つわり対策コンサルタントのユアンです
不妊や栄養、つわりに関するセルフケアブックの著者でもあり、9人のこどもの親でもいらっしゃる、マリリン女史の
【低血糖】を防ぐ食生活の12のガイドライン
後半編です。
・前半編はこちら>>>
※なぜつわり対策と低血糖の関係についてはこちら↓
・注意!低血糖を防ぐつわり対策の誤った方法>>>
・低血圧のあなたにおすすめのつわり対策>>>
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7. デザート選びは血糖値のコントロールに注意
・果物:反応性低血糖を防ぐため、タンパク質と少しの脂肪を含む食事の後に食べましょう。その場合、豊富なビタミンやミネラルを含むため、最良のデザートになります。
・アイスクリーム:それ自体がタンパク質とカルシウム、消化を遅らせるのに十分な脂肪を含むため、通常の量であれば良いデザートになります。
・デザートは1日2回までのお楽しみに制限しましょう。
8. 受けつけないものは、無理に食べない
・妊娠中に必ず食べなければならない単品の食品はありません。
・何が食べられ、何がダメかの食事日記をつけると、大まかな傾向を把握できるようになります。
ただし、女性の身体の内側は刻々と変化(血糖値やホルモンバランスなど)するため、同じ食品であっても受け付ける日とそうでない日があることを覚えておきましょう。
9. 十分な水分を摂る
・成人は身体の約65%が水分、胎児にいたっては約90%が水分でできていると言われています。また、食べ物を摂らなくても数週間から1-2ヶ月生き延びることができますが、水分を摂らないと数日で死んでしまいます。
【オススメの水分】
・ヨーグルト、スープ、牛乳(水より飲みやすい)
・ハーブティー(レッドラズベリーティー、ジンジャーティー)
【注意が必要な水分】
・ソフトドリンクやフルーツジュース(反応性低血糖を招くリスクがある)
・カフェイン(食事と一緒に一日1-2杯のコーヒーが限度、1日200mg以上のカフェイン摂取は流産リスクを増加させる)
【避けるべき水分】
・アルコール(流産や胎児性アルコール症候群リスクを増加させる)
・人工甘味料アステルパームを含む飲み物(インスリンを強力に刺激するフェニルアラニンに代謝されるため、反応性低血糖を招くリスクがある)
※「パルスイート」や「ニュートラスイート」などの名称でカロリーオフの商品にしばしば含まれます
10. 食品を塩で味付けする
・低血圧→低血糖→つわり症状(めまいや吐き気) のサイクルを断つため、低血圧の方には塩がオススメです。
※詳しくはこちら>>>
11. 妊娠中の健康的な体重増加を制限しない
・現代は痩せた体型が美しいとされ、不幸にも過剰な体重制限を推奨する産婦人科医までいます。
※日本でも、妊娠前の時点で「やせ型」(BMI 18.5未満)の女性が年々増えており、これに伴い、1980年からの30年間で、出生児の体重がなんと250gも軽くなっています。
・妊娠中の体重増加に関する過剰な関心は、食事制限から低血糖やつわりの症状を引き起こすだけでなく、やせ過ぎの場合、切迫早産や早産、未熟児のリスクを高めます。
※日本産科婦人科学会周産期委員会では、妊娠前の体型をもとに、妊娠中の体重増加の推奨値を以下と発表しています。(あくまで目安であり、統一見解ではありません)
ーやせ型(BMI 18.5未満):+9~12kg
ーふつう型(BMI 18.5~25.0):+7~10kg
ー肥満型(BMI 25.0以上):+5~7kg
12. どんな食べ物でも食べないよりはまし!
・胎児のために完璧な食事を求め、結果的に食事量が減ってしまうことは、良い事ではありません。
・たとえ一品しか食べられる物がなくとも、何も食べないよりましです。食べられるときに、食べられるものを、食べるようにしましょう。
