伝統野菜で地域間交流 | 福井の農商工コラボ見聞録

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ご縁があり、食に関心をもちました。
「農商工連携」や「6次産業化」キーワードは色々あるけど、面白い取り組みや気になる記事などを綴ります。

福井市啓蒙地区の伝統野菜「新保ナス」




明治中期頃から栽培された品種で、

丸形と長形の2種類あって、

皮が薄く、果肉が締まっていて、

漬物や煮物に最適なんだそうです。



この「新保ナス」、一時衰退してしまったのですが、

3年前に、福井市啓蒙小学校と福井農林高校、地元住民らが協力して復活させて、

現在は、啓蒙地区の壮年会が中心となって栽培、普及に努めているんです。




今回、小浜市新保地区が、

地域活性化を図る時器用を模索していたところ、

同じ新保という名がつく、「新保ナス」の存在を知って、

福井市啓蒙地区の壮年会から苗を分けてもらうことになったそうです。



福井の農商工コラボ見聞録
       (平成22年6月10日付 福井新聞)


小浜市新保の新保稲作生産組合では、

区民の世代間交流や、

福井市との地域間交流を図っていきたいと期待を寄せているとか。

交流の芽も「新保ナス」とともに、成長していってほしいですね。






ここでひとつ気になることが。。。

伝統野菜で問題になる「種の保存」です。

その土地で育まれたものだからこそ、伝統野菜と言えるのですが、

その種を守るということが伝統野菜には大事になってきますよね。

京野菜の加茂ナス、

苗が福井でも買えますし、九州でも作られているし、

じゃあ、九州で作られたものが「加茂ナス」って

言えるんでしょうか?


ここが問題。ウサギ