放射性物質から身を守るには | JINオフィシャルブログ「LIFE IS...」Powered by Ameba

放射性物質から身を守るには

【放射性物質から身を守るには・1】室内退避の指示が出たら、「ドアや窓を完全に閉める」「換気扇などを止める」「帰宅時に顔や手を洗う」「食品にフタやラップをかける」「防災行政無線などで正しい情報を」(原子力安全・保安院HPの「防災のしおり」から)

【放射性物質から身を守るには・2】コンクリート屋内退避や避難の指示が出たら、「マスクや外衣を着用し持ち物は最小限に」「フード付きコートなど肌をさらさない服装で」「徒歩で集まって係員の指示に従う」「必要に応じてヨウ素剤を服用する」(原子力安全・保安院HPの「防災のしおり」から)

【放射性物質から身を守るには・3】万が一、放射性物質に身をさらされてしまった場合、身体などに付着した放射性物質を除去したり減らしたりする必要があります。放射性物質をほかの場所に広げたり、体内に取り込んだりしないよう、できる限り早く取り除くことが重要です。

【放射性物質から身を守るには・4】まず、衣服に放射性物質が付着していないか測定して、汚染が確認されれば服を脱ぎ、服はポリ袋などに密封します。体の表面に物質が付着していた場合には、タオルを使って生ぬるい場で洗い流すのが基本だと専門家は言います。

【放射性物質から身を守るには・5】専門家によると、せっけんと水でよく洗えば、皮膚表面の汚染は除くことができます。肌を傷つけないよう、皮膚が赤くなるほどこすったり、爪を立てたりしてはいけません。除染をしたら、放射性物質が取り除かれたかを測定して確認することが重要です。

【放射性物質から身を守るには・6】被爆に詳しい長崎重信・長崎大名誉教授は「避難所にいるような場合、不安になって自分の判断で衣服を全部脱いでしまう必要はありません。検査で汚染が確認されてからで十分です。冷静に対応してください」と話しています。=完