No.555 古い車と新しいシート | NPO法人NMA

No.555 古い車と新しいシート

浅川@NMAです。


初夏に友人を通じて、足車としてセダンタイプの車をもらいました。

16年落ちの古い国産車です。


乗ってみると、技術や常識の進化を感じました。

今の時代セダンならリアシートも3点式ベルトが装着されていると思いますが、

この時代は2点式です。


私には二人の幼児がいますので、チャイルドシートは2つ装着が義務付けられています。

もちろん法的な面だけでなく、安全面からして2つ装着しています。

複数車は所有しているのですが、そのすべての車で2つ装着しています。


今時のチャイルドシートは、3点式シートベルトを前提としているため、

今回の足車のように、古い仕様の車には合わないという事が判明しました。


考えたあげく、2点式でも固定できそうな物をリアに1個装着して、

3点式でないと固定できない物は、助手席に設置しました。

本来助手席には置くべきではありませんが、他に設置場所が無いのです。


助手席は今の時代、運転席と同じに、エアバッグの対象となっています。

よって通常であれば、チャイルドシートは装着してはいけません。


しかし車が古いと、助手席にエアバッグなど無いため、

今回はやむを得ず助手席に装着した次第です。


勉強になったのは、安全面からしてチャイルドシートは新しい物を使うべきだと思います。

強度等が進化していますので、小さい子を守る意味で、新しい物が理想だと考えます。


しかしながら当然その新しいチャイルドシートは、新しい車での装着を想定されていますので、

今回の私のようなケース、古い車に付ける場合は、注意が必要です。


時代の相場という中では起きない問題も、相場から外れると問題化してしまう事例として、

今回は考えさせられました。


自動車そのものが、「動く」という時代から、「安全に動く」という風に変わった事も、

あらためて実感した次第です。



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