No.68 JR福知山線列車脱線事故で思うこと | NPO法人NMA

No.68 JR福知山線列車脱線事故で思うこと

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森村@NMAです。

25日に発生しましたJR福知山線の列車脱線事故は、死傷者567人にも及ぶ大惨事となりました。
事故で亡くなられた方のご冥福をお祈りするともに、事故に遭われた方、関係者の方々にお見舞い
申し上げます。


JRを利用する時に乗る路線で、身近ゆえまだショックが醒めません。事故に遭わなかった私でさえ
こんな状態なので、事故に遭われた方の心中を察すると・・何とも言えない悲しい気分になります。
早く皆さんが健やかな、安心した状態に戻れますように。。

事故原因が徐々に調べられていってますが、原因の一つに「運転士の焦りらしきによる、
スピード過多でのカーブへの進入」が挙げられていますよね。
これは私達の普段の生活で、車を運転している時に十分起こりえる状況だと思いました。

急いでいるので、いつも以上にスピードを出して運転、その為急ブレーキ、急ハンドル操作になる。
それは、今まではたまたま事故にならなかっただけかも知れません。

今回の事故で、二輪免許取得時に教習所の教官に
「加減速が出来ていない」と度々注意されたことを改めて思い出しました。

そのカーブ、道の状況に合ったスピードの出し方、ギアチェンジが理解できていない!
それ故、スピード過多でカープを曲がろうとして、怖いと思い、ブレーキをかけたり
ギアチェンジをしようとして危険な目に遭おうとしている。
または遅すぎてバイクが不安定になり・・運転手が怖いと思いそれが運転に出て、
目線が近くなり、余計に不安定になる。


カーブの走行は、「カーブに入る手前までに、適したスピードに減速し、適したギアに
チェンジするのを終了させる」 
これが大原則だと言われ続けました。

バイクの運転に限らず乗り物の運転は、技術ももちろん、運転手の精神状態にも左右されますよね。
事故を起こした運転手さんの心境は、減速することを忘れるくらいに切羽詰っていたのでしょうか・・・。

どんな状況でも「安全運転」を忘れず、焦らず運転して行こうと、今回の事故で改めて誓いました。