新アルバム『合縁奇縁』セルフライナーノーツ
『合縁奇縁』aienkien
~高知 劇場歌小屋の2階 レコーディング~
フルアルバムとしては実に14年ぶりということに気づきました。
前作アルバムは、スキマスイッチの常田真太郎くんをはじめ、東京を拠点に活躍している多くのミュージシャン仲間が協力してくれた作品だった。
40歳手前だった僕は、この先どのようにして活動して行ったらいいのか解らず、もがき足掻いていて冴えない男だったと思う。
そんな僕に手を差しのべ背中を押してくれた仲間たちのお陰で11年ぶりにリリースできた作品だった。
それからというもの、僕の音楽活動意欲と意識が音を立てて一気に急変していった。
その11年ぶりのアルバムを1人でも多くの人に知ってほしい・聴いてほしい・受けとってほしい想いから、気づけば僕はアコーステックギター片手に大きなリュックを背負って小規模ながらも可能な限り旅にでるようになっていた。
高知劇場歌小屋の2階と出逢って運命を感じてしまったのは去年の8月だった(出逢わせてくれたTT&Mメンバー、ミックスと新井ちゃんに感謝している)。
毎月東京から高知へ行き歌小屋で歌うようになるまでの時間は、そんなに要さなかった。
僕の嗅覚や第六感がそうさせたんだと思う。
僕の想いを受け入れてくれた池さんを筆頭に歌小屋のみんなに感謝!
歌小屋の独特な空気感(間)やステージは、いろいろなことを気づかせ教えてくれる。
その反面、自分が試されてる感じがあって自分を知ることができ刺激を与えてくれる。
そのバランスや波長が僕にとって、たまらなくフィットする場所に感じるから僕はココに武者修行しに通いつめているんじゃないかとも思う。
去年ぐらいから2011年に新作をリリースしたい想いがあった。
ライブ活動をするようになって25年め・メジャーデビューしてから15年めを迎えた今年。
僕にとって節目の年というのも大きい理由の1つにあって。
そんな流れから、今年の僕のテーマは原点回帰。
5年後も10年後も1人でステージに立った時、自信をもって自分の歌をうたえる男で在りたくて。
いまのうちに自分自身を鍛えて磨きをかけておこうという想いから今年は弾き語りライブばかりしている。
前作はバンド編成で歌も演奏も一発録音作品だった。
次作は弾き語り一発録音作品と僕は決めていた。
できるだけ弾き語りライブに近い音で録音できる環境の空間はないものかと探しているなか歌小屋に出逢ってしまった。
録音器材は一切持ち込まず、歌小屋にあるアナログ器材での録音に拘った。
歌小屋ライブ時の音が僕は大好きだ。
だったら、その音を一切加工せず真空パックしてCDに残し受けとってくれる皆さんに届け感じとってもらいたい想いから録音場所を歌小屋に決めた。
録音担当は歌小屋のボス・僕の兄貴、池マサト氏。
当初、既に歌ってきた曲中心のベスト盤的作品をイメージしていた。
けど、歌小屋に通うようになった途端に出産ラッシュになって、気づけば自然と毎月、産まれたての新曲を録音する流れになっていた。
歌小屋に泊まった際に真夜中にピアノと戯れてたら産まれた曲(M-8.この両手で)なんかもあったりで、いまこうして収録された曲たちを聴いてると1曲1曲に想い入れがあって愛おしい。
荒々しく勢いが感じられる全9曲収録・35分10秒の小旅行♪
以前から歌っている曲も録音したし、ライブ録音(お客さんがいる状態で録音)した曲も含め、収録曲数の倍ほどの曲数を録音したので選曲・曲順に相当悩むかと覚悟していた。
でも、僕のなかでストーリーが固まったら時間は必要としなかった。
前作に収録したかったけど録音できなかった曲「tick-tack」今作に収録したい想いが強かった。
史香ちゃん(嶋﨑史香)に絶対参加してもらいたかった。
彼女の奏でる魔法のヴァイオリンが加わったお陰で、この曲の世界がグーンと広がった。
ありがとう史香ちゃん!
「なぁ 東京」を産み落として初めて歌った時。
池さん(池マサト)が興奮して僕に握手してくれた場面が頭から離れない。
池さんにはブルースハープで参加してもらい好きなように吹いてもらった。
リハなしブッツケ本番のライブ録音で、僕と池さんのテンションの高さが如実に現れていて荒々しくて凄くいい。
ありがとう池さん!
15年前にリリースしたデビューシングル曲「Answer」は、僕にとって大切な曲の1つだ。
絶対に再録音し収録したいという強い想いがあった。
絢ちゃん(矢野絢子)にピアノで参加してもらえたことで、物置で埃をかぶって眠っていた長い年月から目を覚ましてあげることができた。
ありがとう絢ちゃん!
歌小屋には素晴らしい想像力豊かな表現者がたくさんいる。
そして、馴れ合いじゃない愛に満ち溢れている。
今作は、音源以外でもできるだけ多くの歌小屋メンバーに協力・参加してもらいまた。
みんなに感謝を!歌小屋LOVE♪
【合縁奇縁】
人と人の気心が合うも合わないも、不思議な因縁によるということ。
野辺 剛正 2011.09.12 中秋の名月の夜に。
Link / 野辺剛正
http://youtu.be/_YOY2Kftbo4
【リリース情報】
自分の歩幅で一歩ずつ。
しぶとく歌い続け進化し続ける四十二歳の裸歌がここにある。
野辺剛正 5th.album 2011.11.19 Out !!
-ライブ活動25周年・デビュー15周年記念作品-
『合縁奇縁』aienkien
~高知 劇場歌小屋の2階 レコーディング~
歌も演奏も男の一発録り。等身大の全9曲収録作品。
制作:メッソ記録 / NO BEST レーベル
協力:劇場歌小屋の2階
価格:¥2,000(税込) 品番:UNSP-7091
《スペシャルパッケージ仕様》
※ライブ会場手売り販売のみ※
【参加ミュージシャンからのコメント】
「野辺剛正はもう一度、野辺剛正を生きる決心をした証です。」
池 マサト
「野辺剛正は私にとって異色の存在のままだが、私の予想をはるかに越える程、劇場歌小屋の2階に混ざり合っている。」
嶋﨑 史香
「いくつになったって、何年経ったって、ちゃんと吸って吐いて、磨いてゆけば、求めているものと出会い、"じぶんのうた"と出会える。野辺剛正と、このアルバム「合縁奇縁」がそんな希望を教えてくれました。」
矢野 絢子
引き続き、祈りを。
じゃあ、また
~高知 劇場歌小屋の2階 レコーディング~
フルアルバムとしては実に14年ぶりということに気づきました。
前作アルバムは、スキマスイッチの常田真太郎くんをはじめ、東京を拠点に活躍している多くのミュージシャン仲間が協力してくれた作品だった。
40歳手前だった僕は、この先どのようにして活動して行ったらいいのか解らず、もがき足掻いていて冴えない男だったと思う。
そんな僕に手を差しのべ背中を押してくれた仲間たちのお陰で11年ぶりにリリースできた作品だった。
それからというもの、僕の音楽活動意欲と意識が音を立てて一気に急変していった。
その11年ぶりのアルバムを1人でも多くの人に知ってほしい・聴いてほしい・受けとってほしい想いから、気づけば僕はアコーステックギター片手に大きなリュックを背負って小規模ながらも可能な限り旅にでるようになっていた。
高知劇場歌小屋の2階と出逢って運命を感じてしまったのは去年の8月だった(出逢わせてくれたTT&Mメンバー、ミックスと新井ちゃんに感謝している)。
毎月東京から高知へ行き歌小屋で歌うようになるまでの時間は、そんなに要さなかった。
僕の嗅覚や第六感がそうさせたんだと思う。
僕の想いを受け入れてくれた池さんを筆頭に歌小屋のみんなに感謝!
歌小屋の独特な空気感(間)やステージは、いろいろなことを気づかせ教えてくれる。
その反面、自分が試されてる感じがあって自分を知ることができ刺激を与えてくれる。
そのバランスや波長が僕にとって、たまらなくフィットする場所に感じるから僕はココに武者修行しに通いつめているんじゃないかとも思う。
去年ぐらいから2011年に新作をリリースしたい想いがあった。
ライブ活動をするようになって25年め・メジャーデビューしてから15年めを迎えた今年。
僕にとって節目の年というのも大きい理由の1つにあって。
そんな流れから、今年の僕のテーマは原点回帰。
5年後も10年後も1人でステージに立った時、自信をもって自分の歌をうたえる男で在りたくて。
いまのうちに自分自身を鍛えて磨きをかけておこうという想いから今年は弾き語りライブばかりしている。
前作はバンド編成で歌も演奏も一発録音作品だった。
次作は弾き語り一発録音作品と僕は決めていた。
できるだけ弾き語りライブに近い音で録音できる環境の空間はないものかと探しているなか歌小屋に出逢ってしまった。
録音器材は一切持ち込まず、歌小屋にあるアナログ器材での録音に拘った。
歌小屋ライブ時の音が僕は大好きだ。
だったら、その音を一切加工せず真空パックしてCDに残し受けとってくれる皆さんに届け感じとってもらいたい想いから録音場所を歌小屋に決めた。
録音担当は歌小屋のボス・僕の兄貴、池マサト氏。
当初、既に歌ってきた曲中心のベスト盤的作品をイメージしていた。
けど、歌小屋に通うようになった途端に出産ラッシュになって、気づけば自然と毎月、産まれたての新曲を録音する流れになっていた。
歌小屋に泊まった際に真夜中にピアノと戯れてたら産まれた曲(M-8.この両手で)なんかもあったりで、いまこうして収録された曲たちを聴いてると1曲1曲に想い入れがあって愛おしい。
荒々しく勢いが感じられる全9曲収録・35分10秒の小旅行♪
以前から歌っている曲も録音したし、ライブ録音(お客さんがいる状態で録音)した曲も含め、収録曲数の倍ほどの曲数を録音したので選曲・曲順に相当悩むかと覚悟していた。
でも、僕のなかでストーリーが固まったら時間は必要としなかった。
前作に収録したかったけど録音できなかった曲「tick-tack」今作に収録したい想いが強かった。
史香ちゃん(嶋﨑史香)に絶対参加してもらいたかった。
彼女の奏でる魔法のヴァイオリンが加わったお陰で、この曲の世界がグーンと広がった。
ありがとう史香ちゃん!
「なぁ 東京」を産み落として初めて歌った時。
池さん(池マサト)が興奮して僕に握手してくれた場面が頭から離れない。
池さんにはブルースハープで参加してもらい好きなように吹いてもらった。
リハなしブッツケ本番のライブ録音で、僕と池さんのテンションの高さが如実に現れていて荒々しくて凄くいい。
ありがとう池さん!
15年前にリリースしたデビューシングル曲「Answer」は、僕にとって大切な曲の1つだ。
絶対に再録音し収録したいという強い想いがあった。
絢ちゃん(矢野絢子)にピアノで参加してもらえたことで、物置で埃をかぶって眠っていた長い年月から目を覚ましてあげることができた。
ありがとう絢ちゃん!
歌小屋には素晴らしい想像力豊かな表現者がたくさんいる。
そして、馴れ合いじゃない愛に満ち溢れている。
今作は、音源以外でもできるだけ多くの歌小屋メンバーに協力・参加してもらいまた。
みんなに感謝を!歌小屋LOVE♪
【合縁奇縁】
人と人の気心が合うも合わないも、不思議な因縁によるということ。
野辺 剛正 2011.09.12 中秋の名月の夜に。
Link / 野辺剛正
http://youtu.be/_YOY2Kftbo4
【リリース情報】
自分の歩幅で一歩ずつ。
しぶとく歌い続け進化し続ける四十二歳の裸歌がここにある。
野辺剛正 5th.album 2011.11.19 Out !!
-ライブ活動25周年・デビュー15周年記念作品-
『合縁奇縁』aienkien
~高知 劇場歌小屋の2階 レコーディング~
歌も演奏も男の一発録り。等身大の全9曲収録作品。
制作:メッソ記録 / NO BEST レーベル
協力:劇場歌小屋の2階
価格:¥2,000(税込) 品番:UNSP-7091
《スペシャルパッケージ仕様》
※ライブ会場手売り販売のみ※
【参加ミュージシャンからのコメント】
「野辺剛正はもう一度、野辺剛正を生きる決心をした証です。」
池 マサト
「野辺剛正は私にとって異色の存在のままだが、私の予想をはるかに越える程、劇場歌小屋の2階に混ざり合っている。」
嶋﨑 史香
「いくつになったって、何年経ったって、ちゃんと吸って吐いて、磨いてゆけば、求めているものと出会い、"じぶんのうた"と出会える。野辺剛正と、このアルバム「合縁奇縁」がそんな希望を教えてくれました。」
矢野 絢子
引き続き、祈りを。
じゃあ、また