ブレイクスルー思考について | 脳幹出血患者☆松田のんが100%の日常を取り戻すまで

脳幹出血患者☆松田のんが100%の日常を取り戻すまで

焦点が合わない…歩く事も出来ない…箸もペンも使えない…
…42歳の主婦を突然襲った「脳幹出血」…
発病から12年が過ぎ、13年目の闘病生活へ突入。
穏やかで充実した毎日を過ごしています。
生きている事に感謝!人生は楽しまなくっちゃ!!

「なぜ、この病気になったのか、読めば分かると思いますよ」


この言葉は、病気になって7ヶ月過ぎた頃に受けた

ペーパードライバー講習の講師Kさんに言われた言葉。


その時の事は、5/17に書いた

「65:運転再開で出会った思考」で。


Kさんとは、一期一会の出会いであったが、

その時に教えてもらったこの本に、私はすごく救われた。


「ブレイクスルー思考」 飯田史彦 PHP文庫


先日、ブロ友のやまじぃさんからリクエストがあったので、

ちょっと自分の考えを書いてみようと思う。


先に言っておくが、

私は無宗教だし、どこかの団体に属している訳ではない。


霊感も無いし、スピリチュアルな事が好きな訳でもない。


。。。。。。。。。。。。。。。。。


ブレイクスルー思考とは、

元福島大学教授だった飯田史彦さんが提案している考え方だ。


本書から少し引用すると・・・


ブレイクスルー思考とは、

「すべてのものごとには意味と価値があり、

表面的には失敗・挫折・不運のように見える事も、

すべて自分の成長のために用意されている順調な試練である」

という信念を持つ事によって、

「その試練に挑戦するだけで、

もう乗り越えたのと同じぐらいの価値がある」と考えながら、

人生のあらゆる試練を楽しみながら乗り越えていこうとする思考法である。


そして、この思考法を実行するにあたり、いくつかの仮定をしている。


それを簡単にまとめると、


人間の本質は、肉体に宿っている意識体(精神・心)であり、

それは生まれ変わりを繰り返しながら成長していく。

また、成長するために、自分自身で試練を計画していく。


と仮定している。


そして、


人生では、自分に解けない問題は、なにひとつ用意してありません。


人生で出会う大きな試練は、自分で自分に与えたのですから、

手を伸ばせば必ず届く、ちょうどよいレベルの問題ばかりです。


目の前にある試練が、つらければつらいほど、悲しければ悲しいほど、

大きな挑戦であればあるほど、

「自分はこれほどの問題を解くに値する、素晴らしい人間なのだ」という

誇りをもって、その試練に挑戦してください・・・


と書いてある。



。。。。。。。。。。。。。。。。。


ちょっとスピリチュアルぽく感じるので、

この手の話を真っ向から否定する人には、向かない考え方である。


実際、我が夫は、この本を受け入れてくれなかった。


でも、それはそれでいい。


私だって、もともと、スピリチュアルみたいな話はあまり興味がなかったし。


でも、前世とか生まれ変わりはあるんじゃないかと思っていた




以前、アフリカでセスナに乗って上空から見たスラム街。


私は、ここにいた事があるって、その時に思った。


この場所、知っている・・・ってね。


私は貧しい難民で、いつもスラム街から飛行機を眺めて、

いつか乗ってみたいと、目をキラキラさせていたんじゃないかと・・。




それから、私の性格に一番影響している大好きな祖母は、

生まれ変わってもいつもそばにいる存在のような気がしてならない。


数年前に亡くなったんだが、今でもたまに夢に出てくる。


それが、いつもタイミングいい。


ゴタゴタを片付けるために実家へ行く日の朝方の夢では、

アフリカから緊急帰国と言って、出てきた。


祖母とは、アフリカのスラム街で一緒にいる(いた)ようだ。


そんな気がしてならない。


他にもいろいろ思った事はあるんだが・・・、

とにかく、生まれ変わりとかはあるだろうと思っていたから、

この飯田史彦さんの仮定には、すんなり入れた。


そして、この仮定が有効だとすれば、

私は自分自身で、試練ある人生を計画したという事も、おかしくない。


いや、きっと、

もっと自分を成長させたくて、

このタイミングでこの病気になる事を計画したに違いない。


・・・そう思ったら。


すごく、肩の力が抜けて、不安感などが無くなったのだ!


な~んだ。

自分で自分に課したんだ。

誰のせいでもなく、自分で自分の為にしたんだ。


だったら、その試練を、楽しんでしまうしかないでしょう。


試練を苦しみながらこなすより、楽しみながらこなした方がいいもんね。



そう、

この本は、読むより前から思っていた私の思考法と

ほぼ同じような内容だったのだ!!!


。。。。。。。。。。。。。。。。。


この本と出会って数ヵ月後、

小児科の待合室で、娘が読んでいた本にもドキッとさせられた。


それは、メーテルリンクの「青い鳥」


私も、子どもの頃に読んだが、内容は大半忘れていた。


内容は、

チルチルとミチルが、幸福の象徴である青い鳥を探しに行く話。


結局、幸せの青い鳥は、家にいました、という話だが、

冒険の途中、いろいろな国に行く主人公たち。


最後に訪れたのは、「未来の国」


その国には、まだ生まれる前の子どもがたくさんいて、

すべての子どもは何かしらの運命を持って行かなければならない。


医者になる子や何かを発明する子など・・・

そして、病気を持って行く子も。



昔の童話なのに、まさに真実では?と思うシーンだった。


人間はみな、生れる前から運命を決めて、生れて行くんだね。

こんなに古い話にも書いてあったよ・・・。


じゃあやっぱり、運命は受け入れて。

そして、楽しんでしまいましょう(^_-)☆