障がいを抱えながら、普通級に在籍することについて〜「みんなの学校」をみて感じたこと〜 | うっかり女子でもちゃっかり生きる♪ADHD不注意優勢型・雨野千晴☆いつもココロはあめのちはれ☆

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頭の中が多動なADHD不注意優勢型・37歳で診断された超うっかり者の私でも、毎日楽しく生きられます♪失敗しても大丈夫♥自閉っ子&ADDタイプ兄弟子育て中シンママです。うっかり女子でもちゃっかり生きる私の日常を綴ってます(^O^)/

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先日、ドキュメンタリー映画「みんなの学校」を見てきました。

(「みんなの学校」公式サイト

以下、パンフレットからの抜粋→

「全ての子供に居場所がある学校作りを目指す大阪市南住吉大空小学校の取組を、長期にわたり丁寧に追い続けた教育ドキュメント。

ここでは、特別支援教育の対象となる発達障害がある子も、自分の気持ちをうまくコントロールできない子も、みんな同じ教室で学びます。」)

見に行かれた方の感想を読むと、きっととってもいい映画なんだろうなぁって思って

見るのを楽しみにしていたのですが

予想通り、というか、予想以上?に、ものすごくよかったです・°・(ノД`)・°・


歳のせいなのか、出だしの校長先生のスピーチから、映画が終わるまで
ほとんど泣きっぱなし(^▽^;)

そして、ときにユニークなお子さんの言動にクスッとさせられたり

お友達を殴ってしまう子のシーンでは、思わず
「あっ!!∑ヾ( ̄0 ̄;ノ」
と叫んでしまったり
(1人で見に行ったのに…(;´▽`A``恥ずかしかったです。)

ドキュメンタリー映画って、はじめてみたんですけど

その臨場感、子ども達の躍動感、はじける笑顔に
前のめりになって見てしまいました。

なので、書きたいことはたくさんたくさんたくさ~んあるのですが

今回は、一点にしぼって書いてみます。


この学校は、他の学校から追い出されるようにして転校してくるお子さんがいるほどで

全校生徒約220名のうち、特別支援の対象となるお子さんは30人を超えているそうです。

とくに、その年の6年生は、40名足らずの学年に、10名の要支援児童が在籍していました。

この学校には支援級はなく、支援の必要があるお子さんも、定型発達のお子さんも、一緒の教室で過ごしています。

他の学校から転任してきたばかりで、6年生の担任になった先生が
発語のないお子さんも受け持たれていて

そのお子さんが、45分、わからない授業を座って受けることの意味を考えた…というようなお話をされていました。


そのことについて、私は以前考えたことがありました。


就学にあたって、障がいを抱えているお子さんの場合、どこに、どのような形で就学するかというのは、大きな悩みであると思います。

そして、我が家も然り。

ハルの場合。現段階で、イケメン先生の見立てでは

小学校は特別支援級が適しているのでは、とのこと。
(まだ就学までには期間があるので、今後の変化をみる必要はあるとのことでしたが)

様子を見て、普通級に移籍した方がより成長が望めるのか、またその都度判断していくのが良さそうだということでした。


私達夫婦は、今のところ、ハルの様子を見ている分には

やはり先生のおっしゃるように、少人数で大人の関わりが多い環境で、学校という新しい環境に慣れて行くことがベストなのかな、と考えています。

でも、就学についての考え方は、きっとその家族ごとに考え方や思いが違っていて

ハルと同じような状態のお子さんの場合でも、敢えて普通級を選ばれる、という方もおられると思います。



普通級で、定型発達のお子さんとの関わりの中で、刺激を受け、友達との関わりなど、多くを学んで欲しいという考え方もあるでしょう。

それは全く否定すべきところでないし、そのような良い影響もたくさんあると思います。


それとはまた別の視点で。

一コマ45分の授業、自分に適した課題でないものに、座り続けて参加するということ。
一日、一週間、一年間…膨大な時間を、その授業への参加に費やすということ。

その時間を、もっとその子にあった、その子のためになる課題に取り組むことに費やすべきなのでは…と、その先生はお考えになって、悩まれていたのではないかな、と思いました。

クラスの子ども達にとっては、障がいのあるお子さんと過ごすことで、たくさんの学びがあることでしょう。

でも、その子本人にとっては??知的に障がいがある場合、それだけの時間を、自分がわからない授業の参加に費やす意義が、どれほどあるのだろう、

その子自身の学びのためには、もっと別のものが必要なのではないか、と。


ハルの就学についての話が出て、障がいを抱えながら普通級で過ごすということについて、いろいろ考えていたとき

私もふと、そんなことにも思いを馳せていたのでした。


そして、そんな私の問いに対しての一つの答えが、この映画の中で示されていました。


「学校が変われば、地域が変わる。そして、社会が変わっていく」

月に1度、この学校で開かれている保護者研修会の中で、講師の方が

「この学校のような取り組みをしていくと、30年もすると、地域全体が障がいに対して理解ある雰囲気になっていく」というようなことをおっしゃっていました。


いろいろな人がいて、支え合って過ごす、ということを。

子ども達も、先生も、保護者も、地域の方も、みんなが学んでいき、

その輪がだんだんと広がっていく。


そして、社会全体が変わっていく。


それは、障がいを抱えるお子さんにとって、生きやすい社会に変化していくということ。
そのお子さんへの理解、支援の輪が広がって行くということ。

ただ学校の中だけで終わる話ではないんだな、と感じました。


障がいを抱えるお子さんの、個々のニーズにあった教育が必要であるということは、当然考えるべきところだとは思うのですが

地域の学校で、みんなと一緒に学ぶということは

そのお子さんにとって、長い目で見て、意義のあることなんですね。



この映画、障がいのあるお子さんを育てておられる方や、学校関係者にはもちろんですが

そういう枠組みでなく、全てのひとに見てもらいたい映画だな、と思いました。


世の中には、いろんな人がいて、それぞれに抱えているものがあって。

だけど、そのすべてをひっくるめて、みんなで一緒に生きて行くという、社会の縮図が描かれているように思います。


この映画、うちの地域にはこないの~という方!自主上映のための、DVDやプルーレイ貸し出しも行っているそうですよ。

あ~お金持ちだったら上映会開いて、無料でみんなに見てもらいたいわ~。宝くじ当たんないかな…買ってないけどW(このフレーズ、前もどっかで書いた気がする(^▽^;))

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