No.620 断る勇気 | NPO法人NMA

No.620 断る勇気

西村@NMAです。また飲酒運転に絡む悲しい事故が


起こってしまいましたね。


愛知4人死亡事故、乗用車が飲酒運転



飲酒運転の乗用車が大型トラックと追突して、4人が死亡、

そのうち2人はまだ4歳と3歳の幼児という、とても痛ましい

事故でした。



この事故に関して、一番悪いのは当然飲酒運転していた

ドライバー本人ですが、同時にこの幼い子どもの母親

は何をしていたんだろうか?という素朴な疑問がわき起こり

ます。


このドライバーの遺体からは

「血液1ミリ・リットルあたり1・95ミリ・グラムのアルコールが検出」

されたとのことですが、このアルコール量はかなり飲まないと出ない

数値ですので、母親がまさかドライバーが酒を飲んでいたのを知らな

かったということは考えにくいです。


これだけの量のアルコールを摂取しているドライバーの車にどうして

同乗したのでしょうか?


もうすでに福岡の痛ましい飲酒事故から、飲酒運転の功罪がこれだけ

叫ばれている中で、どうして幼い我が子を酔っぱらいのドライバーの

運転する車に乗せてしまったのでしょうか?


しかも死亡した4人ともシートベルトも締めていなかったとあります。

もちろんチャイルドシートもありません。

これでは自ら死を選んでいると言われても仕方ないかもしれません。




ドライバーがこの知人の女性を家まで送る途中での事故だった

みたいですが、送ってもらうことを断ることはできなかったのでしょうか。

何も考えずに単に送ってもらっただけならこの母親は言語道断ですが、

もし、断ろうにも断ることができなかった上での事故であるなら、これ以上

痛ましい話はありません。



飲酒運転をさせないためにも

断る勇気


乗らない勇気




これが必要ではないでしょうか。



いろんなシチュエーションで断りにくい場面もでてくるかも

しれませんが、事故が起こってしまってから後悔したのでは

遅すぎるということを忘れないでください。





NPO法人NMA ~No More Accident ~