腹一杯なったか？
明日きちんと言うから・・・。
ありがとう。
もう二度と会うことがないなら…
二度と会えないと分かった上でサヨナラを言えただけ幸せなのかもしれない。
また会えると思い言ったサヨナラが、
最後のサヨナラじゃ辛すぎる…。
明日言うから。
さよなら
ありがとう
ってな・・・・。
不思議と優しく握るﾊﾝﾄﾞﾙに、
こっちに来て初めての平穏な気持ち･････(*´σｰ｀)ｴﾍﾍ
そのﾊﾝﾄﾞﾙを大きく切り返すと、
帰ってきましたMinsyuku(*^▽^*)ゞﾀﾀﾞｲﾏｯ
給油に出る前に荷物を運び入れていた、
若い夫婦の姿もなく、
爺婆の姿も・・・・・~(・・？））（（（；・・）~ﾄﾞｺｲｯﾃﾝ…?
それに出る時に、
廊下に鳴り響いたあの音は・・・（○'ω'○）？
いつも通り裏手に車を停め、
裏口からMinsyukuに入り、
地下の部屋へ降りようと、
廊下を歩いていると、
階段の影から、
ドバッ
っと目の前に出て来たのは･････
子供
(°〇°;)ｺ､ｺﾄﾞﾓ…!?
前髪ﾊﾟｯﾂﾝの如何にもﾔﾝﾁｬそうな子供にたじろぐオレ････(゜▽゜;)ｴ､ｴｯﾄ…
こんにちは・・・？
Hello・・・？
その一言さえ選べないまま数秒････
いや、
心情的には２時間・・・・・。
頭の中では、
NYやねんから英語か？それとも日本人やろうから日本語？いやいやMinsyukuってもｱｼﾞｱ人も来るかも。けど日本人のようにも見える・・・。
超高速で頭の中で会議が行われるも、
官僚主導の会議の様に、
結論が中々出ない(◎o◎;)ｿﾉﾖｻﾝﾊﾃﾞｽﾈｪ…
それを知ってか知らずか、
子供はじっとこっちを見たまま動かない････(ﾟｰﾟ;(ﾟｰﾟ;(ﾟｰﾟ;
( ￢д￢) (ﾟｰﾟ;
( ￢д￢) (ﾟｰﾟ;
( ￢д￢) (ﾟｰﾟ;
( ￢д￢) (ﾟｰﾟ;;ﾄﾞｩﾓ
やっとの思いで搾り出したのが、
よりにもよっての
(ﾟｰﾟ;ﾄﾞｩﾓ
明らかに子供への対応を誤ったのか、
一目散に、
オレの脇を走り抜けていく子供･･････（；゜０゜）ﾁｮ…
廊下を風切り音とﾄﾞﾀﾊﾞﾀ足音をたてて走り去る･･･―(T_T)→ｷﾗﾜﾚﾀ
ﾀﾞﾀﾞﾀﾞﾀﾞｯﾀﾞ!≡≡≡ﾍ(*--)ﾉ
その足音に気付いた････(*ﾟｪﾟ*)ｿｩｶ
さっきの廊下を走る音･･･。
若い夫婦････。
あの夫婦の子供かｯ∑(〃ﾟ ｏ ﾟ〃) ﾅｿﾞﾜｽﾍﾞﾃﾄｹﾀ…!!
廊下の突き当たり、
左に曲がったｶｰﾌﾞをﾘﾋﾞﾝｸﾞに走り抜けた小僧の足音が止まり・・・・・。
数秒後、
母親に肩を支えられた･･････
いや、
抑えつけられた小僧がｵﾚの前に戻って来る(゜ε゜)ﾁｯ
すると母親が、
「ここのマザーから聞きましたよっ
」マザー・・・？( -"-)ｱ､ﾊﾞﾊﾞｧﾉｺﾄｶ…
「ＬＡから来られたんですってね
」そ、そうなんです(･ω･ﾉ)ﾉﾅﾝﾃﾞﾓｼｬﾍﾞﾙﾅ、ｱﾉﾊﾞﾊﾞｧ
「是非お話を聞かせて下さい
あ、はい･･･(-。 -; )ﾝﾃﾞ、ｺﾉｺｿﾞｳﾜ…?
「ほら
ショウお兄ちゃんにご挨拶は」････（・ε・ ）
「四年生です。ショウタです。・・・・・・四年生です（・ε・ ）」
・・・・∑（ﾟ∇ﾟ|||)ﾖﾈﾝｾｲ、2ｶｲﾕｩﾀ
するとショウタは、
もういいだろ。
と言わんばかりのふてくされた顔をしてﾘﾋﾞﾝｸﾞに消えて行った･････ ﾍ(* - -)ﾉ
「あの子、さっきまで横断したお兄ちゃんがいるって喜んでたんですけどねぇ･･･。」
・・・・えっ(ﾟ口ﾟ;ｱﾚﾃﾞｯ!?
「ｵｳﾀﾞﾝｏ（＾－＾ｏ）（ｏ＾－＾）ｏ ｵｳﾀﾞﾝ
って・・・・。」
続け様にﾘﾋﾞﾝｸﾞから出て来た旦那と挨拶を交わし、
ｿﾌｧｰで数十分、
横断話に花を咲かせていてる間も、
父親の影に隠れて、
じっと聞き耳を立てるショウタ････。
[父足]ω･)
それにしても父親は････、
髭もたくわえ、
おかっぱ頭の、
ここに来た時のオレのイメージ通りの･･････
Minsyukuのマスター風････(-。-;)ｺｯﾁﾉﾎｳｶﾞ…
少し早い食事中も、
ずっと父親の影に隠れたまんまのショウタに、
[父足]_･｡)
ん～。
嫌われたかなぁ(~∇、~；)ﾄﾞｩﾓﾜﾅｲﾖﾅ･･･
続ける横断話の内容は、
所持金のこと
ルートのこと
どんな想いでここまで辿り着いたのか････。
といった小難しい話････。
要所要所を端折って、
ＮＹまでの旅路に、
話を完結させて、
ご披露終了m(*- -*)mｻｲｺﾞﾏﾃﾞｵｷｷｲﾀﾀﾞｷ…
婆もお母さんも満足して頂いたようで、
旦那に至っては、
「彼女を置いてきて、悪いｵﾄｺですねぇ～(￣ ￣)ｺﾉｯ」
などと言われる始末････(^＾; )ﾊ､ﾊｧ…
夕食もすっかりアメリカ風で、
満腹の限度を超えたオレは、
ひとり部屋に戻り、
荷物の片付けと、
昨日の日記の残りを書いていた････φ（．．）ｶｷｶｷ
書いてる間にすっかり長編小説の様に長くなってしまった日記･････。
こんなｺﾄならLAでももっと真面目に書いておけば････････
･････ﾋﾞｴｪｰﾝ…
ん？
「･････ないの
」「じゃあなんでちゃんと言わないの
」半開きの扉から、
階段の上で鳴り響く怒号と泣き声････。
ショウタか････(°-°=)
どうやらお母さんに怒られている様子････(^^:;)ｱｰｧ…
｡･ﾟﾟ '゜(*/□＼*) '゜ﾟﾟ･｡ ｳﾜｧｰﾝ!!
ヾ(｀ε´)ﾉﾅﾝﾃﾞｲﾜﾅｲﾉ!?
「なんでお兄ちゃんにお願いしないの
」・・・・はい？
σ(・・?) me?
こうなっては日記も手に付かない。
ﾄﾝﾄﾝと階段を上がるとσ("ε"；)ｵﾚｯｽｶ…?
泣き喚くショウタとお母さんヾ（＾ー＾；）ﾏｧﾏｧ
あのぉ・・・・(；´ー`)ノﾓｼﾓｼ?
「お兄さん
すいません。この子がもっとお話を聞きたいって言うのに、お兄ちゃんに言うのが恥ずかしいらしくて･･････」あ、オレなら大丈夫ですけど････（；＾＾）ｲｨｯｽﾖ
「すいませぇ～ん
それなら部屋に寄ってもらえます？」あ、はい（≧▼≦；）ﾓﾁﾛﾝ
断るつもりもなかったとは言え、
このお母さん、
中々もって勢いがある (・_・ゞｲｸﾜﾖｯ
こりゃご近所でも相当････
と言われるがままに部屋へ案内され、
旦那が座ってるｿﾌｧｰを譲ってもらい、
泣き止むショウタと話していると、
「お兄さん、良かったら･･････」
と旦那が出してきた･････････
ﾋﾞﾆｰﾙ袋から出して来た、
ｳｨｽｷｰと･････････
即席の味噌汁････････。
熱い湯が注ぎ込まれ、
懐かしい湯気が心まであったかくしてくれそうで･･･････
いただきます。
オレの･･････
最期の晩餐･････。
あぁ・・・・・・
うめぇ・・・・・・・
日本を思い出して、
帰りたくないやら
帰りたいやら
ゆっくり流し込む味噌汁が染み込むように･････。
五臓六腑に染み渡るとはこのことか･････。
「大変でしたね。」
とか言われると泣きたくなる。
だから言わないで。
味噌汁の塩気が･･･････。
･････ごちそうさまでした。
少し潤んだ瞳に気付かれたのか、
「すごいことをしたんですよ。」
「若いうちしかできないですもんね。」
そんなｺﾄﾊﾞを掛けられると･････
ね。
今にも溢れ出そうな涙を抑えながら、
ｹﾞﾝｷﾝなもので、ｿﾌｧｰで待ってました顔のショウタ････(・ｏ・///)ｱﾝｸﾞﾘ
さっきの話は小難しかったかな。
それじゃ、
LAから・・・・・・
待ってろよ、ニューヨーーーーク
ｶﾞﾁｬｶﾞﾁｬｶﾞﾁｬｶﾞﾁｬｶﾞﾁｬガチャガチャガチャガチャガチャ
Big Shot高ｹ━━(ﾟДﾟ)━( ﾟД)━( ﾟ)━( )━( )━(ﾟ )━(Дﾟ )━(ﾟДﾟ)━━
おれ･････忍者や。ｱﾝﾋﾞﾘ━━━━━━(ﾟ∀ﾟ≡ﾟ∀ﾟ)━━━━━━ﾊﾞﾎﾞ
･･･････パンッ
振り返るな振り返るな振り返るな振り返るな･････牛くっっっっっさぁぁぁぁ||||||||||凹[◎凸◎;]凹||||||||||
キャデラックかっけぇぇぇぇヽ(ゝ∀･)ﾉ
えどわ～ど（o☆ω☆o）
∪･ω･∪ｸｰﾝｸｰﾝ U＞ω＜∪ﾜﾝｯﾜﾝｯｶﾞｻｶﾞｻｶﾞｻｶﾞｻｶﾞｻ･･･････誰かが俺の顔の覗きこんでいる････
Get The F*ck Off･･･いきなりﾁﾋﾞ黒人に胸倉を掴まれ、両側から２人組に腕を取り押さえられ･･････痛ってぇぇ
Ｓｈｏｏｏｏｏｏｔ
ＢＡＮＧＢＡＮＧＢＡＮＧＢＡＮＧＢＡＮＧ･････Freeze
Wa,wa,wa,wait wait wait∑ヾ(≧□≦*)ﾉ・・・・あれ＝( ・＿・；)⇒|||(-_-；)||||||ﾊｽﾞｶｼｨｨｰｰｰペンタゴン“o(>ω<)o”ｺﾞﾝｯでMr，やりたい放題日本代表。ＳｉｒＹｅｓＳｉｒ(｡・ω・)ゞ
パトカーかっ∑(/|||￣▽)/いやいや、そんな訳ない。Ｃａｌｉｆooooooooｒnｉａ
少年ジャンプさながらのマンガのようなｼｰﾝてんこ盛りで横断話を披露していたら・・・・・
そやってニューヨークに・・・・・・・
(-_-) (_ _)
(-_-) (_ _)
(∪。∪)。。。zzzZZ
寝ちゃったか・・・・・・。
どうやったかな。
楽しんでくれたかな。
夢見心地のショウタを抱え、
お母さんに渡すと、
ありがとう。
と旦那から声を掛けられ、
オレの部屋へ戻った・・・・・。
ありがとう。
なんて・・・・・
こっちのセリフ・・・・。
どっちが夢見心地だか・・・・。
夢中で話して、
ショウタが眠るのも気付かないまま・・・・・・。
日記を読みながら考えた･････。
この旅が･････
誰かの心に響けばいいな・・・・・・。
こうやって走ってきた道が、
誰かの道しるべになったなら・・・・・・・・
10歳の少年が･････
オレのように幼心に
この旅を志してくれるのなら・・・・・
いや、いくつだっていい。
誰かがこの旅の遺志を継いでくれるなら・・・・・・。
これまでの旅も報われる気がする・・・・・。
誰かがこの旅を語り継いでくれるだけで・・・・・。
願わくば・・・・・・・
『そして伝説へ･･･』
NY
（West Chester）
☆NY Yonker West Chester County
１６４４９⇒１６４７７ （２８mile）
つづく
次回
アメリカ横断日記 Episode 41 ～The Last Days～
