゃんになじみのない食べ物は食卓に上がらなかった)

お友達と焼き肉なんかに行くようになり(といっても、やっすいバイキングとかですけど(^▽^;))、そこでキムチを初めて食べて、

「何これ!!超うまいじゃん!!!!Σ(・ω・ノ)ノ!」

(私の世代は「超」ブームど真ん中です(笑))と感激したものでした。


さて、私は大学で、教育学科に所属していたのですが


なんでそこを選んだかというと、もう算数とか国語とか、勉強したくなかったんですね。


それで、教育学科だと専門は「教育学」になるので、そういう主要五教科みたいのはもうやらなくてもいいようだ(もちろんそんなことはありません。(笑))という勘違いのもと、その学科に入りました。

学校の先生になる気も全然なかったですしね。(;´▽`A`` 
(以前書きましたが、教員免許とったらあとは好きなことをしていい、と家族に言われ、教員免許を取る&4年間遊ぶためだけに大学に入りました。アハハ…ヽ(;´ω`)ノ

「受験のための勉強」をしていたので、大学合格した時点で勉強する気ゼロだったという、残念な学生。 とほほ。


そんな不純な動機で所属していた教育学科は、なぜか他の学科よりも古臭いシステムを持った学科でした。

何が古臭いかって、人間関係が(笑)

どういうことかというと、やたらイベントが多い。


新入生歓迎会なんかは、他のだいたいの科がやっていたのですが

やれお花見だの、合宿だの、○○の打ち上げだの、やたら勉強に関係ない(いえいえ、関係あるのもちょびっとあった(笑))集まりが多く

先輩後輩の関係もとっても密でした。


その学科のお花見イベント。



これがまたすごくて。



北海道って、学生のお花見といえばジンギスカンなんですよ。ジンギスカンの道具(バーベキューセットみたいなやつ)を持って行って、寒空の下で焼くの。(笑)



北海道の桜ってね、ほんと一瞬で。関東みたいに、ずっと咲いてないんですよ。咲いたかと思ったら、あっという間に散っちゃう、みたいな。(私からみたら、「はかない」が代名詞の桜、関東のは北海道と比べたら、「ずっと咲いてる」って感じるほどなんです。)


だいたいこのようなお花見イベントは、ゴールデンウィーク時期に行われるのですが、なかなかお花見の日程にドンピシャで桜満開!!っていうことは少なくて。


私が大学に入学して初めて参加した、その学科のお花見イベントでも、満開の木はまばら。しかも超寒い。(^▽^;)


もこもこに着込んで、毛布やら何やら持って行って、まばらな桜の下でジンギスカンを焼いて食べる。それが北海道の大学生のお花見です。(・ω・)/
(全然違うよ!おまえだけ!!という道民の声が聞こえそうですが(^▽^;)だって私の経験した学生お花見ってそんなだったのよ~)


さらに、気合の入ったメンバーは、お花見の前日から場所取りと称して、寒空の下泊まり込み(つまり野宿)、鍋をつつきながら夜明けを待つという…。

さすがに私は、泊まり込みには参加しませんでしたが(;´▽`A``

そんなおもしろばからしいことを全力でやる大学生、今もいるのかな~??(^▽^;)


話が例によってだいぶんそれた気がしますが

そんなハードなお花見イベントで、ジンギスカンと一緒に振舞われたのが、キムチ鍋だったのです。



私の人生初のキムチ鍋!!出逢いの瞬間です!!!:*:・ヽ(*・ω・)人(・ω・*)ノ・:*:



いや~。一口食べて、ぶったまげました。

それまで私、鍋ってあんまり好きじゃなかったんですね。

実家で出される鍋って、成長盛りの若者だった私とっては、なんか薄味で。これ、ごはんのおかずになんないじゃ~ん!!みたいな。(そんなばちあたりなことは言いませんでしたが、心の中で思ってたW)


それが!こんな濃ゆい味の鍋があるのか~!!!という衝撃。(味付けの問題か?(笑))

ごはんがすすむすすむ!!すすむくんです!!!!(*゜▽゜ノノ゛


それからというもの、同じ学科の仲間と、何かにつけて一人暮らしの友人宅に集まり、キムチ鍋パーティーをしていました。

ぜんっぜん自己肯定感出てこね~な!!と思われてる方、ここからですよ!!!!ヾ(@°▽°@)ノ


大学に入ってしばらくして、私には人生初めての彼氏ができました。

この彼は一人暮らしをしていて、交通の便が良いところにアパートを借りていたので

あっと言う間に、学科の友人たちのたまり場となりました。

もう、しょっちゅうキムチ鍋パーティをしていました。


そんな頻繁に集まって、一体何話してたんだかまったく覚えてませんが、教育論なんて誰も論じてなかった気がするWWW




それで、今でも「キムチ鍋」と聞くと、当時ばからしいくらいに盛り上がっていた、あの鍋パーティの様子や

その彼のことを思い出すのです。




この彼、出っ歯だったので出っ歯くんとでも名付けましょう。

出っ歯くんとは、大学在学中、3年くらいお付き合いをしました。



私はそのころまで、あまり男の子のことを好き、という感覚自体がよくわからなくて。

同年代の女子たちが恋バナで盛り上がっているようなとき(例えば修学旅行の夜とか…)でも、

自分と同じような仲間とばからしい話で盛り上がったり、宇宙の不思議について語りあったり、夜通し本気の大富豪(トランプのゲーム)をしたり。


そんな思春期を過ごしていたのですが

大学に入ってから、急に「彼氏ほしい熱」に目覚め、

全然見た目は好みじゃなかったのですが(笑)

優しくておもしろい出っ歯君のことが好きになったのでした。



私って、今まで散々書いてきたことなのですが

整理整頓ができない。時間を守れない。だらしない。思ったことがすぐ口に出る。

そんな女なのですが(こう書くとひどいな(笑))

おおらかでいつも自分をフォローしてくれる友人たちのおかげで、当時はなんとか日々困ることもなく、それなりに楽しく過ごせてはいました。

それでも。

より素晴らしい人間になるため、日々向上していくために自分の欠点は常にチェックし、改善を図る!!

そんなことを常に考えていました。

というか、常にそう考えて生きてきたのです。


一方、その出っ歯君。

私に輪をかけるくらいのだらしなさで(笑)

整理整頓できないの通り越し、部屋に虫が湧く。カビが三色生えてるパンツを部屋で発見したことも。(あまりのショックに、カビってきれいな色もあるんだな~って思ったWWW) 

時間守れないどころか、講義の出席日数さえ怪しい。約束は忘れ、待ち合わせに来ない。 


とまぁ、こう書くと出っ歯君も私と脳タイプ同じか!?と思えてくるほど傾向が似てるのですが


私と彼が、決定的に違っていたこと。


それは、


彼はそんな自分を全然直そうと思っていなかったこと。  

もちろん、なにかあったときには「ごめんごめん~。」と申し訳なさそうに言ってくれるのですが

私のように、「ここがダメだった。もっとこうすべきだった。」と落ち込んだり、「べき人間」になったりする様子は全くなく。


お付き合いを初めて2、3か月たったころ、そのことで大喧嘩になりました。

「なんで出っ歯くんは、そういうところ直そうとしないの!?ヽ(`Д´)ノ」って。

自分も同じようなタイプのくせに、よく言ったもんですね(^▽^;)

今思えば、似ている傾向だったからこそ、そんなふうに苛立っていたのかもしれません。

(自分と似た傾向の彼。そんな彼が彼自身にコンプレックスを感じていない姿に、モヤモヤしていたのかも。自分も本当はそうありたかったのかもしれないですね。)


で、そのときね。彼がなんて言ったかというと。

「え~。失敗したり、だめだったりすることもあるけどさ、俺、そんなダメ?そういうところがある自分も、それでいいって思ってるんだけどなぁ…。( ゜∋゜)」
 


って。

「え!?Σ(゚д゚;)自分のダメな部分を直そうとか、ここがダメだからこうしようとか、思わないの!?」
って、さらに聞くと。

彼はすごく考えながら、

「え~。そうかな?そういわれるとそうなのかなぁ。うん、でも、そういう自分も、いいと思うんだけどなぁ~???( ゜∋゜)

って答えてくれました。





……ヽ(*・ω・)人(・ω・*)ノ……。






それを聞いて、私。




もんのすごい衝撃でした。





そ、そうなの!?

世の中にそんな人がいるの!?

世界中の人は、自分の欠点を直して、より良い自分になれるように常日頃努力しているんじゃないの!!??

って思ったんです。


そんなふうに、思ってたんですね。

私、ずっとずっと、そんなふうに思って生きてきたんです。

だから、自分を愛せなかったし、いつも他人の評価が絶対だったし、ほめられてもその言葉を素直に受け取れなかったし。


私は彼のその言葉に衝撃を受けながらも


なぜ自分がそんなにも衝撃を受けたのか、その後しばらく経っても理解できずにいました。
それがわかったのは、もしかしたら本当に最近のことかもしれません。


それで、その場では「そんな考え方じゃこれ以上つきあえない!!ヽ(`Д´)ノ」とかなんとか言って

そしたら出っ歯君が「う~ん。それじゃ、これからがんばってみるよ。(;´▽`A``」とかなんとか私に合わせてくれて

その話は終わりました。





こんな感じの出っ歯君、周りからの評価はどうだったかというと

もちろんだらしないところがあるのは、周知の事実でしたが

ユーモアがあっておもしろくて
やるときはやるというような、頼りになるところもたくさんある人だったので


そして今思えば

ありのままの自分を許容できている彼は

相手のことも、否定しない。 
ありのままの相手を受け入れている。 
 








だから先輩からも同級生からも後輩からも、みんなに愛されていました。




そしてそして、最終的にはとってもカワイイ後輩の元へ去っていきましたorzアハハ…



「自己肯定感」って、このころの自分にとっては、考えたこともない、もしかしたら聞き覚えすらない言葉だったかもしれないけれど



そのことこそが、自分の抱えている問題の核だったと気づくに至った今。



その始めの一歩は、実はこのときの衝撃だったのではないかなぁ、と思うのでした。

☆☆☆



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