【ピグ寄席】司会上達マニュアル<其の壱拾七> | ウル虎のぉと

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そのときそのとき興味のあることを

司会をしていて一番嬉しいのは、自分が考えたお題に対して、

面白い回答を出してくれる人がいたときです。


前回 、お題を作るにあたって、自分でも解いてみて模範解答を作ると良いと

述べましたが、それはお題の難易度をはかると同時に、

良い回答者を見抜く材料にもなるからです。


自分の考えた答えより面白い答えを2回出した人は、良い回答者候補です。

もしそういった人がいたら、次に難易度が高めのお題を出してみましょう。

それでも面白い回答が出てきた場合、その人は間違いなく良い回答者です。

もちろん、マナーにも問題ないことが前提条件ですが。


あとはその人と仲良くなって、司会のときに回答席に座ってもらうましょう。

良い回答者は、上質な回答をタイミング良く効果的に出してくれるので、

司会のスキルまでもが上質であるかのように見せてくれます。

また、安定した回答者が一人いるだけでかなりの安心感が得られるので、

司会をしていてラクに感じるでしょう。


逆に、悪い回答者とはどういう人でしょう。

何を「善」として何を「悪」とするかは個人差があると思いますが、

私の場合、以下のパターンになります。


当てられてから答えを入力する

→テンポが悪い


普通すぎることしか言わない

→面白みがない


直接的表現のシモネタばかり言う

→下品


既に出ている回答と同じパターンの回答ばかりする

→同じことをしても意味がない。違う角度で攻めろ!


お題に沿っていない回答ばかりする

→根本的にルール違反


良い回答が浮かばないから「お題変えて」と言ってくる

→自分勝手


お題を復唱しているのに「お題何ですか?」と聞いてくる

→ちゃんと見ろ!


回答をしない(眠っている)のに席を譲らない

→譲り合いの気持ちを大切に


回答席が空いているのに、客席で挙手をしている

→出てこいや!


私語、雑談等、進行に関係のない話ばかりしている

→邪魔


自分が目立つことしか考えていない

→協調性がない


答えたばかりなのに、またすぐに挙手して連続で回答したがる

→落ち着きがない


自分の回答に「w」をつける

→自分のボケに笑うヤツを見て笑えるか?


答えに「マツコ・デラックス」を使う

→マツコが面白いだけで、その回答が面白いわけではない


ウケなかったときに「ダメか…」「厳しいなあ…」などと言う

→あてずっぽで答えてるだけ。自分がズレていることに気づけ


よく「名将の影に名参謀あり」と言いますが、大喜利でも同じで、

「名司会者の影に名回答者あり」と言えると思います。

良い回答者を見つけることが、名司会と呼ばれる近道になるでしょう。