No.633 逆光 | NPO法人NMA

No.633 逆光

平沼@NMAです。


冷え込む日が多く、冬の到来を感じる季節になりました。空気も澄み、今日も
白く雪を被った富士山を遠くに見ることができました。


さて、私の通勤路は東西に通じており、朝は東へ車を進める形になります。
そのため、陽の位置が低いこの時期から春を迎えるまで晴れた日は、逆光で
とても眩しく、前方が見にくくなります。


それ故、毎朝、車に乗り込む前に夜露に濡れた窓ガラスの乾拭きが日課として
欠かせません。窓についた水滴や汚れによる逆光の乱反射を防ぐためです。
走行中はもちろん、サンバイザーを降ろし、サングラスを掛けています。
それでも差し込む陽で前方が見えにくい場所が日によってはあります。
そのような場合は、前方だけでなく周囲にも細心の注意を払い、スピードを
落として通過するようにしています。


「前が見えない目隠しの状態で車を進めることは危険」であることは、運転される

方ならば誰もが理解できることと思います。
しかし「事故を起こさない」ためには「突然、見えなくなったらどうするか?」まで

意識する必要があるのではないでしょうか?


一昨日、栃木県で登校中の幼い姉弟が「(朝日が)逆光で2人が見えなかった」と

5mもはね飛ばされる悲しい事故がありました。
毎日新聞の記事によれば、事故の起きた道路は幅4m程、車線やガードレール、
歩道もない道で速度超過で走る車が多かったそうです。

そのような道で速度超過はおろか、逆光で前方が見えないにも関わらず、速度を
落とすことなく、走行を続けることが如何に危険なことであるか、事故を起こした
ドライバーだけでなく、その道を利用するドライバーの多くは想像していなかった
のではないかと思わざるをえません。


「事故など起こすものか!」という強い意識を持たなければ、ドライバー誰しもが
不幸な事故を起こす可能性があります。
このブログをお読みいただいている皆さんには、ぜひ、強い意識を持ち、それを
日頃の運転に活かしていただきたいと切に願う次第です。

NPO法人NMA ~No More Accident ~