No.568 ブリヂストン タイヤセーフティードライビングレッスン | NPO法人NMA

No.568 ブリヂストン タイヤセーフティードライビングレッスン

やだ@NMAです。

20060912-yada

みなさんは日頃からタイヤの空気圧や残り溝のチェックをしていますか?

先日のことですが、那須塩原市でブリヂストン タイヤセーフティードライビングレッスン

(無料)に参加して、空気圧や残り溝の重要性を再認識してきました。


今日はそこで勉強してきたことを交えて書かせていただきます。


このレッスンでは同じ車種の車を2台用意して、タイヤの空気圧や残り溝、銘柄をかえた状態を運転し比べて肌で体感することができます。

スラロームや8の字旋回、急ブレーキ、ウエット路面、ハイドロプレーニング体験、

定常円旋回などです。


タイヤは車が路面と接する唯一の部品で、走る、曲がる、止まる、衝撃を緩和するなど

大切な働きをしますが、日頃のメンテナンスで忘れがちなところだと思います。

タイヤは適切な空気圧と十分な残り溝が確保されていないと、本来の性能を発揮できず

危険な状態になってしまうことさえあります。


通常の使用で約 8 ヶ月何もしないと適正空気圧の半分になってしまうと言われています。
ここまで空気圧が低下しますと、全体的に操作感が重たくなり、旋回するときにはハンドルを

多く切らないとならないようになります。また、変磨耗を起こしてタイヤの寿命を縮めてしまったり、

抵抗が増える分燃費などいろいろな弊害がおきます。


高速道路でバーストした車をたまに見かける事がたまにありますが、殆どの場合空気圧の

管理が行き届いておらず、空気圧の低い状態で高速走行をしたためにタイヤが破損してしまう

ものが大半です。

じつは私も若い頃にこれを経験したことがあるのですが、バーンという音と共に車は

大きく振られ大変怖い思いをしました。私の場合幸い事故にも至らずに結果的に良かったのですが、

バーストが原因の惨事も多いようです。


タイヤのスリップサイン(残り溝1.6mm)は法的にこれ以上磨耗したタイヤは使用してはいけない

という意味で、残り溝 1.6mm までは安全だということではありません。

ちょっと激しい雨が降ればよく目にする、水深 2mm のウエット路面でタイヤの残り溝 7mm と、

2.4mm の車体で停車するまでの距離を比較しました。
時速80キロからフルブレーキングで、残り溝 7mm と 2.4mm で制動距離に 11m もの差が出ました。

これがもしスリップサインの1.6mmだとどうなってしまうのか、考えてみるとちょっと怖いですね。


これらの事からタイヤは適切な空気圧の管理が必要で、なるべく磨耗したタイヤを使用しないことが

望ましいのですが、経済的な理由などから毎日タイヤを新品に換えるようなこともできません。

ドライバーはタイヤの状態を意識して、雨天時のスピードをおさえるなどの運転を心がけることが

事故防止に役立つのではないかと思います。


今回のレッスンは様々な条件で比較し体感する事で安全に対する意識を上げていく事できた

大変有意義なものでした。


NMA としてこういうイベントを開催する!というのが私の目標ですが、、、、、


みなさまも機会が有りましたらこういった講習に参加してみては如何でしょうか?

これからもこういうイベントがありましたら情報展開をしていきたいと思います。


NPO法人NMA ~No More Accident ~