第六感 | 脳幹出血患者☆松田のんが100%の日常を取り戻すまで

脳幹出血患者☆松田のんが100%の日常を取り戻すまで

焦点が合わない…歩く事も出来ない…箸もペンも使えない…
…42歳の主婦を突然襲った「脳幹出血」…
発病から12年が過ぎ、13年目の闘病生活へ突入。
穏やかで充実した毎日を過ごしています。
生きている事に感謝!人生は楽しまなくっちゃ!!

一ヶ月程前に行ったコーヒー豆店で、

レジが終わって顔を上げた時、あっ!と思った。


この人、どこかで会ったことがある・・・

・・・でも、どこで会ったんだっけ?

・・・・・・思い出せない。ええと・・・どこで?…誰だっけ??


商品とお釣りをもらって、

にこやかに、ありがとうございました~(^∇^)

と言われ、

向こうも分かっていないんだから、その程度の知り合いだったかな?と、

思いながらも、急いで名札を見る。


Sさん。

あ、そうだ、Sさんか!


お店を出てしばらくしてから、だんだん思い出してきた。


もう、5~6年ほど前だったか、

娘の通っていた幼稚園で、一緒に係をやっていた人だ。


でも、密に仕事をしていた訳ではないので、

メンバーとして知っているぐらいの程度。


何年か会わないと、名前なんて、あっという間に忘れてしまうな~。

・・・なんて、思いながら帰ってきた。


。。。。。。。。。。。。。。。。。


それから数週間後、またそのお店に行った。


Sさんがいたら、今度こそ、声をかけてみよっと!


お店の中で探してみたが、いそうにない。


今日はいないのか・・・?


レジの中にもいそうにない。残念。


レジでは、Sさんと同じ名字の人が対応してくれた。


日本人に多い名前だからよくある事か。


もう1人のSさんは今日、お休みですか?って、

聞いてみようと思いながらも、聞きそびれてしまった・・・。


。。。。。。。。。。。。。。。。。。


それから数日後の事。


週に2回前後通っているフィットネスで、


あら?松田さん?!


っと、隣の人に声をかけられた。


Sさんだ!!!( ̄□ ̄;)!!

・・・(一瞬、声が出ない・・・。フィットネスしながらだから、なおさら!)


Kです~。覚えていますか?

ほら、あの幼稚園で、○○係で一緒でしたよね?


・・・??????

あっ、あっ、もっもちろん、覚えていますよ~。

久しぶりですね~!

このフィットネス、通っていたんだ。いつから?


昨年の秋からだったかしら~。

何度かね、松田さんを見かけていたんですよ。

でも、なかなか声をかけるタイミングがなくて・・・。


えええ???本当?

私も同じ時期から始めていたけど、気が付かなかったな~。

ごめん・・・(_ _。)

あ、でも、あのコーヒー豆店でお仕事しているでしょ。

私も声かけようと思いながら、かけ損ねちゃって・・・。


ええ??

私、最近は仕事していないのよ。無職よ~(^_-)☆


・・・・・・・・・


しばらく絶句・・・。


え?じゃあ、あのコーヒー豆店のSさんは誰だったんだ??


しかも、Sさんだと思っていた名字は「Kさん」が正しかった。


そうだ、言われてみて改めて気が付く。

そう、名字はKさんだ。


なぜ、Sさんだと思ってしまったのか・・・?


というより、何なんだ、この展開???( ̄□ ̄;)


。。。。。。。。。。。。。。。。。


頭の中で、起こった事を整理する。


◎お店で会ったのは、知らない人。


◎フィットネスで会ったのは、Kさん。


◎お店とKさんはまったく関係ない。


◎私は、Kさんの事をSさんだと勘違いしていた。



私ひとりが、すごく驚く展開。

私以外は、まったく驚かない展開。


う~ん、これって・・・。でも、これって・・・


・・・もしかして、私は、近未来に会う人を予測していたとか?


もしもそうなら、無意識の領域で、未来予想をしていた事になる。



◎無意識の中で、近日中に、あの人に会うかもと予想。


◎たまたま似た人に会った。


◎名札を見たらSさんと書いてあったので、

  名前はSさんだったと思いこんだ。


うん、つじつまが合う。


。。。。。。。。。。。。。。。。。


私は、もともと霊感等まったく無いけど、

脳幹出血してから、この手の話によく遭遇する。


それは、虫の知らせ?とか、第六感?とか、

言われるものに近いのかもしれない。




今まで、こういう第六感すら無いまま生きてきたから、

ありがたい?能力なのかもしれない。


とは言っても、微量だし、

意識できるものではなく、コントロール不可。


いつか、何か役に立つ所で、力が発揮できるといいが・・・。