42:期待できるかも~! | 脳幹出血患者☆松田のんが100%の日常を取り戻すまで

脳幹出血患者☆松田のんが100%の日常を取り戻すまで

焦点が合わない…歩く事も出来ない…箸もペンも使えない…
…42歳の主婦を突然襲った「脳幹出血」…
発病から12年が過ぎ、13年目の闘病生活へ突入。
穏やかで充実した毎日を過ごしています。
生きている事に感謝!人生は楽しまなくっちゃ!!

2012年4月26日(木)


気持ちの良~い目覚め~:*:・( ̄∀ ̄)・:*:


入院してから、こんなにぐっすり眠る事

出来たのは、初めてかもしれない。


ナースコールの鳴らない夜中が、

こんなに平和だなんて・・・。感激!(^O^)!


偶然にも、高級な個室にいさせてもらった事は、

本当の意味で自分の身体と脳を癒す事が出来たと思う。


奇跡の脳の作者ジル・ボルト・テイラー氏も言っていたが、

脳卒中患者には、やはり睡眠が一番大事なんだと、

身を持って経験した。


。。。。。。。。。。。。。。。。。


朝食にステキなパンが出た。


黒糖味?のような食事パンなんだが、今までこんなパンが

食事に出てくる事は無かったから大感激!


私、パンが好きなの~!超嬉しい~o(^▽^)o


前の病院も食事自体は、決して不味くはなかったのだけど、

もう飽き飽きしていたのだ。

しかも、刻み食だったから、見た目もイマイチだったし。


ここに来てからは、刻み食をやめてもらった。

なんとか、がんばって食べてみたい!


やる気だけはあったし、気分も変えてチャレンジ。

でも、お箸は使えないから、毎度フォークなんだけど・・。


食事は、私一人だけが、あまりにも若くて、

異物感ありありではあるが、

まわりのおばあさま達は、なんとも楽しそうな雰囲気だった。


皆、症状が違うから、食事内容も違う。

まわりのおばあさま達の食事は、

フルーツが生のもので羨ましかった。


私は、缶詰めのフルーツが多かったな~。


前の病院でもそうだったから、もう缶詰めフルーツは

見たくないぐらい好きじゃなくなっていた。


それでも、前の病院よりは種類が多い。


食事がおいしいと、本当に本当に嬉しいし、

モチベーションアップするよо(ж>▽<)y ☆


う~ん、期待出来るかも、この病院。


。。。。。。。。。。。。。。。。。


この病院でのリハビリは、365日毎日ある。

盆も正月もゴールデンウィークも・・・毎日だそう。


私は、一日に4回のリハビリが組まれていた。


PT(理学療法士)で、1時間のと40分の。

OT(作業療法士)で、40分のを2回。

合計3時間。


それ以外に朝昼晩の食事を皆さんと取る。

PT・OTの時間割は毎日違う。


・・・結構、ハードだ(゚_゚i)


。。。。。。。。。。。。。。。。。


この日は、OTのKさんに初めて会った。


Kさんは小柄な方で、手もわりと小さい。


私、とっても肩がこってるんです~と言うと、

その小さな手で、肩を優しく揉みほぐしてくれた。


OTにこんな事されるの、初めて( ̄□ ̄;)!!

えっ?いいの?これってリハビリ???


 松田さんは焦点が合わなくて首を動かさず、

 肩をすくめているでしょう~。だから、肩がこるのよ~。


えっ、ああ、そうなんだ!

そうか、寝てばかりだからこっているのかと思っていたよ~。


 じゃ、明日も肩ほぐそうね~(^O^)

と軽やかに言いながら、Kさんは去っていった。


。。。。。。。。。。。。。。。。。


午後からは、入浴の評価というのがあった。


OTのAさんと一緒にお風呂へ。


普通の家庭にあるようなお風呂。

なんと、浴槽にお湯が張られている。


やった~!一ヶ月半ぶりの浴槽だぁ(〃∇〃)


評価、と言われていたので、

これはテストなんだと思って、すごく意識して入った。


服を脱ぐ動作、ドアを開ける動作、蛇口をひねる動作・・・


特に気を付けていたのは、浴槽に入る時。

健常左手で手摺をつかまり、健常の足から入る。


前の病院のOTのリハビリでやっていた「またぐ動作」

リハビリが、すごーく役に立った。

ありがとう、急性期病院のS先生~!


以前の恐怖に感じたお風呂とは全然違って、

全然怖く感じない。


汗びっしょりになってしまったAさんからも、

ちゃんと意識していてバッチリ!

ひとりで入ってOKの評価をいただいた。


ヤッタ~!!(*^.^*)

これからは週に三回

ひとりで浴槽のお風呂がOKになったよ!


。。。。。。。。。。。。。。。。。


食事、お風呂、個室でゆっくり眠れる事。


どれをとっても、申し分ない感じ。


この病院に来て二日目。

あんなに行きたくない~と思っていたのに、

なんだかすごく良いところに来たような感じがしていた。